【ネタバレ】ドクターストレンジと繋がるレッドスカルの野望|キャプテンアメリカ/ザファーストアベンジャー

2011年7月に公開された今作。

2011年といえば、東日本大震災があった年で、ほかにも日本では、立川六億円強奪事件、IPアドレス枯渇問題、アナログ放送廃止、FIFA女子ワールドカップで日本が初優勝などがありました。

海外では「アラブの春」の真っ只中で、「ウォール街を占拠せよやなどのデモもあり、中国はGDPで日本を抜き世界第二位の経済大国となりました。

また、プレイステーションでの個人情報流出事件で過去最悪の7700万人が被害(PSM個人情報流出事件)もあり、イギリスでは2009年に起きた史上最大の競馬八百長事件が発覚したのも2011年でした。

著名人の死では、金正日やスティーブ・ジョブスが死去。

周年記念では、アメリカ南北戦争開戦から150年、アメリカ同時多発テロから10年、ソビエト崩壊から20年、真珠湾攻撃から70年、辛亥革命から100年、中国共産党発足から90年などの年でした。

キャプテン・アメリカの第一作目となる今作の内容との接点はあるのでしょうか。

劇中では、第二次世界大戦真っ只中です。ですので、真珠湾攻撃から70年とは近しい関係にあることになります。

ナチスのレッドスカルというヒトラーの側近だったカルト信者(ゲルマン民族のチュートン神話)が世界征服=単一政府を目論み暴走を始め、それをキャプテン・アメリカ=スティーブ・ロジャースが死ぬことを覚悟で食い止める。その後、アメリカ側が勝利し終戦を迎えるという内容です。

ここでは、あらすじやキャラクターのネタバレや、時系列ごとの出来事に加え、劇中のあの出来事に関するトリビアなどをもお伝えしています。

大まかなあらすじをタイムラインでネタバレ(劇中の時代設定)

1942年|トノスベルクの教会でレッドスカルがテッセラクトを探し当て、奪い去っていく。
1943年|ニューヨークでスタークエキスポが開催。そこでスーパーソルジャー計画を進めるアースキン博士にスカウトされたスティーブ・ロジャースは、スターク・インダストリーズと米軍やSSR、政治家などが進める計画の被験者となり、実験は成功。その際にアースキンは殺される。同じ頃、レッドスカルはヒトラーに謀反し、独自の組織「ヒドラ」を使って、オカルトと言われるチュートン神話の通りに、計画を進め始める。
同年11月|イタリアでの戦争でスティーブの親友バッキー・バーンズ軍曹とその一隊が捕虜になる。手続き上は死亡したことになったバッキーと107連隊の生存を信じるスティーブは、ペギーとハワードの力を借り、オーストリアへ向かい、無事、107連隊とバッキーを助け出すことに成功。これを気に、政府のキャラクターとして利用されていただけだったスティーブは、107連隊と共にヒドラ基地の壊滅作戦開始。アルプスの地下にあるヒドラ最後の基地に乗り込んだスティーブは、逃げるレッドスカルを倒し、飛行機ごと北極へ不時着。墜落した地域を捜索するスタークのチームは、レッドスカルが所持していたパワーストーンの一つ「テッセラクト」を回収。しかしスティーブの姿は発見できずじまい。
1945年5月8日|戦争終結。戦勝国ではヨーロッパ戦勝記念日が祝われる。
2011年|シールドの秘密基地で目を覚ましたスティーブ。何もかもが偽物だと気づいたスティーブは、施設から逃げ出す。そこはタイムズスクエアのど真ん中。スティーブは、シールドの長官ニコラス・フューリーから、70年近く、氷漬けになっていたことを伝えられる。

登場するロケーション/地名

スタークエキスポ 1943年(ニューヨーク フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク)

バッキーがスティーブを連れて行った未来展。スタークエキスポはこの1943年が初開催。中止になったNY万博の後に行われたという設定。ハワードはスタークエキスポを1974年まで開催し、2010年に息子のトニー・スタークが同じ場所で復活させる。(現実の世界では1943年にニューヨーク万博開催。史上2番目に高額なアメリカ博覧会と言われた。シンボルの「トライロンとペリスフィア Trylon and Perisphere」は、スタークエキスポの「ユニスフィア」と非常に似ている。またハワード・スタークのモデルと言われる「ハワード・ヒューズ」も1939年のNY万博に関わっている。<フェアの宣伝はさまざまな形で行われた。1938年の大リーグのシーズン中、ブルックリン・ドジャース、ニューヨーク・ジャイアンツ、ニューヨーク・ヤンキースは、ジャージの左袖にトライロン、ペリスフィア、「1939」のワッペンを付けて、このイベントを宣伝しました。同年、ハワード・ヒューズは万国博覧会の特別飛行で世界を一周し、万国博覧会を宣伝した。>1939 New York World’s Fair – Wikipedia史実でこの時期の1940年に中止になった国際博覧会は東京で行われる予定だった「紀元2600年記念日本万国博覧会」がある。紀元2600年記念日本万国博覧会 – Wikipedia。実は、1940年には「東京オリンピック」と「札幌オリンピック」も行われる予定だったが、第二次世界大戦の影響で中止になった。

SSRニューヨークブルックリン基地

スーパーソルジャー計画の実験施設はブルックリンの骨董品屋。膨大な電力が必要な為、ブルックリンにスーパーソルジャー計画の施設を構えた。基地に入る際の合言葉は「今朝はとてもいいお天気ですね。」という店員の問いに、「ええ、でも傘は持ってる。」と答える。この基地の付近には「アンドレイのブライダルショップ」がある。スティーブがクレムソンを追って行った先が「ピア13」。スティーブはブルックリンの映画館でヤジを飛ばすチンピラを注意したことから、この近くの路地裏でボコボコにされる。その時の映画館では少年ティミーが屑鉄を集める戦意高揚のプロパガンダニュース映画を流していた。

クラウスバーグ(オーストリア)

ヒドラの兵器施設。スティーブが墜落したまま”氷漬け”になった戦闘機「ワルキューレ(ヴァルキリー)」を製造していた場所。労働力には、戦争で得た捕虜たちを利用している。スティーブが乗り込み、捕虜を解放したことから基地は崩壊し、レッドスカルは飛行機で、ソラ博士は車で逃げていく。そのほかのヒドラ基地は、ギリシャのラミア付近、ドイツフランクフルト付近、チェコプラハ付近、ポーランドシュチェチンやゴジュフ・ヴィエルコポルスキ付近かドイツルビン付近(*スティーブがマジノ線の50〜60キロ西側と言及)など。

キャンプリーハイ(ニュージャージー州ウィートン)

アメリカ軍、SSRの訓練施設。スーパーソルジャー計画へ勧誘されたスティーブが訓練をしたSSRのキャンプ地。スティーブの貧弱さを見てスカウトしてきたアースキンを疑うフィリップス大佐がスティーブの真の正義感と善良さを認めた場所でもある。

トンスベルク(ノルウェー)

1942年3月に、レッドスカルが「テッセラクト」をトンスベルクの教会で手にいれる。壁面に彫られたユグドラシルの根元の蛇の目を押すことで小さな引き出しが出る。この箱の中にテッセラクト(コズミックキューブ・四次元キューブ)が保管されていた。この教会の管理者はレッドスカルと同じ知識を持ち合わせている様子で、レッドスカルが目論んでいることを阻止するために、テッセラクトを隠し持っていた。

パブ(Whip & Fiddle・イギリス ロンドン)

ペギーが赤いドレスで現れた酒場。スティーブがダムダムデューガンら107連隊をヒドラ壊滅作戦に誘った場所。バッキーを失い、ロンドンが爆撃されたのちにもスティーブとペギーが訪れた。その際には「灯火管制」を実施している。(灯火管制(とうかかんせい)は、戦時において民間施設および軍事施設・部隊の灯火を管制し、電灯、ローソクなどの照明の使用を制限すること。灯火管制 – Wikipedia

そのほかの登場するロケーション/地名

ヒドラ本部基地|アルプスの地表下152メートル。フィリップス大佐とSSRによってそのほかの基地が崩壊されたため、この時点で最後のヒドラの基地となる。
イタリア基地|連合軍のイタリア前線の基地。兵士慰問ツアー(国債を促すためのプロパガンダ)でスティーブも訪れ、戦意高揚のための公演活動をする。バッキーの死を確かめるため、スティーブはここから一人でバッキーら107連隊が捕虜となっているオーストリアのクラウスバーグへ向い、無事、107連隊を連れ帰る。この功績によって、真に「キャプテン=大尉」として讃えられるようになる。
SSRヨーロッパ本部基地|スティーブがキャプテン・アメリカの武器となるヴィブラニウム製の「盾・シールド」に出会った場所であり、スティーブがペギーではない女性に初キス?をされた場所。終戦後、基地から撤退の際にペギーはスティーブの資料を保管するが、これはのちに、SSR NY支局に移動され保管される(ドラマ「エージェント・カーター」シーズン1)。
アウクスブルク(ドイツバイエルン州)|アースキン博士の故郷。
タイムズスクエア(ニューヨーク)|シールドの基地の一つ。1940年代の内装の病院の部屋を作り北極で救出されたスティーブを寝かせていた。かけていたラジオ(ロサンゼルスドジャースとフィリーズの1941年5月の一戦)が偽物と気づかれ、部屋から逃げ出されてしまう。

登場人物/キャラ

スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ

1918年7月4日生まれ。NYブルックリン出身。善良で強固な正義感を持ち合わせる人物。父は107連隊所属でマスタードガスで死去。母は結核病棟の看護師で、結核に感染して死亡。喘息、リウマチ熱などの病歴。どうしても兵隊になり祖国のために戦いたいため、幾度となく嘘をついて志願するが悉く失敗している(ニュージャージー州パラマス出身とウソを付くなど)。スーパーソルジャー計画で強靭な体格を手にいれ、キャプテン・アメリカとして「戦争の広告塔」として活動していたが、107連隊を救出したことから一躍「ヒーロー」になる。ヒドラ壊滅作戦の最後に、レッドスカルと戦い、操縦不能な戦闘機とともに氷の中に墜落し行方不明になる。2011年に発見され、「アベンジャーズ」への加盟を要請される。

ジェームズ・ブキャナン・”バッキー”・バーンズ

1917年3月10日生まれ。スティーブの親友。階級は軍曹。107連隊所属。ゾラを襲撃した際に、列車から落下し谷底に落ち、行方がわからなくなり、死んだものとみなされる。それ以前にイタリアで107連隊と共に捕虜になった際にも一度、死亡届が出されたが、スティーブが救助したことにより撤回される。

アブラハム・アースキン博士

SSRの代表。スティーブの中の「善人さ」を見抜き、SSRの超人血清実験=スーパーソルジャー計画に推薦する。ニューヨーククイーンズ(73番通りとユートピア通りの角の家)出身。故郷はドイツのアウクスブルク。ヒトラーに目をつけられ、ヒトラーの側近ヨハン・シュミットとともに超人血清研究を行い、シュミットが最初の被験者となるが失敗。その後、アメリカのSSRに協力するようになる。レッドスカルが送り込んだ国防省役人を装うヒドラのエージェントに銃殺される。

アーニム・ゾラ博士

レッドスカルと近しい科学者。テッセラクトへの関心からヒドラのレッドスカルに協力する。のちにヒドラ再興の中心人物になる。体質に合わないという理由で肉は食べない。シールドの捕虜となり、フィリップス大佐との尋問の中で、レッドスカルの狙いが「すべて」であることを暴露する。スイス人。

ヨハン・シュミット/レッドスカル

ヒトラーの側近の科学者。アーリア人。ヒトラーと共にチュートン神話の信奉者。レッドスカルにとってチュートン神話は、神話ではなく「現実」。テッセラクトを利用した兵器を完成させ、意見の食い違ったヒトラーと離反しナチスの極秘科学部門ヒドラを設立。アースキン博士との共同実験の被験者として「超人血清」を注射するが、思わぬ副作用から「赤い骸骨=レッドスカル」状態の頭部になる。国という概念のない「一つの世界」を理想に掲げその実現を目指している。スティーブが盾で破壊したテッセラクトを持っている最中にテッセラクトがどこかの次元と繋がると同時に、パワーが膨張し、巻き込まれて姿が消える。

RAPT | ヒトラーとオカルトの関係について。またはヒトラーの背後で見え隠れする「天皇派」の影。

RAPT | ナチスドイツが戦争に負けた真のカラクリ。またはヒトラーを操った「緑龍会」について。

RAPT | ナチスとチベットと緑龍会との関係について。そこには地底都市シャンバラの存在がありました。

マーガレット・エリザベス・”ペギー”・カーター

SSR所属の女性エージェント。キャプテン・アメリカの恋人。ハワード・スターク、アースキン博士、フィリップス大佐らと共に、スーパーソルジャー計画に関与し、被験者の候補者選定の際には、兵士候補生たちの訓練にもあたる。戦後の活躍についてはマーベルドラマ「エージェント・カーター」で描かれる。

ハワード・スターク

スタークインダストリーズのCEO。米軍との仕事を通してペギーやスティーブと出会う。スーパーソルジャー計画で装置の発明に関わり、アースキン博士とともにスティーブの超人化に成功する。優れた技術開発能力を持ち、民間人パイロットとしてもトップレベルと言われる。モデルはアメリカの実業家ハワード・ヒューズで、ヒューズはスタークエキスポのモデルと思われる1939年のニューヨーク万博にも関わっている。ペギーと同じくマーベルドラマ「エージェント・カーター」に登場。

そのほかの登場人物/キャラ

チェスター・フィリップス大佐|アメリカ陸軍大佐、SSR指揮官。ペギーの上司。NYのブラント議員と親しい。
ブラント上院議員|ニューヨーク市、市議会議員。スーパーソルジャー計画の支援者。スティーブをキャプテンアメリカとして広告塔に利用した張本人。戦時国債をPRしボロ儲けした様子。 スティーブをバッファロー、ミルウォーキー、シカゴ、フィラデルフィア、イタリアなどへ巡業させる。
クレムソン/ハインツ・クルーガー|国務省役人を名乗るヒドラのエージェント。アメリカ国務省役人としてスーパーソルジャー計画に関与し、スティーブの実験の際に超人血清を盗むがスティーブに捕まえられ青酸カリで自害。その際にアースキン博士を殺害する。

ティモシー・”ダムダム”・デューガン|山高帽を被った髭面の巨漢。ハウリングコマンドーズのリーダ格。(名前の由来は原作コミックでニック・フューリーから「dum-dum=アホ」と呼ばれているため)
ゲイブ・ジョーンズ|ジョージア州メイコン出身。ハウリング・コマンドーズの重火器の専門家。黒人。孫はドラマ「エージェント・オブ・シールド」のシーズン1、2に登場するアントワン・トリプレット。
ジャック・デルニエ|元・フランスのレジスタンス。ハウリング・コマンドーズの爆発物の専門家。
ジェームズ・モントゴメリー・ファルスワース|少佐。元・英国第三独立パラシュート連隊の一員。ハウリング・コマンドーズの戦略の専門家。
ジム・モリタ|ハウリング・コマンドーズの通信、技術の専門家。日系アメリカ人。映画「スパイダーマン:ホームカミング」で、孫のミッドタウン高校の校長“モリタ”が登場。

タワー・キーパー|ノルウェーのトンスベルグの塔(教会)の番人。老人。塔内に隠したテッセラクトを守っていたが、シュミットらに奪われ射殺される。シュミットと同様、チュートン神話に詳しい人物で、シュミットに「テッセラクトを扱うことはできない、パワーを制御できず焼かれるぞ」と断言する。

世界観/設定/アイテム

スーパーソルジャー計画

アースキンの研究を知ったナチスが推進。シュミットが被験者となるが失敗。血清の力は「元々の素質を増幅する」もので、善人はより善人に、悪人はより悪人になる。血清を打つ(顕微注射)ことで急速な細胞変化を誘発するので、その後に、成長促進のためのヴァイタレイ(放射線)を照射する。血清は細胞にも作用するので、すぐに再生し傷が治る。これはアルコールに「酔えない」ということでもある。代謝は成人男性の4倍の速度。アースキン博士が殺されたことにより、スティーブのDNAコードだけが、計画実行の命綱となる。

そのほかの世界観/設定/アイテム一覧

SSR(戦略科学予備軍)|連合軍の組織でシールドの前身組織。上層部にはアメリカ軍の高官が多数。今作ではスーパーソルジャー計画を進める以外にも、イタリア戦線での指揮を取ることやレッドスカルら「ヒドラ」の壊滅作戦などを実行する。表向きは米軍と見分けがつかない。
HYDRA ヒドラ|ナチスの極秘科学部門。責任者がヨハン・シュミット。シュミットは、ヒトラーと意見の相違があり、ヒドラを率いるようになった。レッドスカルはチュートン神話を「現実」にすべく、シカゴ、ニューヨークへ爆撃し、国という概念のない世界を目指していた。
テッセラクト/四次元キューブ|1942年3月にノルウェートンスベルクの教会からヨハン・シュミットが入手。チュートン神話では「最高神オーディンが所蔵していたコズミックキューブ」とされる。
チュートン神話|ヒトラーが人身掌握や権力を強めるために利用した神話であり、ヨハン・シュミットが「現実」と考えていた神話。ゲルマン民族、アーリア人がルーツと考える。(この辺りの神話はドクター・ストレンジと深い関係がある)
RAPT | 〈閲覧注意〉チベットは悪魔崇拝の聖地です。
スタークインダストリーズ|1943年に初のスタークエキスポを開催。重力転換装置によって、車を宙に浮かべるという技術を発表するが、実用はできない状態。海底探査の海中ドローンを所有し、SSRと米軍のヨーロッパ戦線でも自社のテクノロジーを提供している。
ワルキューレ(ヴァルキリー)|レッドスカルとゾラがテッセラクトで作った戦闘機。爆弾を各都市に落とす計画の際に使用され、大西洋を越えたら1時間でアメリカ東海岸は全滅の予定だった。
フォッケウルフ「トリープフリューゲル」|垂直離陸可能な戦闘機。コレオプター戦闘機。レッドスカルが、オーストリアの基地から逃げる際に利用した乗り物。

余談・トリビア

チュートン神話は優生学の北欧系ケルト人がルーツ

イルミナティが人口削減について会議している映像がネット上に流出 | RAPT理論+α

トヨタもヘンリ・キッシンジャーも李家かつ群馬人脈 庶民を家畜と見なし人口削減する彼らのおぞましき実態 | RAPT理論+α

スカンジナビア、ユトランド半島、デンマーク北部が地理的なルーツのテウトネス族の英語読みがチュートン族。

このチュートン神話は、中世以降から、ゲルマン族の源流として、プロパガンダに利用され始めたようで、最も利用したのがおそらくヒトラーの時代。

同じ地域出身の「キンプリ族」はケルト系の可能性が高く、ガリア人、ブルトン人、ガラティア人、ゴール人、フランク人(フランス人)も同系とされる。

1224年から1525年に存在したドイツ騎士団国(十字軍国家)があり、この国の別命がチュートン騎士団国と言われています。

ドイツ騎士団は、テンプル騎士団、聖ヨハネ騎士団と共に、中世ヨーロッパの三大騎士修道会の1つ。

その地域はその後、プロシア公国(プロイセン公国、1525年から1707年)になります。

1525年4月10日、アルブレヒトはドイツ騎士団長を辞任、プロイセンの臣従宣誓(英語版)を経てポーランド王ジグムント1世スタルィより「プロイセン公」に叙された。その後、ルターの仲介もあってプロイセン公国は史上初のプロテスタント国家になった。

プロイセン公国 – Wikipedia

この公国はホーエンツォレルン家の支配国家でした。

選帝侯フリードリヒ3世はスペイン継承戦争でハプスブルク家に味方する見返りに「プロイセンの王」を名乗ることが許されたため、1701年にフリードリヒ1世として戴冠し、プロイセン王国が誕生

ホーエンツォレルン家 – Wikipedia

この「ホーエンツォレルン家」はイギリス王室の親戚です。映画「キングス

で「カイザー」と呼ばれていたドイツ皇帝は、イギリス女王ヴィクトリアの息子・長男でした。

プロイセン王子フリードリヒ(フリードリヒ3世)とイギリス王女ヴィクトリアの長男としてベルリンに生まれる。

ヴィルヘルム2世 (ドイツ皇帝) – Wikipedia

その後プロイセン王国(1701年から1918年)になり、この国の首都はベルリンでした。

バルト海沿岸の地域をドイツ語でプロイセン(Preußen)と呼んだことから、これが国名になった。プロイセンの地名は、バルト海沿岸の先住民族で自らをプルーサと名乗っていたプルーセン人に由来する。プロイセンは英語ではPrussia、フランス語ではPrusse、プロシア語ではPruqsasとなる。

プロイセン公国 – Wikipedia

プルーセンとは、バルト海南東岸の中世バルト人からなる民族、古プロイセン人のこと。

例えば、バルティ (Barti) の故郷であるバルタ (Barta) は、リトアニアでのバルティス川 (Bartis)、あるいはアルバニアのベラック (berrak) やブルガリアのバラ (bara) (「沼」の意味)のように、何か他のバルト語やスラヴ語の水の名に関係がある。bor-語根は再建すると「湿地」を意味していたものと考えられる。これはインド・ヨーロッパ語族のbher-のo-等級から来ると思われる。インド・ヨーロッパ語族はいくつかのbher-語根を持っているが、その正確な意味と変化系統は不明である。この語根は多分Prusas(プロイセン)の中で使われているものと同じである。より古い形のBrus-が「バイエルン人の地理学者」(Geographus Bavarus、9世紀半ばにドナウ川以北についての地理書を書いた氏名不詳の人物)の書いた地図で見いだされるからである。古代ギリシャ語ではドニプロ川の名前はボリュステネス (Borysthenes) だったが、それは確かにねじれているがBor-を含んでいる。

プルーセン – Wikipedia

話がプロイセンの語源にまで及びましたが、詰まるところ、ケルト系の怪しい信仰を持つ集団と言い換えても差し支えないかと思います。

レッドスカルが手に入れようとした「超人」という概念も優生学が由来の危険な思想です。

また、ケルト系がいかに悪魔崇拝的な危険な文化を持っているかについては以下の記事が参考になります。

RAPT | 古代ケルトと古代エジプトと古代日本の幾多もの文化的共通点と、日本がドルイド教から誕生したという幾つもの証拠。

RAPT | 日本の歴代首相も天皇もみんな古代ケルトの悪魔教「ドルイド教」の僧侶の末裔です。

RAPT | RAPT×読者対談〈第41弾〉古代から現代まで世界を支配してきたのは古代ケルトのドルイド僧である。

RAPT | ハロウィンももともと悪魔崇拝者たちの行う生贄儀式でした。ハロウィンとバアルと秦氏と大正天皇との奇妙なつながり。

ハロウィンも悪魔崇拝のお祭り 本当の神様を褒め称えるお祝いこそ、人を本当に喜ばせ、楽しませてくれる(十二弟子・ミナさんの証) | RAPT理論+α

スーパーマン初登場のNY万博=スタークエキスポ(万博)

劇中でスティーブとバッキーが訪れる「スタークエキスポ」

このスタークエキスポは、モデルがあります。

それが1940年のニューヨーク万博です。

劇中の年代とは少しずれがありますが、今作の製作陣がこの万博をモデルにしていることは間違いないと思います。詳細が気になる方はご自分で調べていただければと思います。

今回発見したのは、スティーブ・ロジャース=キャプテン・アメリカは「スーパーマン」の別バージョンとも言える。ということです。

ちなみに、この時期の徴兵制で使用され、おそらく一度は見たことがあるであろう「兵士募集のポスター」。

これの元ネタが実はこちら。

実は、第一次大戦の時にイギリスが使っていた兵士募集のポスターのパクリ

第一次大戦時のポスターで描かれた人は「初代キッチナー伯爵ホレイショ・ハーバート・キッチナー」という人物。

実はキッチナーを暗殺した人物が、ヒトラーを擁立した謎の秘密組織だったという内容の作品が、映画「キングスマン:ファーストエージェント」です。

キングスマン:ファースト・エージェント (字幕版)を観る | Prime Video

映画「キングスマン:ファーストエージェント」は「キングスマンシリーズ」の三作目ですが、ボーア戦争からキッチーナーの死を含めた第一次大戦の内情が描かれています。

見方によっては、歴史書を読むよりも、この映画を見た方が、第一次大戦時の経緯がよくわかるとも言えます。

私自身は、第一次大戦でいがみ合っていた三つの国の君主が、実はいとこ同士だったということを初めて知りました。