ヴィランは架空テロ組織でボロ儲けするバイオ系シンクタンク|アイアンマン3(2013)ネタバレ

ここでは、2013年4月26日からに公開された映画「アイアンマン3」のネタバレをご紹介しています。

現実と繋がり

宇宙を夢見る科学者とアメリカの詐欺

「フォンブラウン博士はナチスに協力する前、宇宙旅行を夢見て星を見つめていた。V2ロケットがロンドンを襲った時、『飛行は完璧だったがついた惑星が違った』と発言した」と言うエピソードが、女性植物学者のマヤ・ハンセンによって語られます。

しかし、宇宙は存在しないことはRAPT理論をもとに明らかになっているので、この映画は、宇宙詐欺を継続するためのプロパガンダ作品といえます。

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フォーチューンクッキー

フォーチューンクッキーといえば、中華料理店でよく見られることから「中国のお菓子」とイメージがあります。そして劇中ではこのフォーチューンクッキーが「日本のレシピでアメリカで誕生させたお菓子。」と言及されています。

調べてみるとフォーチューンクッキーは、日本の神社で配られていた「辻占煎餅」に由来するそうです。

しかしフォーチューンクッキーのおみくじの内容を見ると、中国の「思想」を広めるものとして機能していると言えます。その上中国本土では誰も「フォーチューンクッキー」を知らないそうです。

2010年代現在では多くの飲食店で、食事後の口直しとしてフォーチュン・クッキーが出されるようになった。フォーチュン・クッキーには、運勢だけでなくラッキーナンバー(宝くじの番号として使われることもある)や、翻訳された中国の文章、ことわざなどが表記されている[8]。

フォーチュン・クッキー – Wikipedia

アメリカで製作されている映画に、このような形で中国文化が入り込んでいたことは今まで全く気づきませんでした。

ラプト理論のおかげで中国がいかに危険な国かと言うことが明らかになってきています。その危険な思想に巻き込まれないように、正しい知識を身につけて、自分の身を守って欲しいと思います。

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フォーチューンクッキーも「日本の文化をパクった」ようなものですが、最近でも同じように日本をパクり、批判を浴びています。

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ロクソン社

「ロクソン」と言う企業は、マーベルシリーズでは度々登場する大企業です。

ドラマ「エージェント・カーター」では、のちに武器として利用される「ニトラミン爆弾」に利用される元素ランタン炭素合金を第二次世界大戦前に製造していた会社ロクソンオイルとしても登場します。

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2010年ペンサコーラ沖でロクソンノルコ号の原油が流出。その事故を防げなかった関係者全員を、大統領が圧力をかけて不起訴にしたということが描かれました。

これに似ている事故に、2010年に発生したメキシコ湾原油流出事故があります。

ペンサコーラ湾は、メキシコ湾につながるので、土地的にも類似。

また、ペンサコーラと言う街は「海軍航空のゆりかご」と称されるペンサコーラ海軍航空基地など海軍関連施設を多数抱える軍事都市・港湾都市。

この事故で損をしたのは三井物産で、同じ地域ではJX石油開発(エネオス・三菱、みずほ、日産・日立が参画)も進出しています。

またテーマカラーが赤い色の企業「ハリバートン」がメキシコ湾事故の1週間前に石油災害対応の世界最大手のブーツアンドクーツ社を買収していると言う「怪しい動き」があったそうです。

このハリバートンはイラク戦争に関わっていた企業で、米軍のケータリングサービスとして海外にも来ているとのこと。ハリバートンはシティバンクとも繋がりがあり、日本では新潟に事務所を構えているそう。

さらにハリバートンは、2014年に中国企業と共同出資の会社を設立しており、中国共産党とも近い関係にあるようです。ハリバートンが本社を置くテキサス州では、中国共産党の危険を危惧し、中国企業が土地を購入できなくする法案が提出されたのこと。

米テキサス州議員、中国企業の土地購入を阻止する法案を提出 | アボット州知事 | 風力発電 | パイロット | 大紀元 エポックタイムズ

日本も同じように中国企業の土地買収を規制すべきですし、さらにいえば、中国企業でなくても、中国人が関わる企業は全て排除して欲しいほどです。

【中国人による日本侵略】安全保障上重要な土地を中国人が次々と買収 タックスヘイブンに登記した法人やエセ日系企業を介して | RAPT理論+α

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なぜなら、それほどに中国は危険だからです。

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名前で見るとロクソンに似たエクソン社の原油事故がアラスカ州プリンスウィリアム湾であったのが1989年。
エクソンバルディーズ号原油流出事故 – Wikipedia

MCU内の現在地と現実の出来事/タイムライン(劇中の時代設定)

劇中の「現在」は実は2013年。

最後のシーンの「カウンセリング」のような状態でトニーがブルース・バナー博士に話しているのが2013年。

トニーがブルースに話して聞かせている物語のほとんどは、映画「アベンジャーズ」で描かれたNY決戦の後の2012年12月の出来事。タンカー船「ロクソンノルコ号」でのキリアンたちとの決闘が終わったのが、クリスマスイブの12月24日という設定。

また1999年の大晦日(2012年の13年前)に、スイスベルンでのパーティに参加した際の顛末が描かれ、この時にキリアンがトニーへの復讐を誓ったことになりました。

トニー風に言うと「悪魔を作り出した」瞬間。

ちなみに、言及しているだけですが、20年前の1993年のことも、トニーがサラッと話していました。ポッツがエクストリミス化して混乱している状況が、20年前に「トニー自身が泥酔していた状況に似ている。」とポッツに説明しています。

キリアンが「理学療法」に通い始めたのが、2012年の5年前なので、2007年。

また、キリアンたちがエクストリミス実験を行ったのが2009年6月25日。

登場するロケーション/地名

ベルン スイス

トニーが1999年の大晦日を過ごしていた場所で、マヤ・ハンセン博士のエクストリミス研究について説明を受け、また、当時駆け出しだった研究者キリアンとの顔を合わせていた。のちにトニーの命の恩人になるインセン博士、トニーの心臓部の装置を取り外す手術を成功させた中国系のウー博士とも顔を合わせている。技術会議「ベルン ミレニアム技術会議 Bern Milennium Tech Summit(会場の日本語訳では”1000年のハイテク会議”)」の開催場所。

マイアミ フロリダ州

海に面した豪邸にキリアンのアジトや撮影スタジオがある。撮影スタジオが整っていてエリス大統領と電話した電波ジャックの中継はここから放送されていた。エクストリミスの研究施設もこの敷地内にある。

チャタヌガ テネシー州

トニーがローズヒルでチャドの資料を受け取った後の移動中、エイム社が関与していることに気づきローズと電話していた場所。トニーが中継車の通信網を利用してエイム社のエクストリミス研究の実験映像を確認する。チャタヌガのハミルトン記念館(Hamilton County Memorial Hall)でミスチャタヌガ美女コンテストが開催中だった。

パキスタン

イスラム圏の安物スポーツ用品縫製工場の所在地で、ここはローズ大佐が訪れたマンダリンのアジトと思われた場所だった。イスラムの服を着た女性が10名ほどいるだけの小さな縫製工場。ここにエクストリミスの女性兵士が紛れ込んでおり、ローズ大佐/アイアンパトリオットはキリアンたちに捕まってしまう。

その他の登場するロケーション/地名

マリブ カリフォルニア州|トニーの自宅。住所は郵便番号90265 マリブポイント10880。サヴィンらエクストリミス兵士らのヘリコプターから爆撃を受けてこのトニーの邸宅は大破。
チャイニーズシアターカリフォルニア州|エクストリミス爆破事件が起きた場所。ハッピーがこの爆発で重傷を負いマーシー病院に入院。
ローズヒル テネシー州|チャド・デイビスがエクストリミスで爆発を起こした事件があった場所。トニーを助けた少年ハーレー・キーナーの住む町。
マーシー病院(Mercy Hospital)|ハッピー・ホーガンが入院した病院。トニーがこの病院の前でテンリングスを挑発した。

登場人物/キャラ

トニー・スターク/アイアンマン

整備士・メカニック。肥料、ペンチ、着火機などをホームセンターで購入し簡易的な武器を製作。この武器を持ってキリアンらのあフロリダのアジトに潜入する。人生で初めて心が病んだのが1983年の14歳で、乳母がいた頃だった。「パーティ」とはマリブの作業場にあるアイアンアーマーが勢揃いして戦うプロトコル。「クリーンスレイトプロトコル=新たな出発」は、パーティのアイアンアーマーが全て爆発して自爆するプロトコル。今作でアフガニスタンでの爆撃を機に心臓部に入り込み取り出すことが困難だった爆弾の破片を取り除くことに成功し、人工心臓を取り外すことになった。この爆弾の破片があったために「アークリアクター」を作り、これを動力源としてパワードスーツやスタークタワーは機能している。

ジェームズ・ローズ大佐/ アイアン・パトリオット

アイアンパトリオットとして、テンリングスらのテロ対策に関わる。政府が所有するパワードスーツの改造を手掛けたのがAIM社だったため、遠隔操作されてしまう。ログイン名はWarMachine68。ログインパスワードはWAR MACHINE ROX。トニーと共にエリス大統領を助け出すなどの活躍を見せる。

ハーレー・キーナー

トニーが不時着した北部の都市ローズヒル近郊に住む少年。6年前に両親は蒸発。6歳の妹がいる。機械工学に詳しく、トニーに協力し、アイアンアーマーの回復を手伝う。自宅のガレージに自分の作業場があり、事件後、ハーレーの作業場には、トニーからの贈り物としてさまざまな最新機器を揃えてもらう。

ホー・インセン博士

1999年スイスベルンの会議でトニー・スタークに挨拶し、知り合いのウー博士も紹介した。のち(『映画「アイアンマン」)にトニーの命を救うことになる人物。

ウー博士

トニーの胸の爆弾の破片を取り除く手術した医師。心臓外科医。1999年のスイスベルンでの会議にも出席し、トニー・スタークと挨拶を交わしていた。インセン博士とも知り合い。

アルドリッチ・キリアン

アドヴァンスド・アイデア・メカニクス社、通称A.I.M(エイム)の創業者。ポッツとも知り合い。2012年までの5年間は理学療法士の世話になっていた。会社をアメリカ政府のシンクタンクにまで成長させ、見た目も、イケてる経営者になる。エクストリミスの被験者になり実験が成功し、エクストリミスをコントロールできる身体に変化している。マンダリンとテロ組織テンリングスを「プロデュース」して、エクストリミス実験の失敗を隠蔽していた。1999年のベルンの技術会議でトニーに約束を破られたことから、影に隠れて復讐をするという方法を思いつく。1999年の時点でマヤ・ハンセンの研究にも興味を持っており現在はマヤを雇っている。

マヤ・ハンセン

エクストリミスの研究者。植物とDNAが専門。1999年の時点で、脳の修復を指令する部位を再コード化=遺伝子操作システムに侵入するという研究を植物で行っていて、これをトニーに説明する。副作用で爆発する問題が解決できていなかったが、トニーと一夜を共にした際に、トニーが書き残したメモにその解決の糸口があると気づいていた。2012年までにはキリアンの会社で働いており、上司がキリアン。キリアンの危険性に気づき、研究を止めさせようとトニーたちに協力を申し出ようとしていたが、実は、ポッツの同情を誘い、エイム社が政府に納入する時期までにトニーの協力を取り付けさせるつもりだった。キリアンにトニーの拘束を解くように訴えるが最終的にキリアンに銃殺される。

マンダリン/トレヴァー・スラッタリー

キリアンに雇われているイギリスの舞台俳優。テンリングスの首領マンダリンを演じている。薬物中毒で刑務所に入っていたが出所後も中毒状態から抜け出せていない。薬物依存を繰り返していたところ、キリアンにスカウトされ、薬、豪邸、高速ボート、整形手術などと引き換えに「マンダリン」を演じている。マンダリンは「王の側近」を意味。テロは南米の暴動を模倣。説教師の語り口。舞台俳優出身なのでリア王が得意で、演技が大袈裟になることがある。映画「シャンチー」では主要キャラとして登場。

エリス大統領

テロ対策にアイアンパトリオットを推進。2010年のペンサコーラ沖の原油流出事故で圧力をかけて関係者を不起訴に持ち込んだ。このことを理由に、キリアンから殺されそうになる。また、副大統領のロドリゲスもキリアンの後押し、大統領の座を奪おうとしていた。エリス大統領はドラマ「エージェント・オブ・シールド」シーズン3にも登場し、崩壊したはずのシールドが復活していることを知るが、見てみぬふりをしてコールソン長官のシールドに活動を継続させる。

ロドリゲス副大統領

エリス大統領政権の副大統領。ラテン系の名前。右足の膝から下が無い障害を持つ娘(孫娘)がいる。キリアンとエイム社の新たなパトロンで、エリス大統領が死んだ後は大統領に就任する予定だったが、キリアンたちの計画が失敗し、逮捕される。ロドリゲス(ロドリゴの子という意味)はラテン系に多い名前だが、本来はゲルマ系の名前。ロドリゴ – Wikipedia。また、「〜の子」というのは、マイティ・ソーやロキなど北欧系(ニールセンなどの「〜セン」)でもよく使われる。シールドのエージェントコールソンは「コールの子」という意味。

リチャーズ

ロクソンオイルの会計士。マンダリンのアメリカ大統領へのビデオ中継メッセージの際に殺された男性。この際の通信元はパキスタンとされていたが、それは嘘の情報だった。このビデオ中継自体がエイム社による「合成」なので、リチャーズが実際に殺されたかは不明。

ゲイリー

チャタヌガミスコンで働いていたWZPZチャタヌガ局の中継車の持ち主。トニーの大ファンで、髪型を似せていて、左腕にはトニーの似顔絵のタトゥーを彫っている。トニーに中継車のネット通信速度を上げるよう指示され、トニーはここから政府の情報にアクセスし、キリアンのエクストリミス実験の実態を知る。

そのほかの登場人物/キャラ

ハロルド・”ハッピー”・ホーガン|スターク社の警備部長に就任し、そのやり方が厳しすぎるため苦情が急増している。エクストリミスの爆破に巻き込まれ、重傷を負いマーシー病院に入院。イギリスのドラマ「ダウントンアビー」が大好き。
エリック・サヴィン|キリアンの部下のエクストリミスソルジャー。エクストリミス被験者の一人。この実験で戦争の際に失った脚が再生している。故郷のことでアメリカ政府に恨みを持っているが、大統領の専用機でトニーに殺される。
チャド・デイビス|軍曹。元陸軍兵士。ローズヒル出身でエクストリミスで自爆した青年。巻き添えを喰らった死者は6人。
ミス・デイビス|チャドの母親。軍から渡された資料にはMIA(行方不明者)とされていたが、逆から読むとAIM(キリアンの会社)だった。
エレン・ブラント|元軍人。国土安保省(アメリカ合衆国国土安全保障省 DHS ホームランドセキュリティ)所属と名乗る女性。戦争で左腕を失い、エクストリミス実験で腕が再生している。ローズヒルでトニーと戦うがレンジの爆発に巻き込まれ死去。
エリン|ローズとトニーがレストラン「ネプチューンズネット」で話し合っているときにサインを求めてきた女の子。演じているのはマーベルシリーズ製作陣のデスポジートの娘のブロンテ・エスポジート Bronte D’Esposito。
審査員の男(スタン・リー)|ミスコンの審査員。10点満点を出す。

世界観/設定/アイテム

原住民虐殺

劇中で、テロ組織のリーダーマンダリンが言及する「1864年、サンドクリークで米国陸軍はシャイアン族が仮に出た隙に、村にいた女と子供を惨殺。彼らの土地を奪った。39時間前、クエートの米軍基地が攻撃された。男性は演習で留守だったため、女子供が殺された。」というエピソードがあります。

日系人や黒人差別以上のアメリカの醜い部分が「アメリカ原住民(インディアン)への虐殺」と言う歴史であり、Wikipediaでは1890年に「インディアン戦争」が収束したことになっているますが、その問題は現在も完全に解決されたわけではないと言えます。

サンドクリークの虐殺 – Wikipedia

また、「テンリングス」のような国際テロ組織は、すべてマスコミやイルミナティなどによる茶番であり「自作自演」だと知られています。

クウェートの米軍基地攻撃を計画、6人拘束 アルカイダ系か 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

RAPT | アメリカCIAがねつ造したテロ組織アルカイダ。原油価格つり上げのためバクダッド侵攻を表明。

RAPT | 「イスラム国」を未だに本物のイスラム教徒だと思い込んでいる人たちへ。真実はあなたの常識を越えたところにあると理解すべきです。

RAPT | アメリカがイスラムのテロリストを養成してきた。その暴露記事があちこちから噴出中。

エクストリミス

マヤ・ハンセンが研究した細胞再生の研究。マヤ・ハンセンが開発し、アルドリッチ・キリアンとエイム社が研究を継続していた。トニーが1999年に書き残した数式がエクストリミス暴発を改善できる可能性があったため、マヤはトニーに協力を申し出ようとしていた。肉体の回復・再生が可能なことから、何らかの理由により右足膝下が切断されて無くなっている娘を持つロドリゲス副大統領が、このキリアンの研究に支援している。生体電位を利用して脳の未使用領域を刺激することで、脳とDNAを飛躍的に進化させる。生物のハードドライブに侵入し、DNAを再コード化。実験に成功したものの肉体は損傷を受けてもすぐに再生する能力を持つようになるが、失敗した場合は、肉体が爆発を引き起こす。爆発熱の温度が摂氏3000度強。副作用で発熱のような状態から爆発を引き起こす。

AIM(エイム社/アドバンスド・アイデア・メカニックス)

反テロ戦争を支配し世界市場を掌握しようとするキリアンの組織。活動拠点の一つはフロリダ州マイアミ。反テロ戦争を引き起こすために、架空のテロリズム組織「テンリングス」をプロデュースしている。「連続殺人の病理」「西側諸国の象徴を操る」「次の教えを与えよう」など無名俳優のトレヴァーの演技でテロ組織テンリングスとその首領マンダリンによって、アメリカ政府に恐怖を与えている。薬に詳しく、トレヴァーを雇った際にも薬の知識とともに、実際に薬・ドラッグ・薬物を与えることで、トレヴァーを意のままに操っている。エクストリミス実験の被験者たちには「社会不適合者や障害者が人類の進化をもたらす」と教え込んでいる。キリアンが13年前の1999年のスイスでトニーに約束をすっぽかされたことから、架空の凶悪犯を作り裏で糸を引くという方法を思いついた。カダフィ、マンダリンなど社会の敵を演出しているのがこの会社。フロリダ沖の巨大タンカー船を所有している。表向きは「政府に認可されるほどの大きなシンクタンク」。2009年の6月25日のエクストリミス実験の記録が残されている。

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シールド

FBIやCIAとは別の組織。

テンリングス

キリアンがマンダリンのリーダーとするテロ組織の名前として登場。元ネタは映画「シャンチー」で描かれる、10個の腕輪(リング)によって永遠の命と神のような力を持つ中国人男性の通名。2008年公開の映画「アイアンマン」では、ラザ・ハミドゥミ・アル=ワザールがテンリングスの首領として描かれた。スタークインダストリーズ社は、オバデアを通してテンリングスと繋がっていた。

大まかなあらすじ

1999年大晦日(13年前)スイス、ベルンのパーティでマヤ・ハンセンに出会い「エクストリミス」を知るトニー・スターク。同じ日トニーは、彼の熱烈なファンで共同研究を申し出るキリアンとの待ち合わせをすっぽかす。この時キリアンはトニーへの復讐を誓うことになった。

2012年12月、世間ではテロ組織「テンリングス」がアメリカ政府への脅迫で世間を騒がせていた。
トニーはNY決戦以降、精神的に不安定でまともに寝ることができず、たびたび発作を起こす体になっていた。
チャイニーズシアターでの「エクストリミス」の爆発事件を機に、キリアンがトニーへの復讐のために近づいていることが明らかになる。

テンリングスを挑発したトニーは、報復に遭い、マリブの自宅が木っ端微塵に破壊されてしまう。

自宅の爆撃からかろうじて脱出し、エクストリミス関連の過去の事件の手がかりがあるローズヒルへ向かったトニー。そこで両親が不在の子供ハーレーに助けられ、キリアンがエクストリミスの実験を継続しており、その実験の失敗を隠蔽するために架空のテロ組織「テンリングス」を陰で操っているという事実を知る。

時を同じくしてキリアンはトニーの大切な人ペッパー・ポッツを誘拐し、トニーへの復讐を果たそうとしていた。また同時に2年前のペンサコーラ沖で発生した原油流出事故の真実を、権力で闇に葬ったエリス大統領への復讐も達成しようとしていた。

トニーはローズ中佐とともに決戦の場所である、巨大タンカー「ロクソン・ノルコ号」へ向かう。
トニーが寝られずに夜な夜な造っていた「アイアンアーマー軍団」の活躍により、キリアンたちを制圧。

最後の抵抗をするキリアンを、エクストリミス化したペッパーが倒し、12月24日の夜にキリアンらの事件は収束に向かう。

キリアンをバックアップしていたのがロドリゲス副大統領であることも判明し、テンリングスのリーダー「マンダリン」を演じていたヤク中の舞台俳優、トレヴァー・スラッタリーなども逮捕される。

これまでトニーの胸に埋め込まれていた「人工エネルギー」と「爆弾の破片」はウー博士によって取り除かれ、ポッツのエクストリミスも治療に成功、さらに、チャイニーズシアターの爆発に巻き込まれ重傷を負っていたボディガードのハッピー・ホーガンも意識を取り戻すのだった。

マリブの自宅は崩壊したが、トニーは自分が「メカニック」であることを改めて自覚し、アイアンマンを”繭としていた自分”から生まれ変わるのだった。

2013年、ここまで話を進めていたトニーが、話し相手のブルース・バナーを見ると、彼は眠りに落ちていた。しかしトニーはそんなことを気にせず、また自分の話を続けるのだった。