北欧系ユダヤ悪魔崇拝者のミスリード映画|ソー3 バトルロワイヤル(ラグナロク)ネタバレ2017

ここでは2017年に公開された映画「ソー/バトルロワイヤル(ラグナロク)」をネタバレでご紹介しています。MCU全体のネタバレもありますの、ご了承ください。

MCU内の現在地と現 実の出来事/タイムライン(劇中の時代設定)

今作の劇中の時間・時系列は「ソコヴィア事件から2年後」と言及され、2017年とされています。

そして今作の最後のシーンが、映画「アベンジャーズ/インフィニティウォー」の冒頭につながっており、2018年になっていると考えられます。

サカールの宇宙船「ステイツマン」に乗ってアスガルドを離れたソー率いるアスガルド人たちの最後のシーンの後が、映画「インフィニティウォー」の冒頭のシーンに直接つながっています。ステイツマンの前に現れた巨大な宇宙船が、サノスたちの宇宙船だったわけです。

2017年とされる出来事にはオーディンの死、ラグナロクによるアスガルドの崩壊がありますが、さらにドクター・ストレンジでは、至高の魔術師とされる「エンシェントワン」が死んだ年でもありました。

ところで映画「マイティソー」シリーズの元ネタとなっているのは「北欧神話」ですが、この神話はどこまでもキリスト教を冒涜する内容だということが、より明らかになりました。

ラグナロクとは、ヘラによる「死者の蘇り」のことですが、聖書に登場するイエス・キリストことが想起されます。

キリストが「蘇る」と言ったのはあくまで霊的なのですが、北欧神話(に限らず悪魔崇拝系宗教)は一貫して「肉体が蘇る」ということを言い続けています。

ゾンビなどが代表的ですが、今作も、甦りが一つのテーマになっています。

また、今シリーズに登場するロキは「裏切りの神」ですが、新約聖書でのイスカリオテのユダを連想させます。彼はことあるごとに「改心した」ように描かれるますが、必ず裏切ります。またこのロキは、ヘラに殺されそうになるアスガルドの民の前に宇宙船と共に現れ、「救世主の登場だ」とアスガルドの民に告げます。イエスを気取っているのでしょうか。

また「ラグナロク」をもたらすと言われるスルトは「永遠の炎」によって、この世を滅ぼし、破壊し尽くすと言われます。

スルトは「アスガルドよ、過去の罪を贖え」と言いながら、炎と共にアスガルドを破壊しますが、聖書を読んだことがある方は、これがどういう意味かはっきりとわかるものです。

聖書では神様の言葉「御言葉」を「炎」で例えて、様々に教えを伝えてくださっていますが、北欧神話では「スルト」が炎とともに神々の中心的な存在であるソーの故郷のアスガルドを破壊するだけです。

アスガルドの民たちは、住んでいたその土地を追われるという結果になります。

しかし聖書では本来「炎のような神様の言葉によって、古い自分・罪深い無知だった自分」が「焼き払われる」という比喩を教えているのですが、このような本来の教えを「ミスリード」しているのが、北欧神話といえます。

また「アスガルドは場所ではない、人です。」というヘイムダルのセリフがありますが、これはまさに「ユダヤ人」を表現しているようにも見えます。実際にユダヤ人は世界中に広まり、支配者のような顔をしてほぼ全ての国の「正常さ」を破壊し尽くしています。

これら全てを暴いてくださったのは、ラプトブログとラプト理論プラスアルファです。

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アスガルド人がユダヤ人のことだとした場合、北欧由来のユダヤ人のことを表現していることになります。そして実際に北欧ユダヤにはウォールバーグ家(ウォーバーグ、ウォルバーグなども同じ)がいます。

ウォールバーグはロスチャイルドの親族ですが、アメリカ連邦準備銀行、通称FRBの草案を考えた人物が「ポール・ウォールバーグ」です。

また広瀬すずなどが所属する日本の芸能事務所「フォスター」や「フォスタープラス」の社長に「ウォールバーグ・綾」という人物がいます。つまり、日本の芸能界にも北欧系ユダヤの力が及んでいるということの証拠と言えます。

アメリカのハリウッドや音楽業界にユダヤ人が多いのは有名な話ですが、日本でもこの構造は全く同じなのです。これも、ラプト理論によって、明らかになっています。

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またMCUはサノスがラスボスとなる「エンドゲーム」で物語がひと段落する構成になっていますが、このサノスという「巨人族」との戦いは、「ゲルマン神話」が元ネタとなっているそうです。(以下のサイトは悪魔崇拝が悪だということがよくわからないように書かれているので気をつけてください。)

冥界の支配者、君臨する女王

ゲルマン民族といえばナチスドイツのヒトラーたちが、ゲルマン人(アーリア人)こそが世界で最も優れている民族だと主張していたものです。

RAPT | RAPT×読者対談〈第50弾〉ユダヤ陰謀論、ここに極まれり。

アーリア人といえばアメリカでは白人至上主義と関連づけられることが多いですが、実は、インド人もアーリア人として、ナチスでは重要視されていました。

RAPT | RAPT×読者対談〈第110弾〉インドとガンジーと神智学協会。インド独立運動もやはり源平合戦だった。

そしてそれを証明するかのように、映画「エターナルズ」では、インド人が中心的キャラクターとして登場します。

さらに白人至上主義者たちはなぜか「アジア人女性は最高」という価値観を持っていますが、映画「エターナルズ」では、アジア人女性が主人公になっています。

白人至上主義者の性的指向
『ニューヨーク・タイムズ』の「オルタナ右翼のアジア系フェティッシュ」という記事によると、黒人男性ジョージ・フロイド死亡事件の加害者であるデレク・ショーヴィンの妻がモン (Hmong) 系アメリカ人(英語版)だったように、「白人男性のナショナリストは、アジア系女性を(性的に)好む傾向がある」という[26]。

『デイリー・ストーマー』創設者のアンドリュー・アングリン(英語版)、国家政策研究所(英語版)所長のリチャード・B・スペンサー、オルタナ右翼のソーシャルメディアパーソナリティであるマイク・セルノヴィッチなどはアジア系女性と交際・結婚している[26]。特に、リチャード・B・スペンサーは「アジア系には何かがある。可愛いし、頭もいいしね」と述べており、白人がそれ以外の人種より優れているとして、非白人の排斥を叫ぶ白人至上主義者が「アジア系女性を好む」のは奇妙であるが、『ニューヨーク・タイムズ』によると「そこに矛盾はない」という[26]。

その理由をアジア系といえば「よく働き」「向上心があり」「表面的には白人主流のアメリカ社会に同化しようと努めている」モデル・マイノリティ(英語版)というステレオタイプであり、「このアジア系のモデル・マイノリティ(英語版)俗説によって、白人ナショナリストから受け入れられやすくなっているのかもしれない」という[26]。

<中略>

白人至上主義者によるアジア礼賛をたどっていくと、アドルフ・ヒトラーに行き着き、ヒトラーは1945年に「私は中国人や日本人を、自分たちより劣っているとみなしたことはない。彼らの古代文明しかり、その歴史は私たちドイツ人のものより優れていると私は認めている」と語っており、『バイス(雑誌)(英語版)』は、「現代の白人至上主義者たちは、ヒトラーのアジア偏愛にさらなる独自解釈を加えて作り上げた、全く別の虚像に心酔している」と報じている[26]。

白人の求める日本人像はステレオタイプな東洋人である傾向で、なぜ日本のアニメキャラが白人風なのかという要求もあり、釣り目で描かれたセーラームーンがアジア系の「正しい」描写として称賛されたこともあった。しかしこれにはむしろ日本人からの批判があり、日独ハーフのサンドラ・ヘフェリンはそうした発想は「日本人にはこうあってほしい」という一部の欧米人の歪んだ願望であると述べている[27]。なお、マレーシア人によるこのファンアートは、自身の妹をモデルにしたものであり、本来そこに特定の思想や価値観は込められていない。

白人至上主義 – Wikipedia

このようにMCUでは、白人至上主義者的な思想の上に成り立っていることがわかります。

登場するロケーション/地名

アスガルド

ソーたちアスガルド人の故郷。9つの世界を治める「神の国」。この時点での王は、オーディンになりすましている「ロキ」。アスガルドが9つの世界を統治したのは、アスガルドの最強の戦士だったヘラによるものだった。オーディンは、娘の強大な力を利用して他の世界を力で侵略し、9つの世界の王として君臨した。暴力で世界を統治したオーディンは、その後、善良な王を演じ始め、それまで行った悪事の数々を闇に葬った。その証拠は、王宮の天井絵に残されている。9つの世界の統治後、ヘラがオーディン以上のものを求めるようになったことから、オーディンがヘラを追放。オーディンの宝物庫には隠された地下施設があり、かつての英雄であるゾンビ状態の兵士「死の兵士/デッドガーズ/ブッチャーズ」やヘラの操る巨大な狼「フェンリス」が剥製状態で保管されている。ヴァルキリーによると、アスガルドは「秘密主義で上部だけ取り繕っている国」。

テキサス州

スカージが武器を取り寄せた場所として言及したアメリカの南部の州。MCUでお馴染みの「ロクソン社」に名前が似ている「エクソンモービル」の本拠地もテキサス州であり白人至上主義が強い州の一つ。クークラックスクランも南部で結成された。また宇宙利権の中心地とも言えるのがテキサス州。<世界最大手の航空宇宙関連企業トップ20のうち17社がテキサス州で何かしらのビジネスを運行しており、9%の雇用がテキサスに集約されていることになる。何よりも注目すべき点は、その数は止まっておらず、これからも増えていることだ。航空宇宙産業と防衛産業、テキサス州が熱い!【PwC調査レポート】 — Gephyro Consulting (ジェフィロ・コンサルティング)

トンスベルグ ノルウェー

オーディンが「故郷だ」と話した海に面した断崖がある場所。オーディンが死んだ場所でもあり、ヘラがソーとロキに初めて会った場所でもある。このノルウェーの地でムジョルニアはヘラによって破壊され、ヘラはここからビフレストでアスガルドへ入り込む。映画「インフィニティウォー」の後、アスガルドを追われたごくわずかなアスガルドの民たちが住み着く「ニューアスガルド」となる土地。また1945年にゲルマン系神話のチュートン神話を狂信したレッドスカルが教会に長らく隠されていた「テッセラクト」を発見したのがトンスベルグだった。

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【ネタバレ】ロキの出生の秘密とソーの改心|映画 マイティ・ソー

ヴァルハラ

アスガルドで信じられている勇者の魂が向かう場所。命の危機に瀕したソーが亡き父と話した。

そのほかの登場するロケーション/地名

ムスペルヘイム|スルトの居城。映画の冒頭でソーが鎖で繋がれていた場所。
ビフレスト|アスガルドの王宮に繋がる橋の先端にあるドーム城の施設で、中央に装置に剣を刺すことで、アスガルド以外の世界にいる特定の人物を「転送」することができる。ロキがアスガルドの王として君臨し始めてからビフレストの管理者だったヘイムダルが姿を消したため、スカージがビフレストの番人となっている。遠くの星にいる者の声が中央の装置から聞こえる仕組みになっている。
シェイディ・エイカーズ・ケアホーム/ニューヨーク|ロキがオーディンを入所させたと老人ホーム。スルトと戦った後、ロキとソーが訪れるが取り壊しの最中だった。ここに来た際にロキはストレンジによって「落ち続ける世界」に入れられ、ソーは、落ちていたカードに書かれていた住所に向かい、ストレンジと話し合い、オーディンの向かったノルウェーへ、ストレンジのスリングリングでワープする。
ニューヨーク|ストレンジが管理するニューヨークのサンクタム・サンクトラムのある場所。住所はグリニッジヴィレッジブリーカーストリート177A。今作の一年前の2016年映画「ドクターストレンジ」のエンドクレジット後のシーンが、今作でのソーとストレンジが話しているシーン。
サカール|未知と既知の境界にある惑星。迷い人や捨てられた人が集まる場所。最初にこの星に迷い込んだのがグランドマスターであり、彼がバトルロワイヤルを始めた。この星に迷い込んだ人物は、すべてグランドマスターの所有物になる。グランドマスターはサカールの「仕事を持った囚人たち」を「奴隷」と呼ぶことを嫌がる。ゴミ処理場近くのワームホールの一種である「悪魔の肛門」から他の惑星に移動可能。サカールは赤と白がテーマカラー(ハルクが暮らしていたゲストハウスの壁面の色合いなど)。
レジスタンスの居城/避難所|アスガルドにある岩の扉のある巨大な洞窟。ヘラにアスガルドの街を乗っ取られた民たちと彼らを率いるヘイムダルらが一時的に暮らしていた。

登場人物/キャラ

ソー/オーディンソン

クインジェットの声聞認証で「サーファーくん」と登録されている。スタークが登録したらしい。ヘラとの戦いの際に父オーディンと同じく右目を負傷し失明。父オーディンと同じく「眼帯」をつけて生活するようになるが、のちにガーディアンズのロケットからもらった義眼(コントラクシア星で手に入れた眼)を入れて生活するようになる(映画「アベンジャーズ/インフィニティウォー」)。ラグナロクで破壊されたアスガルドを捨て、地球のノルウェーへ向かう。しかしその途中にロキが持っていた「テッセラクト」のせいでサノスたちの襲撃に遭い、ほとんどのアスガルドの民が生き絶える。

ロキ/ラフウェイソン

ダークエルフとの戦いで自分の死を偽装し、ソーが留守の間にオーディンを地球に追放し、オーディンになりすましてアスガルドを統治していた。帰還したソーによって化けの皮を剥がされたことで地球へ連れて行かれ、オーディンの死を見届け、直後に現れたヘラとの戦闘の後に、サカールへ飛ばされる。グランドマスターにうまく取り入り気に入られるが、ソーとハルクが逃亡したことから、信用を失い、ソーたちを捕まえて賞金をもらおうと試みるがソーにバレて失敗。服従ディクスで身動きが取れなくなるが、コーグに助けられ、再びソーと合流。ソーとともにヘラを倒した後、サカールの宇宙船「ステイツマン」でアスガルドの民とともに移動。オーディンの宝物庫にスルトの王冠を取りに行った際に「テッセラクト」を盗み出したことから、宇宙船「ステイツマン」はサノスらの襲撃に遭う。

ヘラ

オーディンの最初の子供(長女)でソーの姉。「死の女神」でありラグナロクをもたらす存在。全てを破壊しなければ気が済まないと言う性格のため、オーディンによって追放されていた。その力はアスガルドから得ているため、アスガルドにいると攻撃されてもダメージが少ない。かつてはオーディンの側近で、死刑執行人としてオーディンが9つの世界を統治するために必要な存在だった。オーディンと共にアスガルドを強大な帝国に作り上げ、銀河に恐怖をばらまいた。剣や槍など刃物を生み出し、恐ろしいほどの正確さと速度で撃ち出す力を持つ。ロキがオーディンを追放し、ヘラを封印していたオーディンの力が弱ったことで復活した。ラグナロクをもたらすスルトによってアスガルドごと破壊され死去。

ヴァルキリー/ブリュンヒルデ/スクラッパー142

元はアスガルドで王に忠誠を誓う選ばれし女戦士部隊「ヴァルキリー」のメンバー。本名はブリュンヒルデ。過去にオーディンの指示で逃げようとするヘラと戦ったが、あっけなく敗戦し仲間を失いサカールに逃げ延びた。秘密主義と上部だけのアスガルドの王族や仲間を亡くしたことから、アスガルドを嫌い、サカールで飲んだくれて暮らしている。サカールでバトルロワイヤルの戦士を探す仕事「スクラッパー」として働く。ハルクからは「怒る女」とよばれている。

ブルース・バナー/ハルク

大量のガンマ線を浴びたことにより、超人ハルクに変身する天才科学者。映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の後、ハルクの姿のままクインジェットでサカール星にたどり着き、サカール星のバトルロイヤルのチャンピオンとして君臨していた。その間およそ2年間ハルクの姿のままで過ごしていた。クインジェットに残されていたナターシャ・ロマノフの映像メッセージを見たことからバナーに戻るが、次にハルクになったら二度と戻れないと感じている。そんな中、巨大な狼フェンリスを倒すためにハルク化してしまい、アスガルド消滅後はソーとともに地球へ向かう。

オーディン

長女のヘラとともに9つの世界を統治したアスガルドの王。ソーの父、ロキの養父。全知全能の神で、この世のすべてを見通す力を持つ。ロキに記憶を消されて地球に追放されていたが、ストレンジによって発見され、記憶を取り戻して「世界の終わり」を予言した後に死去。右目に眼帯をしているが、オーディンの死後、息子のソーも右目を失い眼帯をするようになる。

ドクター・ストレンジ

交通事故により「神の手」を失い魔術師となった元天才外科医。現在はニューヨークのサンクタムの守護者(両手に手袋をはめ、アガモットの目を身に付けていることから正式な所持者として認められた様子)。宇宙の危険人物を監視しており、危険人物であるロキを連れてきたソーに地球に来た目的を聞く。オーディンを見つけたら直ちにアスガルドに帰ることを条件に2人をオーディンの居場所(ノルウェー)へ導く。またオーディンがアスガルドに戻る意思がなく、追放されたままでいたいということをソーに伝える。ソーと話し合うためにロキをおよそ30分間「落下させ続ける」という魔術を使う。

スカージ

ヘイムダルに代わって、ビフレストの番人を務めるアスガルド人。武器の蒐集家でテキサス州から持ってきたM16アサルトライフル 2丁(「デス」と「トロイ」の2つ合わせて「デストロイ」)を気に入り女性に自慢する。ヘラがアスガルドに帰還した際、殺されることを恐れ王家を裏切り彼女の手下となるが、アスガルドの民がヘラの軍団に襲われているのを見て「デス」「トロイ」を利用して反撃に出た直後、ヘラにあっけなく殺されてしまう。父親は石工だった。

そのほかの登場人物/キャラ

ヘイムダル|ロキがアスガルドを統治するようになってからアスガルドから姿を消す。ヘラへの抵抗勢力のリーダーとなっている。千里眼で9つの世界をすべて見通すことができ、自分が見ているものを遠くにいるソーと共有できる能力もある。
グランドマスター|宇宙の辺境にある惑星サカールを統治する独裁者で、格闘大会/バトルロワイヤルの主催者。ヴァルキリーからソーを買い取り、王者ハルクへの挑戦者として参加させる。惑星ノーウェアのタニリーア・ティヴァン/コレクターの兄。サカールは地球とは時間の進み方が違うため、人間の時間で言えば数百万歳に当たる。乱行パーティ用レジャー船「コモドール」を所有している。サカールから逃げようとするソーたちの捕獲に失敗し、サカールのゴミダメに墜落する。
コーグ|体が岩・石でできているサカールの囚人。グランドマスターの独裁に反対し革命を企てるも失敗し、投獄されてバトルロイヤルの前座役を務めている。ソーと獄中で出会い、ソーたちがサカールから脱出を試みた際に協力し、服従ディスクで身動きが取れなくなっていたロキを助け、ロキに従ってアスガルドへ向かい、アスガルドの民たちと共に地球を目指す。
トパーズ|グランドマスターの腹心の女性。話す言葉がどれも下品でグランドマスターに嫌な顔をされ、言葉を訂正される。グランドマスターのレジャー船「コモドール」で逃亡するブルースを追跡中に宇宙船ごと爆死。
カルロ|グランドマスターのいとこ。グランドマスターにより、人体を液化する武器で殺される。詳細は不明だが大罪を犯したことで処刑された。
スルト|ムスペルヘイムの王。北欧神話のスルトがモデル。「ラグナロク」を起こしてアスガルドを滅ぼそうと企んでいる巨人。序盤でソーと戦い、力の源である王冠を奪われるが終盤に「永遠の炎」の力で復活し、アスガルドを完全に破壊する。
ヴォルスタッグ|ソーと共に冒険を繰り広げた3人組ウォリアーズ・スリーの1人。ソーは彼の死を知らない。
ファンドラル|ウォリアーズ・スリーの1人。ヘラに殺されるが、ソーは彼の死を知らない。
ホーガン|日系・アジア人系のアスガルド人でウォリアーズ・スリーの1人。アスガルドを乗っ取ろうとするヘラに、アスガルド軍と共に最後まで抵抗するがヘラに殺される。ソーは彼の死を知らない。

世界観/設定/アイテム

アスガルドの歴史・オーディンの財宝

ガーデンパーティをして楽しんだこと、氷の巨人との和平条約を結んだことなどが、王宮の天井の歴史絵巻には書かれていた。しかし、それらは後から作られたもので、実のところオーディンはヘラを処刑人として、強大な力を使い9つの世界を統治する悪の王だった。ヘラはアスガルド帝国を広げるためのオーディンの「武器」としてアスガルド軍を率い、オーディンの「処刑人」として9つの世界を征服する時に働いた。ムジョルニアをソー以前に持っていたのも、ヘラだった。アスガルド王宮の地下の「オーディンの財宝」はほとんど偽物。レプリカのガントレット、本物の四次元キューブ/テッセラクト、永久の炎、スルトの兜などがあった。オーディンの宝物庫のさらに地下に隠された地下施設があり、ここには、英雄と讃えられたアスガルドの戦士たちの亡骸(ゾンビ状態の兵士「死の兵士/デッドガーズ/ブッチャーズ」)や、ヘラが乗りこなす巨大な狼のフェンリスも安置されていた(つまりオーディンにとって危険とみなされた戦士や戦力となる獣などが体良く殺されたと推測できる)。ここに安置された戦士やフェンリルらの「死者」は、スルトの永遠の炎によって蘇る。

ラグナロク

一般的には「永遠の炎」の力を持つスルトがアスガルドを破壊すること。ソーによって「ラグナロク」は未然に防ぐことになったと考えられたが、オーディンの長女ヘラがオーディンの封印から解かれて復活し、アスガルドを乗っ取り、オーディンにかわり9つの世界を統治する王として君臨しようとするのを阻止するために、ソーたちはスルトを復活させ、アスガルドを破壊させることで、アスガルドから強大な力を得ていたヘラをも倒すことに成功した。

ロキが王に君臨するアスガルド

ロキはオーディンの姿に変装してアスガルドの王として暮らしている。上演されている演劇では、ロキが死ぬ間際のエピソードが描かれ、そこでロキはアスガルドを救い、その代償として命を落としたように描かれている。題名は「アスガルドのロキの悲劇」。芝居のセリフで言及されている通り、ロキの巨大な銅像が建造されている。この後、アスガルドにラグナロクが訪れ、全てが焼き尽くされ、ソーたちアスガルド人たちはサカールの宇宙船「ステイツマン」で地球を目指すことになる。

そのほかの世界観/設定/アイテム

ムジョルニア|死にゆく星の核でできているハンマー。ノルウェーの地でヘラによって破壊される。ソーの力を制御するものだと言われる。ロキと共にニューヨークに訪れた際は「傘」の形状になっていた。
エターナルフレイム/永久なる炎|スルトや、地下に閉じ込められていたアスガルドの戦士たちを生き返らせる力のある炎。50万年前オーディンがスルトを制圧した時に持ち帰ったもの。
フェンリス|ヘラとともに世界制圧を戦った巨大な黒い犬。オーディンの財宝に、かつての戦士たちとともに眠らせられていた。
ドランゴンファング|ヴァルキリーの持つ聖剣。ドラゴンの牙を元に、魔術師により作られ、ソーも憧れを持っている。
服従ディスク(ビリビリマシーン)|サカールの奴隷/バトルロワイヤルの戦士に取り付けられる小型のディスクとリモコンによる拘束用の機械。体につけ、遠隔スイッチをつけることで体を痙攣させ拘束することができる。トニー・スタークが陥ったパラジウム中毒に似た模様が見られる。
コモドール|グランドマスターが所有する宇宙船の一つ。赤い色。レジャー船なので攻撃する武器はない。グランドマスターはこの船で乱行パーティを行う。
テッセラクト|オーディンの宝物庫にあったテッセラクトを、スルトの王冠を取りに来たロキが持ち出す。これは映画「アベンジャーズ/インフィニティウォー」でサノスによって奪われる。
サンクチュアリ Ⅱ|地球を目指すソーとロキが乗る宇宙船「ステイツマン」の前に現れたサノスの巨大な宇宙船。

大まかなあらすじ

「ウルトロン」から2年後。

ラグナロクをもたらすと言われるスルトを倒しアスガルドへ戻ったソーは、オーディンを追放しアスガルドの王に君臨していたロキを問いただし、オーディンの居場所を突き止める。
ノルウェーにいたオーディンによると、ロキがオーディンを追放したことによってある封印の力が弱くなり、そのことでソーの姉であり、強大な力を持つ「死の女神」と言われるヘラが復活してしまう。
ヘラはあっという間にアスガルドを乗っ取り、アスガルドの民たちは非難を強いられていた。

ヘラによってサカールへ追放されたソーとロキは、そこでハルクに再会する。ハルクはウルトロンの時に乗っていたクインジェットのまま惑星サカールに到着し、アスガルドの女戦士部隊「ヴァルキリー」のメンバーだったブリュンヒルデに拾われ、サカールの「バトルロワイヤル」の王者として生活していたのだった。

ソー、ロキ、ヴァルキリー、ハルクたちはサカールから脱出し、アスガルドを乗っ取り、世界を制服しようとするヘラとの決戦に向かう。
アスガルドの避難民たちを率いてたヘイムダルらと合流したソーたちは、アスガルド自体から強大な力を得ているヘラに手も足も出ず、最後の手段を用いる。それはソーが封印したスルトをあえて復活させて、アスガルドごと完全に破壊してヘラを倒すことだった。

こうしてスルトがによる「ラグナロク」によって、ヘラはアスガルドもろとも破滅し、ソーたちは、アスガルドの民たちと共に宇宙船「ステイツマン」で脱出し、地球を目指して移動を始める。

そんな「ステイツマン」の前に現れたのは、ロキがアスガルドから持ち出した「テッセラクト」を探していたサノスの宇宙船「サンクチュアリⅡ」だった。