ネタバレ【エージェントオブ シールド6】あらすじを最終話まで。シーズン1から時系列もおさらい

映画「アベンジャーズ」のスピンオフドラマ「エージェント・オブ・シールド」もシーズン7で完結すると発表されています。

キャストについてはこちらから。

ドラマ【エージェントオブ シールド6】最終話までネタバレあらすじ。シーズン1から時系列もおさらい

ここではシーズン6のネタバレと抑えておきたいキーワードさらに、今作がマーベル映画・ドラマのなか(マーベル・シネマティック・ユニバース。通称MCU)でどの時系列にいるのかについて解説しています。

シーズン6の冒頭のシーンは2018年で、その一年後の2019年が「シーズン6」の時間軸の主な舞台、そして、なんと最後のシーンでは1931年のニューヨークが登場。

これは同じくABC制作のドラマ「エージェント・カーター」につながる可能性があり、シーズン7にはダニエル・スーザ役のエンヴェア・ジョカイの出演が決まっています。

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是非ドラマ「エージェント・カーター」も振り返ってみてください。

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シーズン6放送中・前・後の公開映画(物語の進行の関係性)

ドラマ「シーズン6」の放送期間|2019年5月10日〜2019年8月2日(アメリカ本国放送)(日本放送は2019年12月7日~ Dlifeにて)。

以下、マーベル 映画とドラマの世界の最速公開・放送期間です。

2017年11月3日「ソー:バトルロワイヤル(ラグナロク)」
2017年12月1日〜ドラマ「シールド Season5」
2018年2月16日「ブラック・パンサー」→シールド season5 #10と#11の間
2018年4月25日映画「アベンジャーズ:インフィニティ ウォー」→シールド season5 #18と#19の間
2018年6月28日映画「アントマン・アンド・ザ・ワスプ」
2019年3月6日映画「キャプテン・マーベル」
2019年4月24日映画「アベンジャーズ:エンドゲーム」(劇中では→2018年と2023年)
2019年5月10日〜ドラマ「シールド Season6」(劇中では2019年→1931年)
2019年6月28日「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(劇中では2024年夏)

シーズン1,2,3,4,5,6までのあらすじ、概要

シーズン1|優秀なハッカー、スカイ(クロエ・ベネット)が両親のことを知ろうと「シールド」へ入ることを決めたことから始まり、シールドの古参エージェントのギャレット(ビル・パクストン)がヒドラであり、その弟子がウォード(ブレット・ダルトン)であることが判明。さらに、超人的な力を得る「デスロック計画」に関わる異星人の血清「GH325」が、映画「アベンジャーズ」で死去したはずのコールソン(クラーク・グレッグ)の「生き返り」の秘密だったことも判明。映画「キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー」や「マイティ・ソー:ダーク・ワールド」の公開をはさみ、関連したエピソードもありました。実は、シーズン5で登場する「グラヴィトニウム」も、第3話で登場していました。

シーズン2|スカイ(のちのデイジー)とレイナがインヒューマンズであることが判明。中国で暮らすインヒューマンズの集落「アフターライフ」も登場。デイジーの両親が登場し彼女の過去と、インヒューマンズという種族について掘り下げられたシーズンでした。そして、コールソンの中の異星人の血が騒ぎ、謎の地図を書き始めることに。さらに、メイ(ミンナ・ウェン)が「トラウマ」として抱える「バーレーンの騎兵隊」の謎もそれに関連することでした。クリーが支配する世界が舞台のシーズン5の前に見直すべきシーズンと言えます。映画「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」の公開と連動し、映画でソコヴィアから人々を輸送した巨大飛行船がドラマ内では「シータプロトコル 」として描かれました。映画では空でヒーローたちの戦いが繰り広げられていましたが、コールソンたちシールドは、船の中で最終決戦を戦っていました。そして最後は衝撃の「モノリスに飲み込まれるシモンズ」でエンディング!

シーズン3| シモンズ(エリザベス・ヘンストリッジ)がいたのは謎の星。この体験から、ヒドラが、彼らが崇拝する「ハイヴ」という存在に生贄を捧げるために「モノリス」を利用していたことが判明。実は映画「アベンジャーズ」にもシルエットで登場していたギデオン・マリック(パワーズ・ブース)がハイヴをかくまい、瀕死のウォードの肉体を与えて菌によって人々を殺害することを計画。この際にデイジーの彼氏リンカーン・キャンベル(ルーク・ミッチェル)が死去。これが、シーズン4でデイジーがシールドから離れる原因となりました。シーズン3の中では映画「アントマン」や「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー」とクロスオーバー。第20話が「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー」の後という設定。ボビー(エイドリアンヌ・パリッキ )&ハンター(ニック・ブラッド)の二人がシールドから離れることを余儀なくされ、中盤頃からエレナ”ヨーヨー”(ナタリア・コルドヴァ・バックレー)がシールドメンバーに加わりました。
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シーズン4| 「ソコヴィア協定」でこれまで以上に厳しい目を向けられることになったインヒューマンズたち。「シークレットウォーリアーズ」の結成もうまくいかず、最愛の人を亡くしたデイジーはシールドから離れ、一人で闇組織を追跡するようになり、コールソンはシールド長官を退き、インヒューマンズを長官に推してシールドは公の組織として存続。前半は悪魔の書「ダークホールド」による「無から生命を生み出す」力に取り憑かれたものたちの話、後半はその「ダークホールド」の知識を得たアンドロイド「エイダ」が不死の生命を造ることを阻止しようとするシールド。しかしそれは世間には理解されず、最終的には悪者扱いされてしまいます。マックとヨーヨーが劇中でも話題にしていましたが、これまでのロボット映画同様、アンドロイドが混乱を引き起こすということが描かれ、そこに仮想現実という技術が密接に関わっていることが新鮮でした。
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シーズン5| 人間を観察することが仕事のクロニコム種族の「イノック」によって2091年に飛ばされたシールドのコールソンチーム。73年後、地球はマグニチュード12.8というクエイクの力により真っ二つに破壊され、地球人たちは、クリー人カサイアスの支配下で奴隷のような生活を強いられていた。ロビン・ヒントンの予言を信じるヴァージルなど一部のものたちの間ではコールソンたちがこの人類の危機を救うと言うことが信じられていた。インヒューマンズのフリントの力で2018年の地球に戻ったコールソンたちは、ヘイル准将などヒドラが宇宙人種族の「同盟」と取引していることを知る。地球滅亡の危機をかろうじて回避したコールソンチームだったが、ゴーストライダーとの取引で死期が近いコールソンにかわり、マックが新たなシールド長官となり、新たなスタートを切る。その頃、最後の戦いで致命傷をおったフィッツは、低温凍結を施され未来に送られていた…。
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シーズン6|シールドの前に、コールソンと全く同じ顔を持つ「サージ」と言う謎の人物が現れ、サージと同じ「肉体を持たない種族」で、星を滅ぼして回っている「アイゼル」は地球を破滅させようとしていた。サージは「三つのモノリス」が爆発した際に時間と空間を超えて生み出された「コールソンとDNA構造の全く同じ別人」だった。アイゼルは同胞たちにも「肉体」を与えようと、シュライクたちを人間たちに宿らせ「宿主」を作り、中南米の寺院で「三つのモノリス」を共鳴させ、同胞たちを地球に呼び寄せ、彼らに肉体をもたらせようとしていた。その危機に気づいたイノックはジェマとフィッツにある案を提案する。それはエンパイアステートビルが一番高かった過去(1931年頃)に戻り、やり直すこと、そして、シールドのことを誰よりも知るコールソンを、クロニコムのテクノロジーとLMD(レイフモデルデコイ)によって蘇らせることだった…。


第1話「欠けたピース Missing Pieces」

フィッツはイノックの管理下で、2091年まで低温凍結カプセルの中で宇宙を周遊するはずだったが、その途中、謎の宇宙船に破壊されてしまう。その頃ジェマ、デイジー、パイパー、デイヴィスの四人はフィッツを探すためにすでに一年を費やしていた。ジャンプできる回数も少なく地球へ戻るべきと考えるデイジーたちだったが、ジェマはフィッツの船の残骸に残された低温凍結カプセルの中のフィッツが残したメッセージに気づき、デイジーたちに無断でフィッツを追うためにジャンプドライブを使ってしまう。その頃フィッツはシヴィア人になりすまし、ヴィロの船に潜り込みエンジニアとして働いてた。
マックを新たな長官としていたシールドは、「穴だらけのバス」「砂漠の中の凍った湖」「壁に飲み込まれたままの男」などの対処に奔走し、壁に飲み込まれた男のいう「パチャクティク」という謎の言葉など、不思議な現象を追う中で、それがレイライン上で頻発していることを突き止め、インディアナ州マンシーの自然史博物館へ向かう。そこに現れたのはコールソンとまったく同じ姿をしたサージという男で、彼は、パックス、ジャコ、スノーフレークという仲間たちを引き連れて行動していたが、彼らの目的は謎に包まれていた。

第2話「開いた扉 Window of Opportunity」

メイがスカウトしシールドの研究職として働き始めたマーカス・ベンソン博士の調べで、サージとコールソンのDNA情報が完全に一致することが判明する。さらに壁に飲み込まれた男の「整体ハードドライブ」の映像から、サージたちが星を滅ぼしていると推測するマックたち。サージとコールソンが同一人物であることに困惑するシールドチームの面々だったが、サージたちが宝石店に押し入っていることがわかり、メイやヨーヨーたちは現場へ向かう。
サージたちは彼らが「PEG」と呼ぶ「クリスタル・水晶」を手に入れ、ワープができる彼らのテクノロジーで現場から逃走。透明化され見えなくなっていたサージたちの拠点となるトラックを発見したメイだったが、サージがコールソンの姿と全く同じだったことに動揺している間に逃げられてしまう。 その頃、ナロ・アツィア星近くでヴィロの船を乗っ取り、残されたクルーたちの安全を第一に考えたフィッツとイノックは、職を求めてキットソン星へ向かうが、時を同じくしてキットソン星に来ていたジェマとデイジーたちとニアミスし会えずにいた。

第3話「惑星キットソンの夜 Fear and Loathing on the Planet of Kitson」

クロニコムのハンターであるマラカイは「宇宙に介入した罪」を犯したフィッツとイノックを標的にする。マラカイの襲撃に遭うデイジーたちは、そこでフィッツが指名手配されていること、そして入国管理官・プライスからは、フィッツがキットソン星にいることを教えられる。 ジェマやデイジーたちがナロ・アツィアで入国管理に足止めされていた頃、フィッツとイノックはキットソン星でボイルとトードにザンダー星の珍味カタツムリを売ったチップをもとに、この星の賭博場「ゲームハウス」で資金を稼ぐことになる。最初はうまくいっていたものの、ポーカーのようなギャンブルで騙されて全財産を失うフィッツたち。二人は確実に勝つために、フィッツ自体を担保としてチップを手に入れ再びギャンブルを始める。
順調に勝ち進んでいたがイノックは突如「強制停止状態」になり、フィッツたちは「ゲームハウス」で囚われの身となってしまう。閉じ込められた部屋から脱出したいフィッツたちは、クレぺトリア人の血液の成分の硫黄を利用して脱出に成功。脱出してすぐにジェマと再会するフィッツだったが惑星間搬送ディスクで突如現れたマラカイに連れ去られてしまう。 その頃地球でサージたちは、手に入れた「PEG(クリスタル)」を利用し「シュライク検出器(The Shrike Detector)」を空に撃ち地球の大気にセンサーを張り巡らせ、シュライクが宿った宿主を探しに向かおうとしていた。

第4話「コード・イエロー Code Yellow」

シールドと別れてから、「フレームワーク」のテクノロジーをもとにした仮想現実ゲームを始め、アメリカで起業しIT長者となっていたディーク。 宿主を追っては殺害していたサージたちは、「地球人ではない」ことからセンサーに表示されたディークを殺害に向かう。ディークの会社に潜入していたシールドエージェントのカーンはサージたちに襲われている状況を「コードイエロー」と判断。こうしてマックとメイが応援に駆けつける。ディークはボバティーを買いに行ったまま状況を知らない恋人セコイアを守るために現場に戻る羽目に。マックと合流したディークたちは、「レモラスバスター」のテクノロジーなどを利用してパックスとジャコを捕えるが、単独行動をしいたメイはサージとスノーフレークに捕まってしまう。
サージたちが標的としていた宿主の遺体を解剖してシュライクを調査していたベンソン、ヨーヨー、ケラーだったが、宿主に刺さっていたナイフを抜いた際に逃げ出した「シュライク」を探している最中に、ケラーの口にシュライクが飛び込んでしまう。前例がない中、ベンソンもなす術がなく、ケラーは結晶化が始まってしまい、ヨーヨーはやむをえず「ナイフ」でケラーと彼の中のシュライクを刺し殺す。

第5話「夢と悪夢 The Other Thing」

コールソンとの最後の日々を思い出していたメイが目覚めたとき、目の前にいたのはサージ。サージからの「通過儀礼」としてシュライクの宿主と戦ったメイ。その戦いの中でメイは「ナイフ」の原理を知り、さらにサージたちが「パチャクティク」と言うモンスターが星を滅ぼすのを止めようとしていることを知る。
イノックの元上官のアタラはデイジーたちとイノックがいる宇宙船に乗り込んでくるが、その目的はアイゼルによって滅ぼされた故郷の星を破壊される前に戻す「タイムトラベル」技術を復元することだった。強引なやり方に意見を異にするイノックとアタラだったが、イノックが「タイムトラベル装置を作ることができる可能性があるのはフィッツだけで、彼の動機はジェマ」と言ったことから、ジェマとフィッツは「タイムトラベル装置」の研究のために、アタラたちクロニコムに捕らえられてしまう。
その仕事ぶりから周囲に不信感を持たれていたベンソンだったが、ケラーの遺体からの調べて「シュライク」と「ナイフ」の原理が「グレーのモノリス」に似ていて、それが「生と死」を司っていることを突き止める。こうしてベンソンは、シールドがモノリスを発見したユカタン半島とインカ帝国のあった南米に向かうことになる。 そんな最中、デイジーとパイパー 、デイヴィスがおよそ一年ぶりにライトハウスに帰還し喜ぶマックたち。そこに、メイがサージを捕らえたと言う連絡が入る…。

第6話「マインド・プリズン Inescapable」

アタラたちによって大脳融合装置にかけられ、タイムトラベル技術を作るように指示されるジェマとフィッツ。二人の記憶が共有状態にある中、フィッツは初めてジェマにプロポーズの言葉を伝える。すでにフィッツが一度死んでいる事実を目の前にいるフィッツに伝えていないジェマは、ジェマの少女期(7歳と6ヶ月)になり心を閉ざしてしまう。その後、フィッツは、ジェマとの記憶の共有をする中で、フィッツ自身が「地球破滅のループ」を破壊した結果、一度自分が死んでいたこと、そしてすでにジェマにプロポーズして挙式をあげ結婚指輪を交換したこと、さらに、コールソンがすでに死去していることなどを知る。
初めて仲良くなった夜、レオポルドの悪夢、ジェマが「悪意を閉じ込めているオルゴール」とその化身である「イド・シモンズ」、コールソンに呼ばれてシールドの現場に初めて誘われた時のことなど、過去の体験をする二人。大げんかした二人だったが、最終的に現実に戻り、タイムトラベル技術をアタラたちには教えないという決意をする。
ジェマとフィッツ が脳死になることを危惧するイノックは、苦心の末に”大胆な行動”をとりアタラたちを倒し、ジェマとフィッツを助け出し、「惑星間搬送ディスク」で逃げる。 マックはデイジーからジェマとフィッツが生きていることを知り喜んでいたが、クロニコムの星を滅亡させたと思われるサージがいることをデイジーに伝える。

第7話「サージの預言 Toldja」

「惑星間搬送ディスク」でキットソンシティの「ゲームハウス」へ戻ったジェマとフィッツ、イノック。しかし、客の一人に惑星間搬送ディスクを使われてしまい、「宇宙的なお尋ね者」として困難な状況は続いていた。ミスターキットソンに呼び出された結果、かつて「ゲームハウス」でイノックを騙し、一番の売れっ子娼婦を拐おうとした罪に問われているウェインと共に断頭台にかけられることになった三人だったが、そんな窮地の三人を助けたのはアイゼルだった。アイゼルは三人と共に地球へ行きたいと考えていたが、船がないために、フィッツの提案でボイルとトードが所有していたヴィロの船を再び乗っとることになる。そこで任務は終わったと言うイノックとは別れることになるジェマとフィッツは、アイゼルと船のクルーたちと共に地球へ向う。
一方ライトハウスではサージとスノーフレークの取り調べが進められていたが、シールドエージェントたちは、サージの姿に激しく動揺する。「今日の終わりには俺が上に立つ」とマックに宣言するサージだったが、サージ自身が「なぜコールソンと似ているのかわかっていない」ことから、マックはこのことを突破口としてさらに尋問を進める。フィッツが死んだことを教えてくれなかったことに怒りをあらわにするディークは「シュライク追跡装置」を修理を始める。その中で具合が悪いと思われていたジャコの「口から炎を吐く攻撃」を受けるが、かろうじてデイジーのパワーで助けられる。 ディークの修理した装置によってアイオワ州で宿主を二人捕らえ護送していたゼファーワンだったが、その途中にシュライクの宿主同士が共鳴を始めてしまう。その対処法を聞き出すためにサージと取引したマック。シュライクは冷却することで共鳴を止めることができたが、それと引き換えに、サージにサージの部下たちと彼のトラックを引き渡すことになる…。

第8話「衝突コース(前編) Collision Course Part One」

ジャンプドライブを修理し太陽系まで到達したフィッツ、ジェマとアイゼルたち。アイゼルは自らのシュライクを利用してフィッツとジェマ以外のクルーたちを宿主へと変化させていた。そのことを知らない二人は、アイゼルが探しているものが何千年も前に盗まれた「ディアラス(モノリス)」と言うもので、ディアラスを探す中でクロニカ2号星に行ったがアイゼルのクルーもその星も破壊された(実際にはクロニカ2号星を破壊したのはアイゼル)という話を聞く。ディアラスはアイゼルの故郷で「命をつなぐため」に作られたが、早く見つけないと地球も滅ぼされてしまうと、アイゼルは二人に話す。
その頃地球では、サージのいう「ビースト=アイゼル」の地球破滅計画を阻止するため、サージ、スノーフレークと、メイ、デイジー、ディークたちは、サージのトラックでアイゼルが「塔」を立てようとしている現場に向かっていた。クロニカ2号星ではあと一歩のところで逃げられたが、今回は、絶対に成功できると話すサージ。しかし、とどめを刺す方法が「剣で殺す」ということを知ったデイジーたちは、彼の行動を疑い始める。サージの狙いは直径300kmのほどのクレーターができるトラックに仕込まれている核爆弾で、シュライクが集まり立ち始めた「塔」に突っ込むことだった。
時を同じくして、マックとヨーヨーは南米に調査に行っていたベンソンからの報告により、インカの古代遺跡の壁画にアイゼルと思われる絵が彫られていることを知る。 サージがトラックからワープしてゼファーワンで捕まっていたジャコとパックスに合流した頃、デイジーたちはトラック内で爆弾を発見する。
その頃イノックはライトナー星にいた同胞のイザイヤと連絡を取り、クロニコム復活に向けて行動を起こし始めていた。イノックの裏切りにあったマラカイたちは、大脳融合装置を利用してジェマとフィッツたちシールドの襲撃を始めようとしていた。

第9話「衝突コース(後編) Collision Course Part Two」

サージがゼファーワンにワープし、シールドの制圧を目論んでいた頃、シュライクたちの「塔」に向かっていたトラックの中で見つけた核爆弾はデイジーの能力によって爆発を回避することに成功する。トラックが「塔」に衝突し破壊したことから、アイゼルたちは計画がバレたと思い、地球を離れて宇宙へ引き返していく。アイゼルの船にいたジェマとフィッツはアイゼルに「計画をばらした」と疑われ、武力で逃げることになる。ヨーヨーがジャコを説得したことから、ゼファーワンを取り戻したマックたちは、ジェマとフィッツを救出するため、クインジェットでアイゼルの宇宙船へ乗り込む。無事二人と合流し、その後、ジャコが持っていた「ワープテクノロジー」でデイジーたちのいるトラックへ戻り、再会を果たすシールドのメンバーたちだったが、ジャコは核爆弾を持ち一人でアイゼルの宇宙船に戻り、自爆することでアイゼルたちを滅ぼすことになる。
こうして問題が解決し、シールドのエージェントたちにも久しぶりにの休息の時が訪れる中、マックとヨーヨーもヨリを戻すことになる。そんな最中、メイはサージのいた牢に向かい、無残にも至近距離でサージに銃弾を浴びせるのだった…。

第10話「乗り移る女 Leap」

メイがサージを撃ったことに動揺するマック率いるシールドの面々。取り調べを進める中で、エージェントの何人かが一時的に記憶がなくなっていることが判明し、アイゼルが乗り移っていることがわかってくる。最終的にマックの身体をのっとったアイゼルは、三つのモノリスの力を閉じ込めている装置を入手し、ヨーヨーの体に入ったまま、マックとともにゼファーワンから逃げていく。
この際のサージとアイゼルの会話から、彼らが元々は「霊的」なお化けのような存在だったが、ライトハウス内で起こった「三つのモノリス」の爆発がきっかけで、霊的な存在だった「パチャクティク」に「コールソンの人格」が入り込み、肉体を持った「サージ」として誕生したことが明らかになる。そして、サージは、コールソンが持つ善良な部分と、パチャクティクが持つ悪なる部分に引き裂かれていたのだった。もともと肉体を持たないアイゼルたち二人が、三つのモノリスの爆発をきっかけに肉体を持ったように、他の同胞たちにも「形」を与えるために、ディアラス=モノリスを発動させる必要があるというアイゼル。自分の一部が「霊的な悪魔」であるということを受け入れられないサージ。しかしその体は、明らかに変化が起き始めていた。

第11話「寺院へ From the Ashes」

サージに尋問をするメイとデイジーだったが、それぞれにコールソンにもう一度会いたいという思いを拭きれず、大胆な行動を取れずにいた。そんな中デイジーは、これまで読めていなかったコールソンからの手紙を初めて読んだことで、コールソンが死んだと確信し、目の前にいるサージを攻撃して、彼の中の「パチャクティクの力」を引き出そうと試みる。ダメージを受け、ついにサージの中にパチャクティクの力が芽生えるが、サージが持っていた「剣」でとどめを刺そうとするデイジーは、「ここにいる全員を殺してしまう、早く止めろスカイ!」というサージの中のコールソンの存在を確信する。こうしてサージはアイゼルを倒すためにシールドと行動をともにするようになる。
マックとヨーヨーに知略を使い寺院の場所を知っているベンソンを呼び寄せたアイゼルは、ベンソンに彼の亡くなった夫トーマスの幻影を見せ、情に訴えかけた結果、ディアラスを発動させることができる南米の寺院の場所を聞き出すことに成功する。一瞬の隙をついてベンソンだけを逃すことに成功したヨーヨーとマックだったが、アイゼルとともに儀式の場所に同行することになる。そこでマックとヨーヨーは、三つのモノリスの力が閉じ込められている装置をアイゼルが解放したことで、唯一「三つのモノリス」を復元することができるフリントを未来から呼び寄せてしまう。
その頃、大脳融合装置から様々なデータを入手したクロニコムの指揮官アタラは、クロニカ2号星を取り戻すことができる道筋を見出していたが、地球を占領しようとするクロニコムのマラカイたちの反逆にあい殺されてしまう。 同じ頃、シュライクを刺殺していた「ナイフ」の共鳴周波数に気づいたディークの発案で、アイゼルの「のっとり」からエージェントたちを守る装置の完成が間近となっていた。

第12話「合図 The Sign」

アイゼルに意識を乗っ取られたフリントは、三つのモノリスを完成させてしまう。シールドチームはマックたちが捕まっているインカの寺院の場所の特定に成功し、デイジー、メイ、サージの三人がアイゼルの元へ向かう。メイは「サージの中の悪だけを取り除くことができないか」と、コールソンを救い出す希望を持ち続けていた。 その頃、ディークは、秘密裏に進めていた「ジャンプドライブ」をジェマやフィッツたちに公開するが、そのことから、口論となってしまい一人、未完成のジャンプドライブを使って寺院に乗り込むことになる。ディークはアイゼルの「のっとり」を音声周波のバリアで無効化するリストバンドをマックやヨーヨー、フリントたちに渡し、救出することに成功。アイゼルに破壊された後にパイパーが復旧に成功したゼファーワンへ戻る。
そんな中、アイゼルの歌声と共鳴した三つのモノリスによって、「恐怖の次元」とのゲートが完成する。アイゼルのもとにやってきたメイとサージだったが、サージはアイゼルにとどめをさせずに、サージの中のコールソンとパチャクティクとの間で葛藤していた。アイゼルを殺すべきだと説得するメイだったが、サージの中のパチャクティクが勝ってしまい、メイはサージの剣で刺され「恐怖の次元」に送り込まれてしまう。 その頃、イザイヤと合流していたイノックだったが、イザイヤ自身も「配置換え」により、イノックの命を狙う「ハンター」に変わっていて、イノックはイザイヤに襲われてしまう…。

第13話「新たなる命 New Life 」

ゼファーワンと連絡をしていたライトハウスが突如通信不能になるが、それは、マラカイたちが地球をのっとるためにやってきたことが原因だった。マラカイはジェマとフィッツの記憶に入り込み、さらには、フューリーのツールボックスも手に入れ、シールドの全てのみならず、地球そのものを乗っ取ろうとしていた。自分たちの脳が乗っ取られたと気づいたフィッツ とジェマは、多くのエージェントの記憶が残るフレームワーク技術がある保管庫へ向かう。シールドの歴史のほぼ全てがあるコールソンの記憶をクロニコムに渡さないようにと、二人は、データを探しにきたクロニコムごと自爆しようと決意し、手榴弾を起爆させる。
そんな二人のもとにやってきたのは、イザイヤの姿形をしたイノックだった。こうしてイノックは二人の運命が激変するほどの「計画」を実行する…。
ゼファーワンに合流したデイジー、ヨーヨー、マック、ディークたち。メイを「恐怖の次元」に送り込んだサージとアイゼルの二人を阻止すべく再び寺院の中へ向かう四人。ゼファーで宿主と交戦する中でシュライクを飲み込んでしまったヨーヨーは、発作が起こりマックの首を絞めて殺そうとする。可能性が絶たれた中、「恐怖の次元」で息を吹き返し三つのモノリスの化身によって呼び寄せられていた「恐怖の次元」のアイゼルの同胞たちがやってくるのを阻止したメイは、現実に戻りアイゼルを背後からひと刺ししてアイゼルの息の根を止める。こうしてヨーヨーの中のシュライクも吐き出され、デイジーとマックの連携でパチャクティクを「サージの剣」で倒すことに成功。
直後にジェマと防具服を着たエージェントたちがやってきて、速やかにイノックの計画を実行に移すため、みんなをゼファーワンに帰還させる。 ジャンプドライブを備えた新たなゼファーワンは、新たな故郷を築こうとクロニコムが乗っ取ろうとしている地球を飛び立つ。
こうしてジェマの誘導でゼファーがジャンプした先は建設中のエンパイヤステートビルが世界で一番高かった頃のニューヨークだった。フィッツは別の何処かにいて、さらにデイジーとマックがジェマに導かれた先には、クロニコムの技術とLMDの技術を融合して作られた「最先端LMDコールソン」の姿があった…。