ネタバレ【エージェントオブ シールド3】登場人物やゲストキャラクター|デイジーの失意とマリック家の闇

2017年1月から放送のマーベルドラマ【エージェントオブシールド】シーズン3。6月を持って日本での地上波での放送は終了となりました。

シーズン3は、シーズン2のラストでモノリスに飲み込まれたシモンズは生きているのか、死んでしまったのかが、気になるところ。

さらにシーズン2で自らがインヒューマンズであることが判明したデイジーは、その能力を平和のために使えないかと、インヒューマンズ中心のチーム結成に動きます。

そこに、謎の組織が現れ、コールソンらシールドにはまたもや様々な問題が次々と降りかかります。

ここではドラマの最終話までの登場人物についての出来事をご紹介します。完全にネタバレしています。ご了承ください。

シーズン3のその他の記事は以下をご覧ください。

ネタバレ【エージェントオブ シールド3】全話あらすじ|リンカーンとの別れ シモンズが見た死の星での出来事

ネタバレ【エージェントオブ シールド3】設定・世界観・歴史・地名など|表裏一体のシールドとヒドラ

ドラマ【エージェントオブ シールド3】登場人物やゲストキャラクター|インヒューマンズチーム《シークレットウォーリアーズ》はじめ特殊能力者の新キャラが参戦

「シールド」コールソンチームのエージェントキャラクター

フィリップ・J・コールソン

海底に流出したテリジェンの影響でインヒューマンズがアメリカ各地で確認され、彼らの保護に動いているが正体不明の組織「ATCU」に先を越されている。リーダーのロザリンドと接触した際に、インヒューマンズを殺しているのがシールドでもATCUでもないことが判明する。右腕に義手をつけている。(1)DJの店のバーガーが好み。施設を案内する約束をしていた日にタイミングよく家が泥棒にあったロザリンドのことを疑うが、エンドテクス・ラボでのインヒューマンズの扱いと、彼女のインヒューマンズへの思いを知り、彼女が誠実に対処していることを知る。(6)ロザリンドにネクタイを結んでもらい、その際に、左腕を失った経緯を話す。大統領と会談をする予定だったが、リンカーンがもたらした「ガーナー博士こそがラッシュ」という情報により、会談は中止になる。(7)大学の専攻は歴史。この際に歴史がシールドに造られていることに気づき、のちに、シールドにスカウトされる。(8)あえて私情を挟み、ウォード殺害に囚われ、シールド長官の権限を超えた行動をするために、マックに長官代理を任せる。グロスタシャーの城の上空からダイブして、モノリスの扉を通ることに成功する。(9) 死の星でウォードを殺害する。(10) フィッツが新たに製造した義手を使い始める。(11)マリックの裏に何者かがいるということに気づき始める。(12) 「未来のジョンコナーは、自分が生まれているのに、過去に介入する必要があるのか?」。久しぶりにデイジーのことを「スカイ」と言い間違える。(15) 最新の義手にはクインジェットを呼ぶ機能も付いている。シールド長官であるコールソンは、ハイヴとは「コインの裏と表」であり同じ存在と比喩される。二人の「たった一つの違い」は個人の意思を尊重するかどうかの差だけ。シールド長官の役職から退き、マックとバディを組みフィールドエージェントとして働いている。(22)

デイジー・ジョンソン

マックとバディを組んでインヒューマンズの保護の任務に当たっている。(1)シールドは表向き崩壊したことになっているので、デイジーの名前、出生届など、社会的な記録は一切存在していない。(3) ATCU内にラッシュが潜んでいると推論する。逃亡後姿をくらましたリンカーンと連絡を取り合っている。(6) ジョーイ、リンカーンと共に、インヒューマンズのチームを結成。グロスタシャーのマリックのヒドラとの戦いが初戦。(9) クリールの血液がテリジェネシスを食い止める働きがあることが判明し、このワクチンを使うことに賛成するリンカーンと対立する。(12)ハイヴに洗脳され、自らの能力でフィッツの首を絞めて、インヒューマンズの邪魔をするなと警告をする。インヒューマンズという家族・繋がりを得たことに幸福を感じている様子。(18) デイジーをはじめとするアフターライフの住人は、数千年前にハイヴと同時代にクリー人に遺伝子改変をされて誕生したインヒューマンズの子孫。ハイヴに洗脳されながらも「シールドのメンバーたちが理解してくれれば殺す必要はなく、ハイヴを中心にする“絆“に加えられる」とシールドメンバーを大切に考えている。しかしもし彼らがハイヴに背くような行動や変化を拒否した場合は、「奴らの心臓を引きちぎる」とハイヴに誓う。GH325を打たれたことからクリー人の血液が流れている。(19) ラッシュに助けられた際にハイヴの洗脳を解かれ、正気を取り戻しながらも、いまだにハイヴの支配下にいることを望むようになっている。デイジーは罪悪感と怒りからハイヴに洗脳を懇願するが、デイジーはラッシュに助けられた際に「ハイヴの洗脳ができない状態」になっていた。洗脳してもらえないとわかったデイジーはハイヴを倒そうと戦闘する。ハイヴとのつながりが消えて苦しみがこれまで以上に強く「自分は空っぽだ」と感じている。チャールズ・ヒントンに触れてみた予知で宇宙空間に浮遊するシールドのジャケットとロザリオを自分が着ていることに気づき、自分が、ハイヴと共に死ぬべき運命だと考え行動したが、結果としてリンカーンがデイジーを騙してハイヴと共に死ぬことになった。ハイヴとリンカーンが宇宙空間で爆死してから半年後、義賊のような行動をして世間では「クエイク」としてマスコミに報道されている。デイジーは奪ったお金をポリー・ヒントンに送金し支援している。娘のロビンと暮らすポリーはこのことでのけ者にされていた地元から引っ越すことができ、デイジーに感謝している。こうしてデイジーはロビンの父親であるチャールズとの約束を果たそうとしている。(22)

アルフォンソ・”マック”・マッケンジー

デイジーとバディを組んで、テリジェネシスを経て能力を獲得したインヒューマンズの確保の任務についている。(1)ウォードへの復讐をするコールソンの代わりにシールド長官代理を努めることになり、ジョーイ、リンカーン、デイジーによるインヒューマンズのチームを結成することになる。(9) 相棒だったデイジーに深い傷を負わせられ希望を失いかけていたが、ヨーヨーによって励まされる。(20)

ジェマ・シモンズ

月が二つある星で生存している(1)グロスタシャーのお城の奥のモノリス起動装置によってワームホールに飛び込んだフィッツによって助け出される。(2) 地球の環境に慣れず、ビタミンD欠乏、気管支の炎症などの症状がある。感覚が敏感になっているようで、携帯電話の着信に過剰に反応したり、電灯が明かるすぎると感じたりしている。(3) 幼少期に脊椎側湾症で手術をし、数週間寝たきりの時に、父親がベッドを外に出して星を見せてくれたことがあり、これが、科学者になるきっかけの一つだった。(5)惑星マヴェス(マベス)で、さまざまな記録をしていたスマートデバイス内のメモリの復元をフィッツに依頼する。その中では、子供の頃の家族旅行で訪れたパースシャーの小さな山小屋で、フィッツと一緒に暮らすことを考えていた、という記録が残されていた。(7)フィッツとの複雑な関係を一度リセットして「出会ったころの二人に戻って」再スタートを切る。(11) かつて交際していた男性はミルトンで、彼はなんでも賛成する性格だった。ミルトンは「芽キャベツのような頭」をしていた。(19)

レオ・フィッツ

シモンズを飲み込んだモノリスの正体を突き止めようとする中で、密閉されていたケースの中にあった太古の砂を発見し、モノリスが、時間を超えた場所へ送るワームホールだということを突き止める。(2)マリックとウォードのヒドラに人質に取られ惑星マヴェス(マベス)からの戻り方を知っていることから、ウォードと共に惑星マヴェス(マベス)に行くことになる。(9) シモンズとの関係を「特異点」に例えて話す(主な内容は肉体関係を持つことについて)。特異点とは超人主義者の言葉で、「計測可能な変数が無限になる点」のこと。(18)

メリンダ・チアオリエン・メイ 

シールドに休暇を申請して以来、未だ戻っていない。(1)7歳から12歳までの5年間、スケートに専念していた。1979年頃はドロシー・ハミルに憧れていた。父親が轢き逃げにあい、これがウォードの仕業であると勘づいたことから、休暇申請をし、一人でウォードを倒そうとしていた。(2) ガーナー博士が大怪我を負ったことから、シールドに復帰することを決意。(6) シールドに休暇を申請した半年前にガーナーとマウイ島に行って寄りを戻していた。その際に、シールドに戻らないという選択肢も考えていた。ラッシュ状態のガーナーに話しかけ、ラッシュからガーナーに姿が変化した直後に、銃を打ち込み、隔離モジュールにラッシュを捕獲することに成功する。(7)愛する人よりも、組織の大義を優先するという考えで働いている。このため、ハンターとは理解し合えない部分があった。(13)

ランス・ハンター

ボビーと共通の指輪は海底に落として取りに行けない。ウォードの殺害を目的に動いている。(1)シモンズのことについてコールソンがメイに連絡していた時に逆探知し、メイがある空港の公衆電話を使っていることを突き止め、昔の仲間の情報網でヒドラのことを探っている時に、メイが同じくウォードを追跡していることを知る。(2) スパッドなどの知人からはリッチーと呼ばれている。(3) ウォードを殺し損ね、ガーナー博士に重傷を追わせたことから、任務からは外され、基地内で仕事を探し、デイジーとマックのバンクス追跡に協力する。(6)インターポールの取り調べでは一貫して「キノコ狩りをしていた」と主張。カバノアナタケは真冬のシベリアのようなところで見つけられると話す。森の中で酔っ払った兵士に絡まれた結果、死体の前で銃を持つという不運な状況なった。 「きのこスープを作るなら乾燥ポルチーニが一番。隠し味はチキンブイヨン」本名はアマデウス・レイヴンクロー・ハンター。父親はケントの警察官。(13)

バーバラ・”ボビー”・モース

専門は生物学で、ウォードとキャラの拷問を受け復帰したあとは、シールドのラボで働いている。ハンターのウォード殺害の任務に同行しようとしているが怪我のリハビリが数週間はかかるため実現できていない。(1)これまでに膝を2回、肺を3回手術している。(4)長官には戦闘任務を禁じられていたが、メイの試験には合格し、現場復帰する。中国語も話せる。アカデミーでメイにスカウトされて正式にエージェントになったが、その事実は、本人は知らなかった。ウォードに拷問され以来、戦うことに躊躇していたが、そのことをメイに責められて気持ちを新たにした。(6) 実家はサンディエゴ。(13)

リカーリングキャラクター

ロザリンド・プライス

CIAに2年、疾病対策センターの顧問、MI6にも所属した過去がある。サラ・ラッセル、マーガレット・キャンベル、サマンサ・ポッター、ジェーン・トンプソンなどの偽名で活動してきた。アメリカ国防計画局ワシントンDCに頻繁に出入りしている。よる九時に建物から出て護衛と共に車に乗り、30分後に12番街の地下鉄駅で降りて、9時35分の電車に乗る。駅名は「Archives-Navy Meml-PannQuarter」。ロザリンド・プライスはNASAで名乗っていた名前と同じだが、東海岸の航空学校の慣習が残るNASAでは姓のプライスで呼ばれていた。(1)家が強盗に入られ、ATCUの施設を見せることになっていたコールソンと共に、家に向かう。本棚にはマーガレット・サッチャーの伝記本が多数あり、家具は新品で、コールソンしかその価値がわからないような野球バット(マントル、ウィリアムズ、ロビンソン、ヤストレムスキーなどの三冠王のサイン入り)を所有している。このバットは既に死別している夫のもの。ロザリンドの夫は実直な心臓医で癌で死去した。コールソンに好意を抱いていることは確かだと認める。(6) コールソンの案内でゼファーワンの内部を視察する。案内するのはデイジー。ゼファーワンを視察した際に、コールソンのネクタイを結ぶ。この際に、コールソンが左腕を失った経緯(部下に腕を切られたことで命が助かった)を教えられる。ラッシュに高層階から落とされるが、デイジーの力によって助けられる。(7)コールソンとの夕食中に、ウォードによって、数キロ先からの遠隔射撃により喉を打たれてコールソンの目の前で即死。(9)

ルーサー・バンクス

ATCUのリーダーロザリンドの側近。(1)海兵隊を除隊し、ロザリンドに雇われる。NY決戦の後に対異星人部隊に所属。コストコのカード会員。デイジーによってラッシュの正体だと疑われ、シールドによって強引なやり方でDNA検査をされるが、インヒューマンズではないことが判明する。(6) シールドと合流し、ウィルたちを惑星マヴェス(マベス)に送ったマリックの団体の施設に案内していた際、ギエラによって拳銃を遠隔操作されて、頭を打ち抜かれ即死。(9)

グラント・ウォード

ヒドラのリーダーとしてウェルナー・ストラッカー、キーボなどと共にヒドラを再建し始める。ウォードに会うまでには、ファイトクラブで相手を殺して勝たなければならない。(3)三兄弟の末っ子のトーマス曰く『グラントは人を傷つけても自分でそのことを絶対に認めない。三兄弟の父親はカッとなる性格で妻を虐待。夫に虐待された妻は子供たちを虐待。グラントはトーマスとは親友で仲がよく、末っ子のトーマスを両親や長兄のクリスチャンから守っていたが、井戸の一件以降、グラントの性格も変わってしまった。自分がトーマスにやっておきながら、他人のせいにして「奴らには2度とさせない」』とトーマスに言い続けた。グラントは17歳の時に家に火をつけ、それ以来トーマスと離れ離れで15年会っていない。グラントや家族から逃げるためにトーマスは名前を変えている。マリックから最高の兵士と言われ、惑星マヴェス(マベス)で指揮を取り、さらにヒドラが崇拝する最高のインヒューマンズと言われる「あれ・ハイヴ」を連れてくるようにと言われる。(9) 惑星マヴェス(マベス)でコールソンに胸部を押し潰されて死去。死んだ肉体にハイヴが入りこみ、地球へ戻る。(10)

ウェルナー・フォン・ストラッカー/アレクサンダー・ブラウン

バロン・ストラッカーの息子。ヒドラの現リーダー。父親が事情を話さないまま死去したので、本名を名乗らずに生活している。心理学を専攻したいとして、身分証を偽造し、ガーナー博士のいる大学へ編入(潜入)する。(2) ウォードからの指示でガーナー博士を殺そうとするが、その際に、ガーナーこそが「ラッシュ」であることを目撃する。逃走の際にヒドラの銀行口座を使ったことから、居場所がバレる。(6) シールドが保護しており、キーボからの拷問のせいで、脳の損傷が激しく、酸素欠乏で前頭皮質が機能していない植物人間のような状態。リンカーンの力によって記憶が掘り起こされ、マリックとの極秘の連絡網をシールドに教える。(11)

ギデオン・マリック

バロン・フォン・ストラッカーとも深い関わりを持っていたヒドラ幹部。ガーナー博士を殺害しようとするも失敗し、ウォードとシールドに追われることになったウェルナーを一時的に匿う。ヒドラ界隈の人脈からは恐れられている存在。(6) 長年温めていた計画を実行に移すために、ストラッカー家の金庫を探し当てる。実業家、安全保障委員会メンバー、大統領顧問団の助言役。ロザリンドとは10年来の友人。ATCU海外部門設立の援助をしたのがギデオンだった。大統領と握手し、他の惑星の技術も見たことがある。ロザリンドと会ったのは2001年で、マリックの会社がNASAでコンサルタントをしていた。この時にウィルが送られた「遠い星の帰還計画」が行われた。(8)ヒドラが崇めるインヒューマンズのハイヴを地球に戻そうと、これまでにヒドラの幹部が一つずつ所有していたモノリスの破片を五つ集め、これを使って「扉」をあけ、ウォードとその部隊と星からの戻り方を知るフィッツを惑星マヴェス(マベス)に送り込むことに成功する。(9) グロスタシャーの城でハイヴを連れ戻すためにウォードとフィッツを送り込むが、途中でシールドに装置を占拠されたことから、一時的に撤退しようとするが、空港までの移動中に、ウォードの体を乗っ取ったハイヴと出会う。各国の経済に深く食い込んでおり、各国の首脳にも助言をするほどの力を持っている。アメリカ大統領のエリスでさえも、手を出せないほどの影響力。極秘の連絡方法は、ある骨董屋で「プリンストン大学のペリザードの紹介だ」と話すと、店主が電話のある奥の部屋へ案内し、そこから、マリックへ連絡を取ることができる。ストラッカー家ではこの方法でマリックに連絡を取っていた。この電話回線はマリックのプライベートなもので、マリックの所有するゴサイト産業の世界中の支社と繋がっている。コールソンがウェルナーから極秘回線を逆探知したことで、ゴサイト社の支社を閉鎖せざるを得なくなる。このために株価が暴落。(11) 台北でのインヒューマンズのシンポジウムでコールソンを殺害しようとしていた。そのために、タルボットの息子を誘拐し、タルボットを駒として利用した。ロシアでインヒューマンズ保護区のために支援を申し出る。(12)シールドは極秘で活動をしているため、アメリカ政府とシールドとの関係が知られたら、戦争の引き金になる。そのため、ロシアで元安全保障委員会のマリックを殺すということは不可能。(13) 総資産は92億ドル。四肢の補助装置をつけてトランジア社の社長を殺害。パワードスーツを着てデイジーにとどめを刺そうとするが、チャールズに未来を見せられ、深い恐怖を感じるようになる。(15) 父を亡くした際に、ホワイトホールから石の儀式で父がイカサマをしていたことを教えらる。弟と正々堂々と儀式をしようと約束するが、実は、目印のついた石を捨てたと見せかけて、ずっと隠し持ち、儀式のたびに使い自分が「旅人」にならないようにしていた。(16) ハイヴに操られたデイジーによって殺される。この時、動かせる金は9億6000万ドル。(17)

グレン・タルボット

アメリカ陸軍の准将。ATCU側の新たな仲介役としてエリス大統領が指名。存在しない組織としてのシールドと連携して活動することになる。ATCUのトップとして就任してすぐに息子のジョージがマリックに誘拐され、台湾のシンポジウムの際にコールソンを殺すためにマリックに協力させられていた。台湾のシンポジウムのトラックに入っていた息子を助けるために、クリールを雇っていたが、ハンターの邪魔が入ってジョージを保護できなかったが、メイがすぐにトラックを追跡して取り戻す。この一件からコールソンを信頼するようになる。(12)マリックから得た情報でヒドラのインフラを壊滅する作戦「首切り作戦」を展開し成功させる。(18) 大統領の指示を受けてシールドの能力者をソコヴィア協定に参加させるように説得へ向かい、初めてシールドの秘密基地「プレイグラウンド」へ入る。(20)

ホールデン・ラドクリフ博士

マリック(=ハイヴ)が所有するトランジア社の傘下の子会社GT農業の研究者で寄生生物研究者。ハイヴに感染させられたデイジーの治療のために、シモンズとフィッツがシールドへの協力を要請する。超人間主義者(トランスヒューマニスト)でもあり、過激な研究をしてGT農業を退社させられていた。右目は義眼でシモンズは博士の右目に毛様体筋があることから、人間の目ではないということを見抜いた。毛様体筋は哺乳類の血管膜にはなく、鳥類に特有のもの。(18) 幼少時代は悲惨で、水泳部でも虐められていた過去を持つ。(19) ハイヴのDNA、デイジーの体内のクリー人の血液、テリジェンを掛け合わせウォッチドッグスのメンバーたちをインヒューマンズ化させ、ゾンビのような容貌だが、ハイヴに従順な「プリミティブズ(原始人)」を誕生させることに成功する。これはハイヴの寄生生物をDNAの鎖の中に組み込んでいるため、現在の科学技術では元に戻すことは不可能。フィッツ曰く「10年後なら直せる可能性がある。」 (21) 公聴会を終えた後、ヴォイスAIアシスタントの「エイダ」に肉体を与える。この肉体はシールドのプログラムをもとに発展させたもの。このプロジェクト名は「L.M.D. PHASE1」。お祝いとして40年もののバルヴェニーを開封する。(22)

ゲストキャラクター一覧

ユセフ・ハダド|タンジールを拠点にするギャングのリーダー。イラクのモスル中央博物館でモノリスと一緒に埋められていた羊皮紙を盗み出す。フィッツはこの羊皮紙に書かれていることがモノリスの正体だという情報を知り、偽のスプリンター爆弾を餌に羊皮紙を手に入れることに成功する。(1)
ソーナリー卿(Lord Thornally)|1800年代のヒドラメンバー。石の儀式で生き残った中年男性貴族。「これまでにモノリスに飲み込まれて戻ったものはいない」と若いヒドラメンバーの貴族に教える。(2)
マンチーニ卿(Lord Manzini)|1839年、グロスタシャーの城でのマリック家の石の儀式に参加し、モノリスに飲み込まれ「惑星マヴェス(マベス)」でハイヴの生贄となった男性貴族。1800年台のヒドラのメンバー。(2)惑星マヴェス(マベス)の飛行禁止区域で彼が持って行った、剣と星測定器がジェマによって発見される。(5)
カーマイン|新たなヒドラを設立しようとしているウォードが、変えるべきヒドラの体質の象徴「軟弱で富や権力を成功の証しだと勘違いしている」と名指しする金持ち。知り合いであるウェルナー・ストラッカーの居場所をウォードに教えた。(2)
ランドルフ教授|酒に飲みすぎて器物破損をしてノルウェーの刑務所に入っている。ご飯が美味しいので、ノルウェーの刑務所から出るつもりはなかった。ATCUに身柄を引き渡してもいい、と脅されてモノリスの正体を突き止めるためシールドに協力する。実は、モノリスのことを知っていて、モノリスを壊すためにコールソンらに協力した。デイジーがインヒューマンズだということを教えられ「その忌むべき言葉は久々に聞いた」と驚く。(2)
ウィリアム・メイ|メイの父親。アリゾナ州サンシティに暮らす。妻とは20年一緒に暮らしていたが、偏執狂な妻の性格についていけず別居。庭でゴルフができるほどの豪邸に住んでいる。現在はたまに電話が来る関係で、別々に暮らしている。娘のことを「メリー」と呼ぶ。娘がマウイに新婚旅行に行ったら親孝行になって帰ってきたことを不信がっている。妻の包丁の音は「逆らうなよジジイ、という警告」と思って聞いていた。ウォードら新たなヒドラによってひき逃げにあい、股関節を骨折している。娘がゴルフバッグに銃を隠していることに気づく。(2)
スパッド|ハンターの元同僚でイギリスにいた頃からヒドラにコネを持っていた男。オールストン在住。ハンターと共に闇マーケットのコグニウム金属を運んだことがある。「ラブバイツ」を聞くと、婚約者との別れを思い出し涙が出る。人殺しで相手の鼻を食いちぎったことがある異常者。ファイトクラブでハンターと決闘して、「ナックルダスター(メリケンサック)」をつけたハンターに殴り殺される。(3)
ジョン|指名手配されたリンカーンが頼った友人。シカゴ在住。心臓の持病があり、リンカーンが指名手配されていることをニュースで知り、警察に通報したが、そこでリンカーンと言い争いになった時、リンカーン使った電気のパワーを目の当たりにしてショックを受け、心臓発作を起こし死んでしまう。(3)
ウィル・ダニエルズ|2001年にNASAの計画で謎の星に送られた宇宙飛行士。2015年に惑星マヴェス(マベス)でジェマと出会う。元は空軍パイロットでNASAに誘われて所属し、モノリスによる宇宙探査に志願した。ウィルのすぐ後に続いて、三人の科学者がモノリスを使って星に送られた。2015年にシモンズと出会い行動を共にし、フィッツがシモンズを助けた時は、シモンズを惑わした「死・ハイヴ」と戦ったために現実に戻れなかった。(5)シモンズがフィッツに助けられ地球へ戻った際に、ハイヴに襲われ、体を乗っ取られていたことが判明する。(10)
オースティン|NASAの計画に参加したの科学者。惑星マヴェス(マベス)で崖から身を投げて死亡。(5)
ブルベイカー|NASAの計画に参加したの科学者。惑星マヴェス(マベス)で精神異常をきたし焼身自殺した。(5)
テイラー|NASAの計画に参加したの科学者。惑星マヴェス(マベス)で、精神異常をきたし、斧で機械を破壊しウィルを襲った末に、ウィルによって殺された。(5)
ジェローム・デシャンプス|グランドケイマン島の銀行「グランドケイマン・ロイヤル・バンク・アンド・トラスト」の担当者。前職場は第一信託銀行。妻はマイアミにいる。(6)
スティーブ|ATCUのIT部門の責任者。FBIを名乗るハンターとボビーの相手をする。(8)
トーマス・ウォード|グラント・ウォードの弟。ウォード一家の三男(末っ子)。宝石店に勤務。強盗として押し入ったハンターとコールソンに連れていかれる。マリックたちがフィッツとシモンズを誘拐した場所を突き止めるために、コールソンたちに協力し、グラントとの電話を長引かせて逆探知に成功する。その後は、すぐに解放され、クインジェットから降りていく。(9)
マシュー・エリス大統領|アメリカ合衆国大統領。ATCUの創設、ヒドラによる決起ののちのシールド崩壊後、存在を極秘にしていたシールドと密かに手を組むことにする。マリックとも面識はあるが、大統領にとっても、マリックは力の及ばない存在。|コールソンの要請でハンターとボビーがシベリアで拘束された際に、インターポールを動かして事態を収拾させる。ロシア首相とはエイリアン問題で緊張状態にあり、シールドがインヒューマンズを雇用していることは絶対に知られてはいけない。このことから、ハンターとボビーがシールドともアメリカ政府とも関係のない一般人として何の罪にも問われないことになった。(13)
ラモン大佐|コロンビア国家警察のボゴタ地域の責任者。すでにインヒューマンズであるルシオをボゴタ警察職員として雇っている。英語も話せる。(11)
フランシスコ・ロドリゲス|エレナのいとこ。犯罪歴なし。コロンビアの地元警察の不正を知り、エレナと共に警察の武器を盗んでは川に捨てていた。ラモン大佐によって銃殺される。(11)
カーラ・タルボット|タルボット准将の妻。息子のジョージがマリックに誘拐されたことから、一時的に身を隠している。(12)
ジョージ・タルボット|タルボット准将の息子。ATCUの「ゲルマトリックスタンク」に入れられ誘拐されている。この弱みを握られ、タルボットはマリックの言いなりにならざるを得なくなった。(12)
カール・クリール|タルボットのボディガードとして雇われている。オベリスクに触れても石化することなく助かった唯一の人物。このことからフィッツとジェマの研究対象となる。デイジーの血液にテリジェンを加え、その血液にクリールの血液を混ぜると、テリジェネシスが進まず、反対に徐々にテリジェネシスから回復していく。このことから、クリールには、テリジェネシスに対するワクチンのような働きがあることが判明する。理屈では「テリジェネシスを経験する前の人間にクリールの血液を入れておけば、これ以上インヒューマンズが増えることはない。」ということになる。(12)
デュバル警部(Duval)|インターポールのモスクワの職員。ロシア国内でロシア政府の要人三人が殺害されたシベリアの現場にいたボビーとハンターらに尋問。二人が元シールドのエージェントであることから、「一昔前なら氷漬けで葬られていた」と発言。(13)
ユーリ・クルピン|ロシア首相の側近。ロシアのインヒューマンズ、アントロヴィッチ将軍に殺される。首相の命を受けて、インヒューマンズ居留地の建設の中止を言い渡そうとしていた。(13)
ディミトリ・オルシェンコ大統領|ロシア大統領。居留地設立に反対しているため、マリックらに暗殺されそうになるが、ハンターらシールドに助けられる。(13)
ルーベン・マッケンジー|アルフォンソ・マッケンジー(マック)の弟。リストラにあったばかり。休暇をとった兄のマックと久々に実家のネイパーヴィルで再会する。兄がシールドで働いていることを初めて知る(保険業だと聞かされていた)。リストラにあい、ローンが支払えず、施設に入っている両親の世話などさまざまな困難が重なり、反政府思想のウォッチドッグスに心酔している。実は、シールドのマック(アルフォンソ)のあだ名「マック」は、アルフォンソの弟のルーベンのあだ名。兄のことを「アルフィ」と呼んでいる。(14)
フェリックス・ブレイク|元シールド幹部でヒドラに寝返った人物。デスロック計画でホワイトホールの言いなりになっていたマイク(デスロック)に背骨を折られ、退院後は行方不明になっていた。怪我の影響で現在は車椅子生活。ニトラミン爆弾に固執し、その後も改良をし続け、新たなタイプのニトラミン爆弾をウォッチドッグスに使用させる。マリックに「ブレイク専用の軍隊」を要求し、反対に、ブレイクは、マリックらが欲していたミサイルをATCUの倉庫から盗み出すさいの隠蔽工作で協力した。(14)
ダラス|ウォッチドッグスの活動を煽っているネット工作員。ネットでインヒューマンズへのヘイトを行っている。(14)
エドウィン・アボット|食料品店店主。チャールズ・ヒントンに触れられて未来を見たことから、警察に駆け込み、デイジーを呼ぶようにいう。(15)
ポリー・ヒントン|チャールズの妻。夫がインヒューマンズになって、娘に触れることができなくなった苦しみなど、これまでのチャールズの経緯をシールドに話す。(15)
ダニエル・ホワイトホール|1970年にギデオンとナサニエルの父が亡くなった際、二人を呼び出し、「失楽園」の本の中に隠されていた「すり替え用の石」について教える。(16)
ウィルフレッド・マリック|ギデオンとナサニエルの父親。1970年に死去。それまでのマリック家の当主で、周囲からは信念の人だったと言われる。(AOSシーズン7で若い頃のウィルフレッドが「フレディ」として登場)(16)
ナサニエル・マリック|ギデオン・マリックの弟。(AOSシーズン7でヴィランとして登場)(16)
ステファニー・マリック|ギデオンの娘。マリック家の躾を受け、男のように振る舞うように育てられた女性。ハイヴから小説「失楽園」を贈られる。(16) 「いい馬だが御し難いアラブ馬」に乗っている最中に岩盤滑りが発生し、馬に振り落とされるが、その後も冷静に馬をなだめたことがあり、この一部始終を見ていた父ギデオンは娘をヒドラに引き入れた。(17)
アノン|ラドクリフ博士の女性秘書。腕にディスプレイデバイスが埋め込まれており、博士のスケジュールを確認できる。(18)
エージェント・オブライエン|ワイオミングのハイヴ殺害作戦に志願した兵士。男性。(19)
エージェント・パイパー|ワイオミングのハイヴ殺害作戦に志願した兵士。女性。(19)
ペギー・カーター|ソコヴィア協定が批准された頃、95歳で死去。コールソンにとっても憧れの人物だった。(20)
アンダース准将|タルボットがミサイル停止のコードの場所を聞き出すために連絡をとった米軍の高官。この際にフィッツはアンダース准将の声や映像をデータ化。その後フィッツは、トーマス次官との通信の際に合成技術でアンダース准将になりすました。(21)
トーマス次官|ミサイルの停止コードを発行する責任者。武装無効命令が出されることで、停止コードを発行し、ATCUの担当者を装ったコールソンに手渡す。(21)
エイダ|ラドクリフ博士のヴォイスAIアシスタント。公聴会を終え、これまでの行いの罪を一部を清算できたラドクリフと会話を交わす。パソコン内の人工知能だったが、自らの体をラドクリフから与えられる。この日がエイダにとっての「誕生日」となる。(22)
ロビン・ヒントン|触れるものの死ぬ際の未来を見るインヒューマンズ、チャールズ・ヒントンの娘。(15) 少し言葉を喋るくらいまで成長し、デイジーからチャールズが作っていた木彫りのコマドリ(ロビン)をもらう。動物が好き。(22)

インヒューマンズ・キャラクター

ハイヴ/あれ/ヒドラの神/アルヴェウス

初代インヒューマンズ。「インヒューマンズの救世主」元々は5000年以上前のメソアメリカのマヤ文明のうち、狩猟採集をするマヤ人。微小な寄生生物からなるインヒューマンズで、寄生生物は接触した人間の脳の快楽中枢を支配し、ハイヴと繋がり、仕えることが喜びだと思わせる。|過激派のクリー人(リーパー)による人体実験ののちに初のインヒューマンズとして誕生するも、地球人たちに排除され、別の惑星マヴェス(マベス)に送られる。その後、地球人のうち、ハイヴを連れ戻そうとする勢力が「ヒドラ」を結成。ハイヴを地球に連れ戻すために、ことあるごとに生贄を送り込んだが、戻ってくる方法がわからず失敗していた。フィッツがシモンズを連れ戻したことから、マリックが本格的に動き出し、結果として、ウォードの体を乗っ取ったハイヴは地球に戻った。送られた惑星マヴェス(マベス)には、9つの高度な文明を持つ都市が作られたが、住民たちが変化を恐れたために、互いに争い合って全滅し、現在では、荒廃した風景が残るだけになった。ハイヴは砂嵐と共に現れ、送られた生贄の正気を吸い取って、かろうじて生き延びていた。(10) ( 3ヶ月後の2016年5月頃にシールドの誰かが死去することが暗示される)惑星マヴェス(マベス)では数百年間に渡り瀕死の状態で、数十年ごとに送られる生贄でかろうじて生きながらえていた。疑いを持つマリックとギエラに自らの菌を感染させる。(11) ルシオに自分の菌を寄生させ支配下に置き、のちに、五人の人間の生気を吸い取り、体が完全に復活する。(12)ウォードの体を乗っ取ったハイヴとして完全に復活。トランジア社の役員を殺害。(15) 本来の頭部が「タコの足のようなものが複数伸びている」形状(ここからヒドラのロゴが決定した様子)。これまでに菌によって取り込んだ人間の記憶の全てを持っている。アフターライフにいたのがハイヴの子孫たちで、ジャーインはその事実を隠蔽していた。クリー人が兵士・兵器として作ったインヒューマンズを率いるためにハイヴが創造されたが、ハイヴはインヒューマンズたちと共にクリー人に反乱を起こす。しかしのちに、配下のインヒューマンズたちにもその能力が恐れられ、インヒューマンズたちが人間と手を組んでハイヴを追放した。ハイヴは宿主の体と記憶を奪い取る寄生生物。菌を支配しているのではなく、ハイヴ自身が菌そのもの。(16)アルヴェウスはラテン語で意味は「群れ(Hive)」。古代の悪魔の神話はハイヴが元になっている(カトリックのコールソンが言及。つまり、ハイヴをルシファーと同一視?)。マリックは結果として弟ナサニエルと娘ステファニーの二人をハイヴへの犠牲に捧げたことになる。ハイヴに感染したインヒューマンズは、これまでにないほどの幸福感に満たされ、ハイヴに従うことを喜びだと感じるようになっている。(17)地球をインヒューマンズのものにしようと目論んでいる。感染し寄生することで感情を増幅させることができ、感染した者は、本人がずっと求めていたものを得たという幸福感を与えることで、ハイヴに服従したような状態になる。地球上で最初に遺伝子的に変化をした存在で、それは、人間の科学力が当時のクリーの水準に達したことからだった。クリーがハイヴに対して行った遺伝子改変をラドクリフ博士主導で行う。(18) 元々ハイヴは、5000年以上前のマヤ文明の狩猟採集民で、一人で狩りをしている最中に過激派クリー人(リーパー)につかまり、体にクリーの血液を注入させられテリジェンミストを浴びDNAを変化させられる。この時に同じようにインヒューマンズに変化させられた子孫がデイジーをはじめとするアフターライフの住人たち。超人兵士やアイアンスーツを生み出す人類と同じ道を歩むのではなく、ハイヴは集団主義の哲学で支配する。(19) 記憶を掘り起こす装置の改良版によってこれまでに取り込んできたウィル、グラント・ウォード、ギデオン・マリックなどの記憶が混濁し、精神錯乱状態になる。(21) 宇宙空間でリンカーンと共に爆死。

リンカーン・キャンベル

病院で勤務しているが、ラッシュに襲われて以来、逃亡している。(1)鉄塔に触れて電気を流し、電線から火花を滝のように流すこともできる。ATCUに指名手配され、FBI、国土安全保障省、警察に顔写真が出回る。病院でマックに追跡装置を右腕に埋め込まれていたため、現在位置がバレていた。親友のジョンと関わったことで彼が命を落としてしまい、デイジーに助けを求めるが、コールソンの判断で身柄をATCUに引き渡されそうになり、再び逃亡を続けることになる。リンカーンはシールドではなく、デイジーのことを信頼しようとしている。(3) 逃亡後もデイジーと連絡をとっているが、居場所は教えないようにしている。(6) マックを呼び出して、ラッシュがシールド内部に潜んでいると事実を伝える。逃げ疲れたとして、コールソンの誘いを受けシールドに残ることを決意する。(7)ジョーイ、デイジーらと共に、インヒューマンズのチームとして初めての任務につく。(9)( 3ヶ月後の2016年5月頃に死去することが暗示される)シールドの一員としてプレイグラウンドに残って暮らすことを選ぶ。(11) コクーンでの査定を控えている。(12)インヒューマンズ特有の空虚さを感じている中、恋人と喧嘩をして、帰る際に同乗していた恋人ともども電柱に激突する。恋人は瀕死状態になるが、ゴードンに助けられた。兼ねてからリンカーンを観察していたゴードンは、これを機にリンカーンをアフターライフへ連れて行った。(16) 現場に出ようとするが、ハイヴに感染させられた場合助けることができないので、ナノテルミット張りの超小型爆弾をつけたベスト(自爆ベスト)を着て任務にあたるようにコールソンから求められる。爆弾の起爆スイッチはメイが持つ。(18) デイジーの洗脳(ハイヴの感染)を治癒する可能性のある薬を打ち、一時的に免疫不全と同じような状態になる。これはデイジーを助けるための命懸けの行動だったが、結果的にこの薬は効果がないことが明らかになる。(19) 無菌室に食事を運んできたメイと協力し、ラッシュをハイヴと対面させることに成功する。リンカーンはこの作戦のために、デイジーに会いたいといいデイジーのハッキングの誘導で基地を抜け出すふりをする。デイジーがクインジェットを遠隔操作することを見越して、メイがクインジェットにラッシュを乗せておいた。この作戦にはコールソンも協力し、基地を視察していたタルボットを案内しながら気を逸らしていた。(20) ヘルファイアから重傷を負わされるが、仲間を裏切った罪悪感から核弾頭と共に宇宙空間まで行き死のうとしていたデイジーの行動の先を読み、デイジーが核弾頭をクインジェットに乗せたところでデイジーをクインジェットから追い出す。自らの能力で電気系統をショートさせて遠隔操作できないようにし、そのまま宇宙空間で爆死する。デイジーを追ってクインジェットに乗っていたハイヴも道連れとなる。(22)

エレナ・ロドリゲス/ヨーヨー

コロンビアのボゴタ在住の女性で瞬間移動をするインヒューマンズ。警察の不正を正すために、武器を盗んでは川に捨てていた。30分の1秒で約6メートル移動することができる。この移動は脈拍と同期していて、必ず元の場所に戻ることになる。魚のスープを食べたのちにテリジェネシスを経て、力が備わった。博物館に勤務し、夜は美術学校へ通っている。ボゴタ警察からハンターとボビーを助け出す任務に参加。その後は、シールドのスマートウォッチを渡され、緊急時に連絡を取り合うことができるような体制になった。(11)相棒だったデイジーに大怪我を負わせられ希望を持っても意味がないと消極的になるマックに 「悪魔は弱きものを狙う。強き者が怖いから。」というコロンビアの諺を伝える。(20)

ガーナー博士/ラッシュ

インヒューマンズを追跡して殺している怪物。胸に穴が開くことがその攻撃の特徴。(1)ジョーイの精神鑑定のためにプレイグラウンドへ訪れる。シモンズがモノリスから救出されたことを、電話でメイに伝える。(2) インヒューマンズにウイルス入りのメールを送り、位置情報を得て殺害した。(4)ウェルナーに命を狙われた際に、尾行させていた自らの部下に助けられたと話すが、実際は、ラッシュに変身してウェルナー以外のヒドラたちを殺し、自らライターで放火して爆発を引き起こしてた。これによって、自らがラッシュであるという事実を隠した。次はリンカーンを殺そうとしている。(6) 寄りを戻したメイとのバカンスから帰った後、自分の執務室でジャーインが持っていたインヒューマンズの名簿を開いた際にテリジェンミストを浴び、インヒューマンズになっていた。これらの資料はコールソンからガーナーへ、インヒューマンズのカウンセリングなどに使うための参考資料として受け渡されていた。医療記録のうち、血液データを削除し、自分がインヒューマンズであることがバレないようにと改ざんしていた。バーレーンでメイが暴走するインヒューマンズのカーチャを殺したことは「正しいことだった」と考えている。同じ理由から、ラッシュとなってインヒューマンズたちの命を奪っているのだという。(7)専用の隔離モジュールに入れられたままATCUが保管することになる。人間の状態のまま昏睡状態にして、治療法の発見を急ぐ。このモジュールはすぐさまマリックの手に渡る。(8)グロスタシャーの城でモジュールの中に入れられている。(9) シモンズによってモジュールから解放され、周囲にいた11人のインヒューマンズたちを殺害する。(10) 次に変化したら、2度とガーナーの人格がなくなると判断し、シールドに投降する。(15) 過去にデイジーを殺さずに見逃したことから、リンカーンの考えで、ラッシュにハイヴを対面させた。この時初めて、ラッシュのインヒューマンズとしての存在意義がデイジーを守るためのものだということが判明する。デイジーをクインジェットに乗せた直後、ヘルファイア(ジェームズ)に胸を貫かれて死去。(20)

ホセ・グティエレス/ジョーイ

フィッシュオイルによって3メートルの距離から金属を溶かす力をもつインヒューマンズ。シアトルの5番街でATCUに捕まりそうになるがシールドが保護。バイク好き、同性愛者、能力によって金属を溶かして街を混乱させたことから、自らの存在を歩く災いと表現する。元カレは健康オタク。毎年健康診断を延期。交際していた男性と別れた後はスポーツジムの会員になっている。これらは全てフェイスブックで公開しているため、ボビーは全て把握している。建設会社の現場監督でシアトル在住。(1)ガーナー博士からは3ヶ月のカウンセリングをするという診断が下される。(2) シールドの訓練施設コクーンで力の制御を習得しつつあり、ガーナー博士の査定を受ける。この査定後はインヒューマンズだけのチーム「シークレットウォーリアーズ」に参加予定。(7)インヒューマンズチームとしての初任務で、リンカーン、デイジーらと共にグロスタシャーの城へ向かう。(9)

そのほかのインヒューマンズ一覧

アリーシャ|分身を操るインヒューマンズ。元々はアフターライフで暮らしていた。デイジーやリンカーン、ジャーインらと同じく、ハイヴと同時代に誕生した初期インヒューマンズの子孫の一人。(4)ラッシュに分身を殺されて以来、シールドの隠れ家で療養中。分身を含めた四人で一人分。リンカーンとコールソン、メイが向かった時にはすでにハイヴに洗脳されていた。
ローリ・ハンソン|元アフターライフの住人。アリーシャとも面識がある。空中浮遊能力を持つインヒューマンズ。コールソンらが、シールドで働くことを打診しようとしていた直前に、ラッシュによって殺害される。一年半前からシェーンと共にノースカリフォルニアに暮らしている(アフターライフが崩壊したのがシーズン2の最終回とした場合、2015年5月なので、それ以前からアフターライフをノースカリフォルニアで出て暮らしていた。)。救急病院に入っていない。(4)
シェーン・ハンソン|ローリと同じく元アフターライフの住人。アリーシャとも面識がある。腕がゴムのように伸びたり、エネルギーを帯びたりさせることができるインヒューマンズ。ラッシュによって殺害される。(4)
ドワイト・フライ|元プログラマーでゲーマー。インヒューマンズたちにウイルス入りのメールを送りつけた張本人。ラッシュからインヒューマンズの名前を教えられ、ドワイトがウイルスメールを送り、居場所を突き止めていた。社会保障局に勤務しているがずっと欠勤している。テリジェネシスを経た後から、インヒューマンズに近づくと偏頭痛が強くなる体に変化した。副作用で皮膚に吹き出物が出るようになる。ラッシュが行っていることは「救い」であり、インヒューマンズたちを「本来の場所」に戻している、と話す。ATCU施設への運搬中にラッシュによって殺される。(4)
ギエラ|金属を操ることができるインヒューマンズ。アジア系。マリックの部下。ATCUで行われているインヒューマンズを生み出す計画にかかわる。(8)特殊部隊出身で戦闘能力も高く、メイと互角に渡り合うほど接近戦でも強い。(16)
グレイ|インヒューマンズ。マリックに捕らえられ、ハイヴの兵隊にさせれる所だった。ラッシュに殺される。(10)
ラミレス|インヒューマンズ。マリックに捕らえられ、ハイヴの兵隊にさせれる所だった。ラッシュに殺される。(10)
ルシオ|ボゴタのコロンビア国家警察の警察官で、目から出るエネルギーで相手を硬直させることができるインヒューマンズ。マリックに捕らえられる。(11) ギエラがゼファーワンをハイジャックしたのちに、シールドエージェントたちを殺すために送り込まれるが、ジョーイに顔面を刺され死去。ハイヴが脳に寄生していることから、心肺停止後も体温が36.7℃もある。36歳。コロンビア人。死因は刺されたことによる出血多量。(17)
アントロヴィッチ将軍/ロシア国防大臣|ダークフォースを操るインヒューマンズ。一見陰のように見えるものは、将軍自身が生み出し自在に密度を変えられる。大統領側近のクルピンを殺害する。現在は、ロシア国防相で元KGBの暗殺者。核ミサイル発射の権限を持ち、インヒューマンズ初の政治家でもある。マリックにより、居留地のリーダーに推薦される。ボビーによって銃殺される。(13)
チャールズ・ヒントン|元々は教師だったが現在はダイカーハイツの浮浪者。テリジェネシスののちに触れた者の死ぬ際の状況を、自分と触れた者に見せる能力を得る。自らの母の死など、あらゆる人の最後の瞬間を予知することができるが、それを防ぐことができず、次第に自分には何もできない無力さに追い詰められ、妻と一歳半の娘には何も言わず家出。パワードスーツを着たマリックに殴られ死去。(15)
ジェームズ/ヘル・ファイア|オーストラリア人。爆弾の専門家で元傭兵。ハイヴの伝説のことを知っており、そのことでアフターライフから追放された。インヒューマンズになりたがっている。(16) 球体のアイテム「クリーオーブ」と対になる起動装置を持っており、家の下に埋めていた。ハイヴとデイジーがこれを持ち出す。デイジーがジェームズの目の前でテリジェンクリスタルを破壊しテリジェネシスを経て、炎を操る能力を手に入れる。(18) ブリスベン出身。蠍座入りの獅子座。調子の良い性格で、メイはその弱点を利用してお立てながらハイヴたちの情報を聞き出した。(19)