ネタバレ【エージェントオブ シールド3】設定・世界観・歴史・地名など|表裏一体のシールドとヒドラ

2017年1月から放送のマーベルドラマ【エージェントオブシールド】シーズン3。6月を持って日本での地上波での放送は終了となりました。

シーズン3は、シーズン2のラストでモノリスに飲み込まれたシモンズは生きているのか、死んでしまったのかが、気になるところ。

さらにシーズン2で自らがインヒューマンズであることが判明したデイジーは、その能力を平和のために使えないかと、インヒューマンズ中心のチーム結成に動きます。

そこに、謎の組織が現れ、コールソンらシールドには、またもや様々な問題が次々と降りかかります。

ここではドラマの最終話までのドラマ内の設定や世界観・歴史・地名などについてご紹介します。完全にネタバレしています。ご了承ください。

シーズン3のその他の記事は以下をご覧ください。

ネタバレ【エージェントオブ シールド3】登場人物やゲストキャラクター|デイジーの失意とマリック家の闇

ネタバレ【エージェントオブ シールド3】設定・世界観・歴史・地名など|表裏一体のシールドとヒドラ

ドラマ【エージェントオブ シールド3】登場人物やゲストキャラクター|インヒューマンズチーム《シークレットウォーリアーズ》はじめ特殊能力者の新キャラが参戦

ロケーション・地名・場所

シアトル|ジョーイがシールドによって保護された都市。ジョーイの居住地。(1)
タンジール(モロッコ)|モノリスの正体を突き止める情報があるとして、フィッツが向かった場所。イラクのモスル中央博物館に所蔵されていた1000年以上前の羊皮紙の巻物を盗んだ、ユセフ・ハダド率いるギャングの拠点がある。(1)
国防計画局ワシントンD.C.支局|ロザリンドが頻繁に出入りしているアメリカ国防高等研究計画局(ダーパ・DARPA)の建物。コールソンとハンターがここから帰宅するロザリンドをKGBが良くやっていた尾行方法で追跡し、電車内で話し合いをする。(1)
シンシナティ(オハイオ州)|リンカーンの勤務する病院がある。デイジーとマックがラッシュを初めて目撃し、マックが「斧付きショットガンが欲しい」と発言した場所。(1)
グロスタシャー(イングランド)|コッツウォルド、セヴァーン川流域の一部、およびディーンの森(フォレスト・オブ・ディーン)を含む地域。 |1839年。あるお城でモノリスに飲み込まれる儀式が行われていた。当たりのコインを選んだ男性がモノリスの安置されている部屋に入るという儀式を長年行っている。数人の貴族が参加する組織。この部屋の入り口に刻まれたロゴは、ウィルたちを送り込んだNASAで行われた「遠い星の帰還計画」と同じマーク(角のあるヤギ・牛のようなマーク・NASAマークは反転されている)。(2)ハイヴの送られた惑星マヴェスとの通路の扉を開く装置があり、モノリスをセットし、ある周波数で共鳴させることで扉を開くことができる。このための電力は800メートル離れた川から水路で誘導した水での水力発電を利用している。この装置は、1800年代後半の産業革命の頃に作られた原理の装置を利用している。(10) マリック一族の所有する城で、袋の中の石をひいて、白い石を引き当てたものが生贄としてモノリスにのみこまれる「石の儀式」は、マリック家が主導して行っていた(ホワイトホールがこのことに言及する)。生贄のことを「旅人」と呼び、それは名誉なこととされていた。(16)
ノルウェー|ランドルフ教授が飲酒後に暴れて収監されている刑務所の所在地。ランドルフの住まいがある所在地。ランドルフは自ら檻の扉を外して、警備員たちの目の前で脱獄する。(2)
サンシティ(アリゾナ州)|メイの父親が住んでいる地域。当時のサンシティのアジア人の人口は全体の0.3%。(2)
イビサ島(スペイン)|ウェルナー・ストラッカーが所有するクルーザーがある。(2)
インディアナ州|鉄塔をパワーで発電させてバンクスたちの追跡を振り切った後に、リンカーンが逃げていた場所。インディアナポリス アリソンヴィルのビンフォードブルーバードとE 71st 通りの付近。 (3)ATCUの倉庫がある地域。この施設はウォッチドッグスのニトラミン爆弾で消滅する。この施設にはスタークインダストリー社の核弾頭ミサイルがあった。爆発の1時間前にマリックの社用車が監視カメラで確認され、ブレイクはマリックと手を組んでテロを装い、盗んだものがバレないようにウォッチドッグスがニトラミン爆弾を使った隠蔽工作をしていた。ブレイクは盗み出したミサイルと交換条件に、マリックらに自らの軍隊を作るよう要求していた。(14) ハイヴはこの弾頭を使って上空からハイヴの菌を地球上の広範囲にばら撒くことで、ハイヴのDNAとデイジーの血液によってインヒューマンズ化した「プリミティブズ」を大量に誕生させる計画であることがフィッツとシモンズの推論により判明する。(21)
オールストン(マサチューセッツ州)|ハンターの元同僚の傭兵スパッドの常連のバーがある。(3)
シカゴ(イリノイ州)|リンカーンが唯一頼れる友人、ジョンが住んでいる町・都市。ジョンは、リンカーンから呼び出され、車でシカゴからインディアナポリス近くまで向かった。<シカゴ—インディアナポリス間は185マイル=約300キロメートル=東京都庁から仙台市、山形市(東北方面)金沢市、琵琶湖(西日本方面)>(3)
ノースハリウッド(カリフォルニア州)|アフターライフの住人だったローリ・ハンソンとシェーン・ハンソンが住んでいた街。800メートル南の工業団地でマック、デイジーとコールソンと協力するロザリンドチームが合流した。(4)
ボルチモア(メリーランド州)|ウイルスメールを送ってインヒューマンズたちの所在地を暴いていたドワイト・フライの所在地。(4)
死の惑星「Maveth マヴェス」|詳細はこの記事中の「惑星 マヴェス(マベス) Maveth(モノリスによって送られる星)」見出しをご覧ください。
グランドケイマン島(イギリス領ケイマン諸島内)|ヒドラの口座のある銀行「グランドケイマン・ロイヤル・バンク・アンド・トラスト」がある場所。ボビーとメイがフィッツの作った偽造IDで、金庫内に潜り込む。ヒドラは38番ボックスを使っている。(6)
エンドテクス・ラボ|ATCUがインヒューマンズを保管している施設。高圧電流の有刺鉄線、虹彩認証などで厳重警備状態になっている。(6)
リスボン(ポルトガル)|ストラッカー家の名義で所有しているペントハウスがある。ウェルナー・ストラッカーはここでキーボに拷問され、これ以降、脳に障害を持つ。(6)
ワイレアビーチ(ハワイ・マウイ島)|シールドに休暇申請を出したメイとガーナー博士がバカンスで訪れた場所。(7)
コクーン|シールドの訓練施設。ジョーイもここで訓練をしている。メイがガーナー博士に拉致された場所。(7)
バージニア州|ガーナー博士の職場カルヴァー大学の所在地。今は使われていていない旧管理棟でガーナーはメイを軟禁した。(カルバー大学は実在しないMCU内の架空の大学。特徴としてはシールドをはじめとするアメリカ軍や政府機関と密接な関わりがあること。モデルとなった可能性のある大学の一つに「バージニア工科大学」)(7)アメリカ国立兵站局(Defense Logistics Agency, DLA)の所在地(フォート・ベルボア)。DLAは、太平洋上のミサイル基地のミサイル発射の停止をするためのコードがある場所。さらに、武装無効命令によってトーマス次官に要求しなければならない。通常の手続きを踏んでいたら、2週間かかってしまうので、コールソンチームは手分けしてミサイル発射中止に漕ぎ着ける。(21)
クランブルック(カナダ ブリティッシュコロンビア州)|ワンルーム、ソファベッド、冬は寒すぎてオーブンが暖炉になる程。ここがガーナーとメイが住んでいた最初の家だった。(7)
パースシャー(スコットランド)|シモンズ一家がジェマの子供の頃に訪れた場所で、ジェマがなぜか心惹かれた場所。小さな山小屋があり、ジェマは、フィッツとここで暮らすことを夢見ている。(7)
プレイグラウンド|元々はSSRの基地。窓はわずかしかない。フィッツとシモンズは朝日が見える一角で、お互いが思いを寄せつつも、恋人同士にはなれないという状態に気づく。(7)地上からの入り口の一つはボクシング酒場「BUCK’S」。店内の対面座席に座りシートベルトをして、店員がレジスターにあるスイッチを押すことで座席が下降し基地内へ入っていく。タルボット曰く「(秘密基地が)目と鼻の先にあったとは。まるでドブネズミだな。」(20)「出るのは無理。窓から下まで10メートルある」。基地内には地上に出るための地下トンネルもある。(22)
ルーシーズ・ダイナー|ロザリンドが「卵料理は絶品」とコールソンにお薦めしていた店。(7)
ストラッカー家の金庫室|マリックとウォードが探していた金庫。ウェルナーが失踪した後に、二人は探し出し、結局、ほぼ同時にたどり着く。モノリスの破片やさまざまな武器などがある様子。(8)
ツェプコー(ドイツ)|ストラッカーの金庫がある。この金庫はストラッカーが所有する複数の金庫のうちの「本命ではない」ものの一つ(との台詞をグラントウォードが話すが、実際はここがストラッカーの金庫だった様子)。(8)
ボゴタ(コロンビア)|警察が銃を奪われる事件が発生。瞬間移動ができるエレナ・ロドリゲス(ヨーヨー)と彼女の甥が引き起こした事件。ボゴタの地元民の間で警察は「制服の泥棒」とあだ名されており、ヨーヨーたちは警察に武器が使われないように、そして、仲間たちのために自らの能力を使って、警察の武器を盗んでは川に捨てていた。(11) ヨーヨーがバスに乗って移動していたところ、シールドの緊急通知が来たために、バスに乗らずにデイジー、リンカーンらと合流する。(17)
台北市(台湾)|異星人に対応するための少数の国が参加する「異星人からの伝染に関するシンポジウム(会議・コングレス)」が開催された場所。タルボットとコールソンがアメリカを代表して参加する。タルボットはATCUのトップとして、コールソンはATCUのアドバイザーで、CDC(疾病対策センター)のランドウォール医師として参加。右腕を負傷しているという設定で、左腕で握手をした際に、各国代表者の掌紋データを入手し、ハンターらが彼らの部屋に侵入できるようにした。(12)
シベリアの発電所跡地|ペトロフとロシア首相とマリックたちがインヒューマンズ保護区の設立の話し合いで密会していた場所。マリックら保護区推進派は反対するロシア首相を暗殺しようとしていた。熱センサー、レーダーなどを遮断する作りになっている。インヒューマンズの保護区の場所でもあり、周辺の森林を30平方キロメートルに渡り伐採した。マリック曰く「アメリカ先住民族への政策がそうであったように、居留地を作らなければ、彼らは絶滅していた(ヨーロッパ人が侵略しなければ、絶滅はしていなかったのでは?)。」ハンターとボビーがロシアの要人が三人殺された現場にいた一般人として捕まり、インターポールに取り調べを受ける。(13)
ネイパーヴィル(イリノイ州)|マックの実家がある場所。両親は施設などに入っているため、主に弟が暮らしている。(14)
イースターリング農場(レイク郡)|シールドにスパイとして入り込んでいたヒドラであるフェリックス・ブレイクの隠れ家の一つ。ウォッチドッグスが攻撃準備をしていた場所。ブレイクはここにはいない。(14)
アトランタ(ジョージア州)|フェリックス・ブレイクの隠れ家の一つ。ブレイクはホログラムの自分を作り時間稼ぎをする。(14)
ダイカーハイツ(ニューヨーク州)|チャールズ・ヒントンが妻と子供から離れた後にホームレスとして寝起きしている場所。(15)
サウスダコタ州|ジェームズの家がある場所。敷地内に地雷を仕掛けている。(16)
アッパー半島(ミシガン州)|トランジア社傘下のGT農業の工場がある。蛾やホシムクドリなど侵略的な生物についての研究をし、対抗できる動植物を遺伝子操作で作っている。(16)
スコーネベルク|ドイツとオランダの国境にある油田跡地。ギエラたちがGT農業から奪った研究成果データの送付先。(16)
ビスケーン湾(マイアミ)|ジョーイが恋人(男性)とデートをしていた場所。シールドからの緊急通知が来たために、デートは中断される。(17)
見晴らしのいい丘|デイジーが気分転換などで一人で訪れていた場所。ウォードは生前、デイジーからこの場所のことを聞いていたため、ハイヴもまた、この場所を知っている。(18)
ブカレスト(ルーマニア)|ラドクリフ博士を探すためにフィッツ、シモンズ、マックの三人が向かった場所。共産主義時代に集会が禁止されたため、秘密クラブで密会していた。今も、この頃の秘密クラブで超人主義者たちが先端技術の闇取引をしている。客のほとんどが、体の一部に機械を入れている。(18)
ユニオンシティ(ワイオミング州)|ワイオミングの西の街。ハイヴがマリックの遺産で購入した町。元は炭鉱で栄えた都市だったが、水の汚染で住民が出ていった。ラドクリフ博士を中心に、クリー人が遺伝子改変でハイヴを作ったように、テリジェネシスによらない方法で「人間をインヒューマンズに変化させる方法」の実験が始まる。(18) マリックのダミー会社が街を購入。マリックのアジトにいた護衛団(兵隊)が多数移住する。ハイヴは街のはずれの採掘場にリーパーたちを誘き寄せた。この際に利用したのが、ジェームズが所持していた球状のアイテム「クリーオーブ」とその対となる装置。
第15回 ワイオミング州の日系人 – ディスカバー・ニッケイ (19) UFO(御確認物体)が墜落した街でもある。(21)
太平洋上のミサイル基地|太平洋上にあるミサイル基地で、ミサイルを空中で爆発させて菌をばら撒こうとするハイヴたちが島の基地を占拠。リンカーン、メイ、マックたちが基地に潜入しアップリンクをハッキングし、コールソンのミサイル停止コードを打ち込むことで発射停止に成功。(21)
アブソリューション(モンタナ州)|プリミティブズに変化する「菌」が入っていた荷物の製造場所として積荷に記載されていた地名。ハイヴはこの「アブソリューション」を最初にシールドに届けて後に空からばら撒くと話している。「アブソリューション=罪の赦し」第21話のタイトルでもある。(21)
ウィンズロー動物病院が近くの広場|デイジー(クエイク)がロビン、ポリー・ヒントンと会話していた場所。デイジーの父親カルヴィン・ジョンソン(タヒチ計画の手術を受けて別人格の記憶により生活している)のウィンズロー動物病院が近くにある。(22)

世界観・用語・アイテム

シールド S.H.I.E.L.D./ヒドラ HYDRA

コールソンとハンターは、帰宅途中のロザリンドと接触するが、これは昔のKGBが使っていた尾行方法。(1) 「軟弱で富や権力を成功の証しだと勘違いしている」という「欲」が、ヒドラを崩壊させてきた。(2)コールソンは ホワイトハウスとATCU間の通信衛星を乗っ取って、ロザリンドと直接話した。(3) ウォードが再建するヒドラは、シールドと同じく「レベル7」など、階級分けがある。ウォードは、ヒドラのレベル7の作戦を行おうとしていた。作戦名の候補は「ネメシス」「オメガポイント」。ハンターが手土産にした大量の武器で騒ぎを起こしシールドを誘き寄せ、壊滅させようとしていた。同じ作戦でウェルナー・ストラッカーは、ガーナー博士を爆殺しようとしていた。ウォードは、ほぼ単独で乗り込んだハンターの銃を被弾するが、キーボと共に逃げることに成功する。(4)フィッツが手に入れた羊皮紙やグロスタシャーの部屋の「ヘブライ語で死=Maveth」は、モノリスで送られる星の名前。(5)ウィルを宇宙に送り込んだNASAの裏にいる組織とグロスタシャーでモノリスに生贄を捧げていた組織が同一であることをフィッツが突き止める。これは、ウィルの着ていたNASAの計画の紋章とグロスタシャーの城にあった紋章が同じことから判明した。ATCUのロザリンド・プライスは、ギデオン・マリックと親しい。(7)「スポットライト作戦」ガーナー博士を入れたシールドのモジュールがATCUに保管されたことを機に、ATCU内部を徹底的に調べ上げる作戦。ハンターとボビーがセキュリティ脆弱性(モジュールから誘導信号が出ることでIT部門にハッキングの警告が鳴り、担当者がFBIに電話するが、その連絡先がシールドで「対策チームが向かう」と伝える。)を利用して内部に侵入。結果として、ATCUの職員に対してテリジェネシスが密かに行われていることが明らかになり、その黒幕がギデオン・マリックであることが判明。「…それにデジタルは、侵入に弱いからな(ロザリンドとの会話でコールソンが発言)」。マリックのヒドラは、ATCUを利用し、感染を防ぐためという理由で、兵士、事務職員、民間の目撃者などにテリジェン入りのフィッシュオイルを飲ませている。こうすることで、インヒューマンズ密かに生み出し続けている。これらの物資を保管している「能力者管理室」は、感染防止のために封鎖されていることになっている。ATCUのトップであるロザリンドすら知らず、マリックの配下の人物のみが知ることだった。ヒドラの理念は「最高権力はヒドラ(ハイヴ)にあり」で、レッドスカルもこの理念に従っただけに過ぎない。ヒドラはモノリスと同じくらい昔から存在している。数千年前に地球を支配すべきインヒューマンズが誕生。人々はモノリスを使って彼を他の星に飛ばした。ヒドラはこの星に飛ばされたインヒューマンズを連れ戻すための組織だった。あらゆる時代や場所でさまざまな名前を持ったが、全てはこのインヒューマンズを連れ戻すことが目的だった。NASAで行われたハイヴを連れ戻す計画が「遠い星の帰還計画(Project Distant Star Return)」だったが、マリックたちヒドラはいまだに、モノリスで送られた星から連れ戻す方法を知らない。モジュールの中のガーナーにマスタードガス(クロロエチル硫化物)を使用する。(8)以下、コールソンがウォードの弱点を洗い出すためにシールドエージェントたちとの面談の中で得た情報について→フィッツの部屋に入りフィッツとフィッツの母親の写っている写真を見ていた。心に傷を負っていた。ヒーローに見られたがっていた。兄弟のように接していたとしても、結局は、失ったものの代わりとして人と接していた。父親代わりとなる人物になつきやすい。デイジーと同じく幼少期に特殊な体験をしていことから、互いに理解し合えた。|マリックはNASAと手を組んで、自らの外郭団体で遠隔惑星捜査隊を組織し、モノリスを利用してウィルたちを送り込んだ。ヒドラの最高幹部たちは、大昔にモノリスから切り出されたモノリスの一片を一つずつ所持していた。この時点ではマリックが5個すべて所有している。(9) ボゴタで発生した事件を調べる際にデイジーとジョーイが名乗ったのが世界保健機構(WHO/PAHO)の職員。(11) 「アメリカとロシアは異星人問題で緊張状態にあり、シールドにインヒューマンズが雇われているという事実は、再び冷戦に突入するような要因なので、決して公にはできない事実である。」このため、ハンターとボビーは、シールドともアメリカ政府とも関係はないということを言い続けるしかなかった。(13)元シールドの幹部でヒドラだったブレイクとマリックが、世間では庶民のヒーローとされる反体制組織の「ウォッチドッグス」などを裏で操っている。(14) マリック家では代々、ハイヴを連れ戻すことで世界を支配するという「報酬」が得られると言い伝えられ、ギデオンもそれを信じている。(15) 1970年にギデオンとナサニエルの父が死去し、そのさい獄中のホワイトホールに呼ばれた二人は、モノリスに飲み込まれる生贄を決める「石の儀式」で二人の父が石を入れ替え、自分が生贄にならないようにしていたイカサマの事実を知る。(16) 117カ国が批准しアベンジャーズたちが国連の管理下に置かれることになった「ソコヴィア協定」後の世界では、管理下にあるインヒューマンズたちの処遇に手こずっている。タルボットが率いるアメリカ政府(アメリカ軍)はソコヴィア協定に従い、シールド内の能力者に指紋とDNAの登録と脅威レベルの評価をする予定。(20) ハイヴはプリミティブズに変化するガス(菌)一夜でヨーロッパ全土にばら撒こうとしている。そのためにゼファーワンで高度10万フィートまで上昇。(22)

インヒューマンズ Inhumans

ビタミン剤としてのフィッシュオイルを摂取したことでテリジェネシスを経てしまうことが世界中で多発。今月(第一話の放送時2015年9月)で3件目。ATCUは5人を確保。シールドはジョーイが初めて保護したインヒューマンズ。ATCUが確保した中にはラッシュによって胸を抉られた痕跡のある死体もある。ジャーインたちがオベリスクから作ったテリジェンクリスタルの金属は海底に沈んだため、この金属による影響はないが、海洋生物に影響がでている。ボビーが行ったシミュレーションでは世界中にテリジェンが拡散されるまでに17ヶ月21日後(1年5ヶ月と12日後でおよそ「2017年2月頃」)。テリジェンで変化することを「感染」「異星人の伝染病」とメディアは表現している。(1)表向きはシールドが存在しないことになっており、アメリカ大統領のエリスはATCUの設立を公表。シンシナティの病院でラッシュがリンカーンを襲ったことから、世間ではインヒューマンズが「世間にとっての脅威」と見なされるようになる。(3) ガーナー博士がテリジェネシスを経た直後は、自分の中の一部が解き放たれた感覚、頭に心臓があるような激しい鼓動を感じ、さらに、インヒューマンズに近づかねばならないという衝動、強烈な欲求と、激しい飢えを感じた。インヒューマンズを見つけると、体が変化し襲いかかっていた。その後には解放感があったが、メイにも打ち明けられず、ずっと避けてしまった。このことから、メイとガーナー博士の二人は仲は険悪になっていた。インヒューマンズには「変化して戻る」ということはなく、ラッシュは変化の途中でガーナーの人格とラッシュの人格が行き来している状態だった。ラッシュになりかけたガーナー博士は、人間の状態のままATCUによって「冬眠」させることに決まる。これによって変化を遅らせることができ、その間に、真の解決法を探る。(7)マリックはヒドラ立ち上げの悲願である地球を支配すべきインヒューマンズ=ハイヴのために、地球で誕生したインヒューマンズたちを、ハイヴの兵隊として準備している。その兵たちは12人準備されており、その中にはラッシュも含まれている。シモンズがラッシュを解き放ったことで、この城にいたラッシュ以外のインヒューマンズは全て殺される。(10) インヒューマンズは陰と陽のように、種としての均衡があり、インヒューマン全体の進化(能力の発現)には規則性がある。つまり一見、不規則に見えるが、それぞれの変化には意味がある。(11) ハイヴは人間を宿主として体に寄生することはできるが、インヒューマンズに寄生することはできない。(12)新たな軍拡競争の要因の一つとして兵器にもなりうるインヒューマンズは、ロシアとアメリカ間の戦争の火種になっている。能力者の奪い合いが激化する。(13) クリー人が自分達の国の兵士としてインヒューマンズを創造する。その集団をまとめる役として初代インヒューマンズのハイヴが作られる。ハイヴはクリー人に反乱を起こすが、配下のインヒューマンズらは、ハイヴの力を恐れ、人間たちと共にハイヴを別の惑星を追いやった。その後、ハイヴを連れ戻すために「モノリス」が作られ、数十年ごとに石の儀式によって「旅人」を送り込んでいた。旅人はハイヴを地球に連れ戻すために送られたが、フィッツがシモンズを連れ戻すまでは、誰一人ハイヴを戻すことはできなかった。初代ハイヴの正体は「菌」。(16) ジェームズが持っていた球体のアイテム「クリーオーブ」でクリー人を呼ぶことができる。(17) ハイヴがリーパーたちによって創造された同じ時代に、インヒューマンズに変化させられた子孫がデイジーをはじめとするアフターライフの住人たち。ハイヴは元々は狩猟採集をするマヤ人。ラドクリフは原核生物にテリジェンを加えることで被験者のDNAを変えつつ、インヒューマンズに変化させるという方法を取る。しかし、ラドクリフがインヒューマンズの遺伝子構造が複雑すぎること、さらに死んだ宿主の血液を使用したために、実験は失敗。被験者たちは溶けて死亡する。ハイヴの天敵をリーパー(死神)といい、彼らは数千年間冬眠状態で太陽系の軌道上にいた。ハイヴを殺すことができる唯一の存在。「青い天使」の正体はリーパーのこと(レイナが聞いた言い伝え「青い天使」についてはAOSシーズン2を参照)。<ハイヴとリーパーの関係は、創造主に仕えるものと創造主に反逆したもの(ハイヴ=悪魔=ルシファー)という聖書に由来のある描写が見られる>(19) 生きたクリー人のDNAがあれば絶対に成功するということから、ハイヴはリーパーたちを地球に誘き寄せて、完全ではないものラドクリフの実験は成功。ここで生み出されたインヒューマンズもどきは「プリミティブズ」と呼ばれる。(20) プリミティブズはアドレナリン放出状態と同等の腕力を持ち、視力は弱く熱探知で周囲のものを見分け、ハイヴと常に繋がっていて自分の意志はない。変化する前の専門分野や武器の知識などを全て記憶している。(22)

ATCU(高度危機抑制部隊)Advanced Threat Containment Unit

シールドに代わり、エリス大統領が設立したアメリカ政府の対異星人部隊。実際は、マリックの支配下にもあり、そのテクノロジーや研究成果などは、マリックらのヒドラも利用している。リーダーはロザリンド・プライス。ロザリンドの死後は、タルボット准将がトップになり、アメリカ政府とシールドは協力して活動するようになる。DARPA・国防計画局と同じ掌紋認証型の拳銃を使っている。液体ヘリウムで冷却、銃身はチタン製。最新技術の試作品。(1)シンシナティの病院でリンカーン、ラッシュ、デイジーの三人のインヒューマンズの存在を把握したが、これまでデイジーのことは世間位は公表していなかった。これを交渉材料にされ、コールソンは、デイジーのことが世間に知られることを防ごうと、リンカーンの身柄をATCUに明け渡す約束をする。しかし、リンカーンは反発して逃亡してしまう。このことから、コールソンは仕方なく「シールドの情報を共有する」と約束をすることで、デイジーたちは助けられる結果になる。(3) エンドテクス・ラボという施設で保護したインヒューマンズをゲル状物質で満たされている容器「ゲルマトリックスタンク」に入れて保管している。一種の冬眠状態にしており、健康は保たれる。病院と同じく「昏睡状態にして治す」ということをしているが、見た目は悪いということも自覚している。(6) 科学部門に能力者管理室がある。ガーナーの隔離モジュールはATCUの本部に搬入された後、すぐさまマリックが持ち出す。海外部門設立をしたのがギデオン・マリックで、マリックは、アメリカ大統領直轄の対インヒューマンズ組織であるATCUを利用して、インヒューマンズを生み出し、兵器として利用しようと目論んでいた。(8) 「ゲルマトリックスタンク」は内部の人間を遠隔で殺すことも可能。(12)職員の一人がウォッチドッグスに能力者のリストを漏洩させるが、これは、ウォッチドッグスのメンバーを人体実験に使うためにハイヴたちが仕掛けた罠だった。(20)

モノリス Monolith

世界を転々としてユカタン半島に埋められた。ヘブライ語で「死・Maveth(正確には死刑という意味)」とかかれた1000年以上前の羊皮紙の巻物がモノリスと一緒に埋められていた。これはモノリスの正体を示すものとしてフィッツが捜索し、モロッコのユセフから奪う。イラクのモスル中央博物館に所蔵されていたが、ユセフのギャングたちが盗み出した。フィッツはシモンズがモノリスに飲み込まれた現象をさまざまに想定してきたが、ピム粒子の事件を知った際は、シモンズがミクロサイズになったとも考えた。現在では暗黒物質で時空が歪んだブラックホールと同じものだと推測している。(1)1839年のグロスタシャーのある城でモノリスに生贄を捧げていたが、この時点でもモノリスの正体は不明で、モノリスにのみこまれてから戻ってきたものは、誰一人いなかった。(1)埃の入らないケースに砂があったことをフィッツが発見し、それが地球より10億年古い時代の砂であることが判明。これにより、モノリスが他の惑星への扉であることが明らかになる。モノリスの謎を解明するにはローゼ=アインシュタインブリッジの知識も必要とフィッツは考えている。モノリスはゲルマン民族からフランスに持ち出され、ナポレオン期前に再び移動され、1839年頃にはイギリスのグロスタシャーの城に置かれていた。1853年に、ランドルフ教授は仮装舞踏会でグロスタシャーの城に行ったことがある。ランドルフは星の巡りの噂を聞いて、この舞踏会に訪れた(その噂はガセネタだった)。この舞踏会そのものがインチキ悪魔崇拝で、この「死 Maveth」と書かれた部屋は「処刑場」だと言われていた。この舞踏会ではファイアーダンスも行われた。この入り口の奥には「ルーブル博物館の地下倉庫」のような空間がある。この円筒形の空間には1800年代後半の頃のテクノロジーによる巨大な共振装置があり、この空間自体が共振する環境になっていて、その中心にモノリスを埋め込み共振させることで、モノリスを「扉として開く」ことができる。動力には水力発電を使用。計器には「MAGNEHELIC F.W.DWYER MRG CO. 」と記載あり。部屋自体がスピーカー、装置がアンプ(増幅器)、になっていて、可聴周波数以下でモノリスを振動させることで、別の星との扉を開いている。量子調和振動の原理で、岩の中の量子化フィールドと共振させている。(2) シモンズがモノリスで送られた星は植物が存在するが、動物はいない。(3) シモンズはモノリスで他の星に送られた直後に、モノリスを「物質移動装置」と報告。(5)フィッツは象徴人類学と図像学などの本からグロスタシャーの城(この模様は当時のモノリスの研究者が城の床に彫った)とNASAがウィルなどに行ったモノリスを使った宇宙探査計画(制服に着けられている)に使われた「牡羊(山羊?)のマーク」の意味を探す。このロゴマークは何千年も前から死や殺人儀式・生贄儀式のシンボル。異教徒の悪魔神話に通ずる。ヒドラの「リーダー」を星から連れ戻すための装置が「モノリス」(8)惑星マヴェスと繋がる扉(ポータル)の開いている時間は、61秒間。グロスタシャーの城のモノリスを使って扉を開ける装置は、水力発電からエネルギーを得ており、800メートル離れた川から水路を引いている。(10)

惑星 マヴェス(マベス)/Maveth(モノリスによって送られる星)

この別の太陽系の星は、酸素があり呼吸可能で、重力は地球よりやや重め、地表は荒れていて砂漠に似る。植物と水、草の怪物が存在する。太陽はないが、二つある月の光があるため、真暗闇ではない。定期的にな砂嵐がやってくる。ウィルの暮らす地下には地中の発光物質が一部露出している部分があり、居住空間の光源になっている。熱源にもなっていて、空間内は暖かい。NASAは一年の予定で、モノリスによる宇宙探査で「宇宙探査の低コスト」を実現。ウィルの任務は標本採取と地図作成、星の調査。ウィルは、作戦を共にしていた科学者3名を守る役割だったが、結果として二人は自殺し、一人は錯乱しウィルを殺そうとし、ウィルによって殺された。ウィルの特定した「飛行禁止区域」には、1839年にグロスタシャーの城の儀式で送られた男性貴族など、これまでモノリスで送られた人物たちの死骸がある。1839年の男性貴族が持ち込んでいた星測定器と2001年当時のNASAのコンピューターを使って、シモンズがワームホールが開く場所と日時を特定。しかし、「死・ハイヴ」の妨害にあり、穴の位置まで辿り着けず、地球に戻ることはできなかった。ワームホール=扉が開くのは、月の引力に関係している。ウィルと一緒に死の星にきた地質学者曰く、この星は昔は楽園だったが、「死」によって食い尽くされたと言われている。18年ごとに数分の日照がある。(5)ヒドラのロゴマークと同じ形の壊れた巨大なオブジェがある。ハイヴが弱っていることで、この星自体も荒れ果てている。飛行禁止区域の一角には都市文明の廃墟が残っている。古代の都市は9つあり、高度な文明を持っていた。変化を恐れた住民たちが争い合った結果、文明は滅んでしまった。(10)

ウォード家 Ward Family

父親は家族全員を虐待し、父に虐待された妻(母親)は、子供たちも虐待した。かつてはグラントとトーマスは親友だったが、グラントはクリスチャンに言われてトーマスを井戸に落とした事件以来、自分がしたことを認めずに、「2度とさせない」と言い続けるようになった。グラントが17歳の時に家に放火して以来、グラントとトーマスは連絡を取らずに距離を置いていた。15年会っていないと言う話から、グラントは42歳。グラントがクリスチャンたちを一家心中に見せかけて殺害した際、父親は、すでに歩行器がないと歩けないほどの状態だった。(9)(シーズン2では、クリスチャンとグラントの嘘ばかりの証言ばかりで、トーマスの証言が正しいとわかると、クリスチャンとグラントがいかに嘘つきかが見て取れる。)

インヒューマンズに関する「エイリアン伝染シンポジウム」の参加者(12)

シャオ・チェン|中国代表。開催国代表。(12)
アントン・ペトロフ|ロシア代表。有意義な会議だと発言。居留地を作る用意があるとして、インヒューマンズの保護に協力的。実はシンポジウム前からマリックと繋がっていて、ロシアへ帰国後、インヒューマンズ保護区の設立へ向けて動き始める。(12)シベリアの発電所跡地でインヒューマンズの保護区を作ろうとしている。反対派のロシア首相などを暗殺する予定だったが、ハンターとボビーらシールドがかろうじて暗殺を食い止める。(13)
ハルト・ヤキムラ|日本代表。インヒューマンズの特殊な部分が人類を滅ぼしかねないと懸念を示す。ロシアの居留地にインヒューマンズたちを集めたら、ロシアに兵器を渡すようなものだと発言。(12)
エレン・キング|オーストラリア代表。治療薬はできたか?とコールソンに質問。インヒューマンズは「感染病」だということを疑いなく信じている。顔に傷がある。インヒューマンズという呼称に対して「人間を見下しているのか?」というなど、非常に好戦的。集まったインヒューマンズたちが団結して反乱を起こすことを懸念。会議で採決が行われる直前に部下に暗号メールを送信。それは、自分達のトラックの中の「ゲルマトリックスタンク」に入っているインヒューマンズを移動するようにという内容のメールだった。このインヒューマンズはシールドが保護する。(12)
ナティ・ズマ|アフリカ大陸代表。ロシアの保護区案に賛成票を入れる。(12)

そのほかの世界観・設定・アイテムなど一覧

トランジア社|テクノロジー企業。国防総省向けに四肢の補助具を開発している。コールソンの義手に使われた神経インターフェイスも開発した。社長はギデオン・マリックを嫌っており、買収の話を断るが、チャールズに未来を見せられ脅しに屈する。ロゴマークは丸の中に十字。(15) トランジア社傘下の子会社に農薬で遺伝子組み換えで生態系破壊をする企業として知られるGT農業(GTアグリケミカル)を所有。ここでは侵略的生物に対抗できる遺伝子組み換え作物の研究をしている。(16)
小型爆弾|グランドケイマン島のヒドラの口座のある銀行の金庫内でボビーが使用。ボックスに入れて起動させると、爆発によって、他のボックスの鍵を開錠させることができる。(6)
改良型ねぼすけ|フィッツが開発した小型ドローン軍団の一つ。試作品だったが、デイジーがフィッツからくすねて持ち歩いており、エンドテクス・ラボの内部を見るために使用。ステルス機能が搭載されている。(6)
能力者問題に関する非公式な国際会議|防空司令部(通称:ノーラッド)で開催される。参加者はATCUからロザリンドとコールソン、アメリカ大統領、ギデオン・マリックも参加予定だった(これが後に台湾でのシンポジウムになった様子。)(7)
タイピンカメラ|素材はプラチナで1963年製造。(8)
ニトラミン爆弾|ハワード・スタークが発明した爆弾(詳細はドラマ「エージェント・カーター」シーズン1で描かれる)。フェリックス・ブレイクが改良し、ウォッチドッグスがATCUの倉庫爆破などに使用する。炭酸水素ナトリウムで中和できるが、ブレイクが改良したものは、中和できないようになっている。懸濁のせいで中和できないため、フィッツは、ニトラミンを包んでいる液体を、液体窒素で凍らせて中和に成功する。(14)
クリーオーブと起動装置|クリーの強力な兵士「リーパー」に信号を送る装置。ハイヴがユニオンシティで使用。元々は、「アフターライフ」でジャーインが持つインヒューマンズの歴史に関する資料を読んでいたジェームズ/ヘルファイアが所持していた(どこで手に入れたかは不明)。(19)
ゼファーワン|コールソンがシールド長官になった際にフィッツが開発を進めたバスの後継となる移動式司令室。最終シーズンのシーズン7まで、コールソンたちシールドの活動の拠点となる。高度10万フィートまでの垂直飛行が可能。暖房は電気式ではなく火力式のため、電気系統がショートしても暖房は機能する。(22)