ドラマ【エージェントオブ シールド7】設定・用語・歴史

ここでは、エージェントオブシールドのシーズン7の世界観やドラマ内での専門的な用語やMCU作品とのクロスオーバーとなる出来事などをメモしています。

シーズン7の各話のあらすじと、シーズン一からシーズン6までのあらすじは以下の記事でご紹介しています。

ドラマ【エージェントオブ シールド7】あらすじネタバレ・MCU映画の公開順との関係

用語・世界観

タイムストリーム・時の流れ・時系列・量子ブリッジ

以下、ドラマ「ロキ」のネタバレします。「ロキ」で描かれるパラレルワールドを「選定」しているTVAと「あり続けるもの」と繋がる。ロキの舞台は2012年、シールドシーズン7は2019年。2012年の時点で、「あり続けるもの」が殺されて、2012年のドラマ「ロキ」での出来事まで「選定」されることで制御・存在しなかったパラレルワールドが、2012年以降(ニューヨーク決戦以降)発生し続けることになる。)。フィッツやジェマが製作したゼファーワンを「ジャンプ」させているジャンプドライブの正式名は「位相差テレポーテーション装置(Phase Harmonic Teleportation Device)」|スリップストリーム走法は、タイムスリップが過去から今に向かう方がエネルギー消費が少なくなるという理論の根拠。映画「デイズ・オブ・サンダー」でも説明される、空気抵抗についての原理。(3)ライトハウスのメインコンピュータールームの奥の下の階につながる梯子を降りると、クロニコムのハンターを製造できる船と、シビルとつながるための両腕を差し込む形のタイムストリーム装置がある。シビルとの会話中、体はクロニコムの時間船の中にあり、仮想空間でシビルと対話することができる。シビルは時間の流れ=タイムストリームを読むことができる。シビルが見ているのは「未来によって描かれる過去」だという。(6)第7話でクロニコムを倒したにも関わらずワープ・ジャンプが止まらないのは、シビルがタイムストリームを手に入れたナサニエルと共に存続しているため。水面を跳ねる飛石のように、ジャンプする感覚が狭くなり、最終的には46秒ごとにジャンプする状態になるが、ヨーヨーの能力でジャンプドライブの燃料制御器を外すことによって回避したが、直後、タイムループの繰り返すようになる。1982年1月21日・マック、ディークが取り残される。その後、ゼファーは1983年5月17日(481日後)にジャンプし、さらに9月9日へジャンプ。この日にメイ、ヨーヨーがマックとディークを探しにゼファーから出てい木、ライトハウスで合流。10月6日にメイ、ヨーヨー、マック、ディーク共々、戻ってくるが、10月8日(ゼファーないでは20分後)にゼファーが「特異点」になることが予測されたが、ヨーヨーの能力で燃料制御器を外し一時的にジャンプはおさまる。(8)タイムループを繰り返していることが判明。その事実に気づいているのはその瞬間にクロニコムの治療ポッドで眠っていたデイジーと、電源を切って充電していたコールソンLMDだけだった。(9)元々の装置はコールソンが自爆した際(第6話)に破壊されたので、1983年のアフターライフで、ナサニエルマリックの指導のもと、科学者のグレイディ博士が装置を作り直し起動。ナサニエル・マリックやジョン・ギャレットらが使用。両腕を装置に入れて、シビルと繋がることで、未来や過去を見ることができる。この装置の心臓部である青く光る物体は、ナサニエルが所持している。(10)量子ブリッジによってフィッツが1983年にやってくる。量子ブリッジはおよそ1万キロワットの電力が必要で、例えるなら「泡・バブル」のように素粒子くらいのサイズになり、エネルギー場所が作られることでワープできる。大きなエネルギーがあれば、泡のサイズも大きくなる。インカの寺院爆発の直前、別の顔のイノックに助けられたフィッツとシモンズ。三人はフリントとパイパーに合流し、タイムストリームを盗み持ちクロニコムに地球が乗っ取られるという結末を知るイノックと共に、クロニコムに地球を侵略されない時系列を作り直すことにする。2019年、フリントが時間のモノリスを作り、ゼファーで「アリア・ALYA(ヘビ座のシータ星、三つの三重星で一番大きい星の通称が「アリア」)」にジャンプし、フィッツが「時間の流れ・タイムストリーム」を研究。タイムワープをしてから最後の任務にあたることになるので、急ぐ必要はない。そのためフィッツたちは研究を中断し、数年間「普通の生活」をし、子供・アリアを授かり数年を過ごす。コールソンLMD、ダイアナ、ジャンプドライブ、量子ブリッジなどの準備を整えて、元の「アイゼルとパチャクティク・クロニコム」との戦いの2019年へ戻り、「別の時系列に移るためにフィッツが元時間の寺院の近くのシェルターで待機」し、外ではパイパーとフリントがシェルターを守っている。タイムリミットは日の出まで。イノックがジェマに記憶阻害インプラント「ダイアナ」を埋め込み、寺院内部へ向かい、パチャクティクとの戦いで重傷を負っていたマックやデイジーたちを救出(シーズン6の最終回シーン・ジェマが引き連れていた防護服の人たちはフィッツ、ジェマ、ヨーヨー、スーザで他の時系列の同一人物)。こうしてフィッツ以外のコールソンチームは1931年のニューヨークへジャンプし、1983年10月のクレイジーカヌーでフィッツと合流し、作戦の最終段階へ向かった。(13)

クレイジーカヌー(密造酒酒場・シールド/ヒドラの隠れ家)

合言葉は「ソードフィッシュ(日本語でメカジキ)」。1931年当時は、古い郵便局の下の階に位置するシールドの隠れ家。ドゥーリーSSRニューヨーク支局長やマルクス兄弟も常連だった。真っ当な潜り酒場であり、警察に寄付もしている(この設定は史実と全く同じ。実際の禁酒法も実際はザル法で、これによってアメリカのマフィアが潤った)。マルクス兄弟の映画で合言葉「ソードフィッシュ」が使われるのは1932年。CUT RATE DRUGという薬局を通して密造酒を仕入れていて、警察には賄賂を渡し黙認してもらっている。密造酒のビンには、合言葉と同じ「メカジキ」の模様・ロゴを入れている。密造酒の仕入れはニューヨーク州の北の方から。バーテンダーが双子でSSRのスパイとコールソンは聞いていたが、実際はアーネスト・ケーニグが店を仕切っている。ルーズヴェルト州知事のパーティに密造酒を提供している。事務室の奥に隠し部屋がある。(2)この隠し部屋は、扉を入って正面の電灯が「スイッチ」になっていて、電灯を左にスライドさせることで隠し扉が開く。1973年当時、シールド上層部に潜り込むヒドラスパイのフレディ・マリックはこの部屋のコンピューターなど最先端の機器を使用し、インサイト計画などを進めている。インサイト計画は偵察衛星とレーザー計測による地上の監視システムで、実際は空から暗殺が可能なシステム。その標的はブルース・バナー、ニコラス・フューリー、ペギー・カーターなど。50年代はシールドの幹部専用のバーでもあり、SSRのニューヨーク支局長・ドゥーリーも予約席をもっていた。1973年の時点で中に入る際は合言葉を伝えるのではなく、入口で番号を入力する方式に変更され、796733474と数字を打ち込むとソードフィッシュという文字・合言葉になる。ベンディアリービールが提供されている。(5)1983年、ナサニエルとクロニコムによる宇宙船からのレーザー攻撃でこの当時のシールドの世界中の基地が破壊された際に、084を持ち寄る場所として機能している。イノックの長年による活動で、「家宝」として数人のシールドエージェントがフィッツを呼び寄せる装置の部品を所有するようにしていた。この084とイノックの友人でもある黒人男性の「音叉」、さらにはジェマのつけていた「結婚指輪」によってフィッツは1983年に呼び戻され、最終的な計画の仕上げに入った。(12)

クロニコム(予測者シビル・ハンター)

暴力的なハンターたちは人間の「顔」を奪うことができる。ハンターたちは任務に失敗すると溶けて自滅するように設計されてる。(3)地球を明け渡せば人類に慈悲をやる。と考えている。(4)実働隊のハンターのリーダー格のルークは、予測者シビルから助言を受けて行動している。1955年でコールソンに提案を断られたことから、本来なら死んでいるはずのフレディを延命させる。1973年にコールソンチームを殺害する予定だったが人間の「情」を理解できず失敗。その後は、インヒューマンズに興味を持ったナサニエルを利用し始める。(5)シビル曰く人間とクロニコムの違いは「人間は時間が有限で死を恐れ、自分や他人の死を防ぐために不合理な行動とるが、クロニコムは合理的な行動をとり、死なないので時間は重要ではない。」それに対しコールソンLMDは「人間は時間が有限だからこそ犠牲を払う。心と痛み、血と汗と涙が人間らしさ。そして人間は諦めない。むしろ死こそが私のスーパーパワーだ。」という。クロニコムの船にはハンターを製造するカプセルのようなものがあり、すぐ近くにはシビルと会話できる装置がある。この時点(1976年の7月4日)ではライトハウスのメインコンピューター室のさらに下の階にドッキングされていて、そこからライトハウス内にハンターを送り込んでいた。コールソンLMDが自爆する形で、ライトハウスにドッキングされていたクロニコムの船を破壊した。(6)予測者シビルはデータとして生き延びており、パソコンオタクのラッセルやナサニエルと組んで地球を支配しようとしている。(7)レイザービームによって、クレイジーカヌーやライトハウスを除いた地球のシールド基地を壊滅させる。(12)2019年、シビルはコーラとメイの力でクロニコムのハンターたちをシールドの味方にすると言う行動は予測できず、クロニコムの宇宙船はデイジーの自爆によって破壊される。(13)

シールド/ヒドラ

シールドの前身組織であるSSRを設立したのはニューヨーク州知事でもあったF・D・ルーズベルト。(2)エリア51は1955年ですでにシールドの基地として利用されていた。研究施設の設立は1953年。この頃進められていたのが、イオン核融合研究の「ヘリオス計画」。元のタイムラインではこの計画は失敗しているが、元々ディークがいた2091年では、イオン核融合技術が艦対艦兵器の動力源になる。1955年当時のヘリオス計画は地球上の動力では融合速度に達しないかただガラクタ状態。この頃の女性パイロットは訓練で標的を引っ張る役目で、男性より腕がよく差別されていなかった。(3)シールド初の殉職者はダニエルスーザ。シールドの功労者ボードのスーザの二人隣には、二人分、右向きのシールドロゴの功労者の名前がある。リンドモア博士が開発し、スーザによってハワードに手渡されようとしていた「装置」は、シールドの技術の原点であり、ゼファーワンの原点とも言えるもの。1955年の時点で、シールドの幹部でスーザの上司だったフレディ・マリックが、シールド内部に入り込むヒドラに気づいたスーザを殺害した。(4)元の時系列でシールドは1972年にライトハウスを手放している。2019年からジャンプした時系列ではインサイト計画が40年早まり、標的にはブルース・バナー、ペギー・カーター、ニコラス・フューリーの名前がリストに上がっている。(5)クインジェットのエンジン推力は28.6トン。(6)ロックバンド「ディーク隊」は妙な行動はクスリのせいにでき、ハイテク機器を持ちながら別の町へ移動できるなど、スパイとしてはメリットが多いので、ディークはロックバンドとしてメンバーウを集めた。「ディーク隊」のレパートリーは、ホワイトスネイク「Here I Go Again(1987)」、バングルズの「Walk Like an Egyptian(1985)」、アンコールで演奏していた映画「ブレックファストクラブ」で有名なシンプル・マインズの「Don’t You (Forget About Me)(1985)」。(7)イノックの作戦の時系列では1983年の時点でトリスケリオン、ライトハウス、インサイト計画が本来の時系列より早い時期に登場している。ロックバンド「ディーク隊」のギタリストだったロキシーはライトハウスで勤務している。(10)最後の任務で渡り歩いていた時系列の1983年当時、世界におよそ二十箇所の活動拠点・基地が存在していた。(12)2020年の時点で、シールドはゼファーを少なくとも3機所有している。新たコールソンアカデミーも設立される。デイジー、スーザ、コーラ、マック、ヨーヨー、パイパー、デイヴィスLMD、コールソンLMD、メイなどはシールドに在籍中。フィッツとシモンズは子育て中。(13)

ダイアナ

シモンズに埋め込んだ記憶阻害装置。フィッツのことを忘れるために埋め込んだが、ゼファーの修理方法など他のことまで忘れしまう不具合が出て、イノックが修復する。(6)インプラントをイノック以外の人物が外そうとすると、イノックは、その人物を殺すようにジェマたちによってプログラムされている。(9)

インヒューマンズ

コーラ曰く、インヒューマンズの能力は「星の導き」で能力を得る(10)

ロケーション・地名・場所

ハンブルグ(ドイツ)|ヒドラの連絡員のヴィオラが一年に六度ほど訪れている土地で、ヒドラの研究施設があり、そこで超人血清を製造している。(2)
ヘルズハーバー(NY)|裏切り者が集まる場所としてケーニグも知っている場所。超人血清の受け渡し場所。(2)
エリア51|1953年に設立されたシールドの基地があり、ヘリオス計画が進められている。この頃のシールドロゴは向かって左向き。ジェット推進、宇宙旅行、打倒ソ連のために血税を有効活用していると、研究責任者が話す。イオン核融合技術で宇宙ステーションを永久に稼働させるつもりでいる。
フライングロケットダイナー|エリア51近くの食堂。ジェラルド・シャープの通っている店。(3)
ルーズベルトホテル(LA)|ダニエルスーザが暗殺されたホテル。ホテルのコンシェルジュとも話を合わせていたが、暗殺者の手にかかり、プールに体を転落させ死去した。5時10分発LA行きの鉄道(車体に2551)でスーザとコールソンが装置を持って移動する。(4)
リバーズエンド|湖の中にあるシールドの秘密基地の一つ「ライトハウス」から地上への通路が繋がっている町。シーズン7でコールソンたちがタイプワープした時系列ではヒドラのリーダーであるフレディマリックの住まいがある。フレディは自宅でディークにより銃殺される。(5)
Ziff’s clothing|1973年、デイジー、スーザが洋服を買ったニューヨークのアパレルショップ店。クレイジーカヌーからも近い場所にある。(5)
ライトハウス|オンタリオ湖畔のまち「リバーズエンド」に所在するシールドの秘密基地。湖の水中に存在し、地上部は文字通り「灯台」になっている。リバーズエンドの街中へつながる通路も存在する。インサイト計画の中心地としてシールドが使用している。フレディマリックに半ば騙される形でリック・ストーナー将軍が「インサイト計画」を進めようとするが、コールソンらによって阻止される。クロニコムの船がメインコンピューター室の奥の梯子で行ける下階にドッキングされ、シールドエージェントになりすましているクロニコムが複数人いた。(6)1983年にはディークとバンドメンバーの拠点となっている。ここでコールソンLMDはディークによってハードドライブから復元され、テレビモニター越しに会話することができる。(7)クロニコムの宇宙船のレーザービームの攻撃を受けても破壊されないほどの強度を持っている。(12)
アフターライフ|ジャーイン、リーらによって運営されていたが、シビルと結託しているナサニエルに乗っ取られる。(8)ナサニエルらに乗っ取られるが、インヒューマンズら人質はマックとヨーヨーたちが救出する。(10)

シーズン7のキャラ・登場人物や世界観・設定の解説

シーズン7のあらすじのネタバレ
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