ここでは2018年公開の映画「ブラックパンサー」をネタバレでご紹介しています。
MCU全体のネタバレもしていますので、ご了承ください。
MCU内の現在地と現実の出来事/タイムライン(劇中の時代設定)
1992年|ティチャカ王の弟ウンジョブがヴィブラニウムをユリシーズ・クロウに横流ししたことから処刑される。
2016年|現在。シビルウォーの後。王位継承の儀式の翌日に、ユリシーズ・クロウが韓国プサンでグレートブリテン博物館から盗んだヴィブラニウムの取引をする。取引相手はCIAのエバレット・ロス。
今作ではワカンダのスパイがナイジェリア国内の人身売買の現場に潜入しているところが描かれています。物語序盤で描かれる「ティチャラがナキアを迎えに行くシーン」が人身売買のシーンです。
また現実のアフリカでは、ボコハラムというイスラム系組織がテロを起こしています。
そしてこれらの「テロ事件」や「感染症騒ぎ」は、悪魔崇拝者たちが引き起こしている自作自演であることが明らかになっています。
RAPT | イスラム過激派「ボコ・ハラム」が「イスラム国」に忠誠を誓った時点で、「イスラム国」が天皇派の傀儡であることを立証したも同然です。
RAPT | エボラ熱騒ぎの最大の目的は、ロスチャイルドが西アフリカにあるダイヤモンド原石を独占すること。
こうして生み出されるアフリカの難民の一部は、日本の天皇や創価学会などが支配する赤十字社など国際的な組織を通して、悪魔崇拝儀式の被害者になっています。
RAPT | ベネッセ・ユニセフ・外務省・皇室・創価学会との奇妙なつながり。この日本はごく一握りの人間によって支配されている。
アフリカ人が悪魔崇拝儀式の生贄にされているのです。
RAPT | 国連がついに悪魔崇拝儀式のかどでイギリスに警告。世界中の悪魔崇拝者が追い詰められる事態に。
またアフリカ北部ではキリスト教に敵対する「イスラム教」が信仰され、反対にアフリカ南部では「キリスト教」が広く信仰されているそうです。
ただし、このキリスト教にも嘘の教理が混ぜ込まれているので、本当のキリスト教とはいえないものです。
RAPT | キリスト教は悪魔崇拝者によって内部から破壊された。その歴史の詳細について。
アフリカがいかに悪魔崇拝者たちの食い物にされているかということがわかる作品なのですが、これがどれほど重大かということは、あまり重く受け止められていなようにも思います。
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ちなみにブラックパンサーの元ネタはアメリカの黒人社会活動組織「ブラックパンサー党」
主に1960年代に活動した「ブラックパンサー党」は、共産主義思想を標榜し、広めた組織。
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登場するロケーション/地名
ワカンダ王国
ワカンダは表向きは牧羊・民族衣装・農業で有名な国家。万能な鉱物ヴィブラニウムによって世界一の最先端のテクノロジーを持っていながら、その実態を隠している。何百万年も前、宇宙一硬い物質の隕石「ヴィブラニウム」がアフリカに落下。植物も影響を受けたその地に、5つの部族が移り住み「ワカンダ」と名付けた。争いの中、パンサーの女神バーストに導かれた男がハート型の神秘のハーブを発見。ブラックパンサーはそのハーブによって超人的な筋力、スピード、直感力を得て、ワカンダの守護者、初代ブラックパンサーになった。4部族がブラックパンサーを王として従い、ジャバリ族は山に引きこもった。その後ヴィブラニウムと共に技術を進歩させワカンダは栄えたが、世界は混迷を極めて行った。真の力を知られないよう、ヴィブラニウムを守るためワカンダは世界から隠れて暮らすようになる。ユリシーズ・クロウはワカンダこそが、かつて探検家が世界中を探し求めた「理想郷」だという。ヴィブラニウムはワカンダ語で「イシボ=贈り物」と言われ国の繁栄の礎と言えるもの。2016年、ティチャカ王が亡くなったことから王位継承の儀式が行われた。唯一ジャバリ族のエムバクが王に名乗り出たが、決闘の末にティチャラが王座に就く。その後、先王の弟の息子で王族の一人であるウンジャダカが、ティチャラとの決闘の末に王位に就くが、横暴な行いに耐えかねたドーラミラージュや部族の反撃に遭い、再びティチャラが王座に戻る。挑戦の儀式ではブラックパンサーの力を失った状態の現王と挑戦者が滝の中腹の平地で決闘し、一方の降伏か死によって新たな王が決する。ヴィブラニウム採掘場の施設内に、ワカンダの研究施設も併設してあり、ティチャラの妹シュリが科学研究部門の長を務める。王としてサンダルを履くことがワカンダの伝統。ワカンダ人は下唇の裏にしるしがある。国政は各部族の代表者が参加する評議会によって決まる。またウンジャダカの暴挙により、ブラックパンサーの力を得る「神秘のハーブ」が全て焼き尽くされてしまっているため、続編となる映画「ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー」の主要人物たちが、ブラックパンサーの力を得る方法を探す必要に迫られる。
プサン・韓国
CIAと武器商人ユリシーズ・クロウがヴィブラニウムの闇取引をした場所。商店街にある秘密の賭博クラブが取引場所だった。ティチャラたちワカンダ人の介入で取引は中断。クロウはその後、CIAとティチャラたちに捕まるが逃亡。その後クロウは仲間だったウンジャダカによって殺害される。
オークランド・カリフォルニア州
1992年、ティチャカが弟のウンジョブを殺害したアパートがある場所。2016年、ティチャラがこのアパートとその両隣の施設を買取り、ワカンダの国際支援センターの設立を開始。シュリが科学情報部門、ナキアが福祉部門をそれぞれ担当。この難民支援のセンターはナキアの願いを、ティチャラが実現させたものでもある。
そのほかの登場するロケーション/地名
ロンドン・イギリス|グレートブリテン博物館 Museum of Great Britainにあるヴィブラニウムをウンジョブとユリシーズ・クロウのチームが強奪する。西アフリカ展示室にある7世紀のベニン王国フラニ族のものと言われていたヴィブラニウム製の斧は、実際は、ワカンダから盗まれたものだった。
サンビサ森林・ナイジェリア|ナイジェリア北東部のボルノ州の森林地帯。人身売買で売られていく女性たちに紛れてトラックの荷台で移動中だったナキアをティチャラがワカンダに連れて行く。
カンザス|ワカンダの研究所で目覚めたロス捜査官に「ここはワカンダか?」と聞かれたシュリが「違う、カンザスだ」と答えた。
ウィーン|国際連合事務所がある。ティチャラ王が記者会見を開き、知識と資源を世界と分かち合うことを公表する。この後オークランドにワカンダの国際支援センターが設立される。
登場人物/キャラ
ティチャラ/ブラックパンサー
ティチャカの息子。エムバクの挑戦を受け勝利し、正式にワカンダの守護者ブラックパンサーになるが、その後ウンジャダカの挑戦を受けて敗北。川に投げ落とされたが、地元の漁師に発見され、ジャバリ族の要塞に運び込まれ氷づけにされて一命を取り留める。神秘のハーブで蘇生し、再びウンジャダカと戦い、ワカンダを取り戻す。父のことを尊敬していたが、ワカンダのテクノロジーを隠し通してきたことを過ちだと考えるようになり、その秘密主義の結果生み出されたウンジャダカの暴走を止めるために、先祖たちと決別し、新たなワカンダを作り上げていく。演じているチャドウィック・ボーズマンは2020年8月20日に大腸がんで他界。2019年4月公開の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」がMCU最後の出演。ブラックパンサーシリーズ第二作目では冒頭からティチャラ王の死が描かれる。
ユリシーズ・クロウ
1992年、ワカンダ王子ウンジョブの手引きでワカンダからヴィブラニウム250キロを盗み、国境を爆破して逃亡。2016年、ヴィブラニウムの売買を韓国釜山のカジノでロス捜査官と行うが失敗。その後はヨハネスブルク行く予定だった。顧客にCIAも含まれる。ヴィブラニウムに詳しい仲間の一人だったウンジャダカに殺される。ウルトロンに切断された左手は様々な機能がある義手になっている。
ウンジャダカ/エリック/キルモンガー
ウンジョブ王子の息子でアメリカ育ちのワカンダ人。ゲーム感覚で人殺しをし、通称:キルモンガー”死の商人”と呼ばれる。アメリカ名:エリック・スティーブンス。海兵を19歳で卒業し、MIT大学院へ。シールズでアフガニスタンへ赴任。暗殺や政府転覆工作を得意とする。1992年父ウンジョブが殺された時はアパートの外で仲間たちとバスケットボールをしており、アパートの屋上からワカンダの飛行船が飛び立つのを目撃している。ウォードッグのタトゥーを彫れているが、ウォードッグのメンバーとしての記録はない。権力の源となっている神秘のハーブを焼き払うという行動は、工作員らしいものだとロス捜査官に言及される。工作員は、選挙や王の死など権力が移る時を狙い政府や軍、資源を支配するという行動パターンがある。これがいわゆる「分割統治」というもので、ウンジャダカ自身も敵から学んだと話す。
ウンジョブ
ワカンダ国の王子。アズーリの息子。ティチャカ王の弟。スパイ集団「ウォードッグ」としてアメリカへ赴任。1992年、目立った活動をする者への不当逮捕や暗殺、薬と銃が溢れる街など弱いものが虐げられているアメリカの現状をしり祖国を裏切り、ヴィブラニウムをユリシーズ・クロウに売る。ヴィブラニウムのテクノロジーで権力者たちを倒せると考えていた。行動を共にしていたズリの正体を知り、ズリを殺そうとしたところ、ズリを庇った兄・ティチャカに殺され、そのまま葬儀もされず、オークランドのアパートに残された。アメリカで知り合った女性との間のこどもが、ウンジャダカ。
シュリ
ティチャラの妹でワカンダの王女。ジャバリ族のリーダーエムバクからは16歳で今どき女子のノリのあるシュリはワカンダの科学技術のリーダーとしては相応しくないと責められる。実際はヴィブラニウムをはじめ、様々な知識に精通し、あらゆる最新の武器やアイテムを発明しブラックパンサーらが利用している。
ナキア
ティチャラの元彼女。ウォードッグの一員でナイジェリアの人身売買/難民の調査に当たっている。2016年、ティチャラがサンビサ森林にいたナキアをワカンダに連れ戻す。ドーラミラージュの一員でもある。
エバレット・ロス
CIA捜査官。元空軍パイロット。アメリカ政府の仕事で韓国釜山の秘密カジノに訪れる。ここでクロウとヴィブラニウムの売買をする。取り調べされていたクロウを救出に来たウンジャダカらの急襲にあった際、ナキアを庇って銃弾を受け脊髄を損傷。その後ワカンダに運び込まれ、シュリの手当てとワカンダの医療技術で翌日には傷口も消え復活。応急措置としてキモヨ・ビーズを傷口に入れられている。
ティチャカ
ティチャラの父。ティチャラの一代前のワカンダ王。三十年以上にわたってワカンダを鎖国。ズリを助けるために、ワカンダを裏切りクロウにヴィブラニウムを盗ませた弟ウンジョブを殺害。その事実を隠してきた。
ソフィア
韓国プサンの秘密の賭博施設の出入りを管理する中年の韓国人女性。表向きは露天商だが、クラブに入る人間を監視している。ナキアやユリシーズ・クロウと知り合い。
バッキー・バーンズ/ウィンターソルジャー/ホワイトウルフ
アベンジャーズの内乱(シビルウォー)の後、スティーブに助けられティチャラの手引きでワカンダに亡命。洗脳を解く方法をシュリに探してもらう間、冷凍された状態にある。エドクレジット後に治療を終え、冷凍状態ではなく、通常の生活をしていることが描かれている。この後日談は、映画「アベンジャーズ/インフィニティウォー」で描かれ、洗脳が解かれた際の描写は、ドラマ「ファルコン&ウィンターソルジャー」で描かれる。
そのほかの登場人物/キャラ
オコエ|ドーラミラージュの隊長。夫がボーダー族リーダーのウカビ。槍の使い手であり、機関銃を「原始的な武器」と冗談を言う。
ラモンダ女王|ティチャラとウンジョブの母。ティチャカの妻。神秘のハーブを煎じて瀕死状態のティチャラに飲ませたことでティチャラは一命を取り留める。
エムバク|ジャバリ族のリーダーで王座をかけてティチャラと決闘した大男。通称:偉大なるゴリラ。ウンジャダカから王座を奪われたティチャラに協力し、ワカンダに平和と取り戻す。ハヌマン/猿神を信仰している。これまでティチャラら王族から無視されたと思っているため、ワカンダ地域に暮らしていながら、ワカンダの都市部とは距離を置いて生活している。
ズリ/ジェームズ|バドゥの息子。1992年当時ウンジョブの監視のためにアメリカオークランドにいた。アメリカではジェームズと名乗り、ウンジョブの監視をし、ティチャカ国王に報告していた。
ワカンダ族一覧|ドーラ・ミラージュ、ボーダー族(国境族・ツノサイ・リーダーはウカビ)、マーチャント族(商人族)。リバー族(川族・ナキアの出身部族)、マイニング族(鉱山族)、ジャバリ族(ハヌマン猿の神・リーダーはエムバク卿)。
世界観/設定/アイテム
ヴィブラニウム
武器や戦闘服など、あらゆるものに転用可能な万能な鉱物。巨大な鉱山があり、ワカンダ人はイシボ(贈り物)と呼んでいる。ティチャカ王は2016年のソコヴィア協定の調印式のさい、国連には「ヴィブラニウムは全て盗まれた」と話していた。その存在はワカンダ人と、ワカンダに侵入した世界で初のワカンダ人以外であるユリシーズ・クロウのみ(バッキーとスティーブは不明なため除外)が存在を知っていた。クロウがロス捜査官に話したことでロス捜査官も知ることになる。クロウがCIAに売ろうとしていたヴィブラニウムは、ヨハネスブルクで取引し直す予定だったが、クロウがプサンの後、飛行場でウンジャダカに殺されたことから中断。鉱山内部ではリニアモーターカーとソニック安定器によってヴィブラニウムが運搬されている。これは未加工のヴィブラニウムを高速で運ぶことが危険なための対策。ソニック安定器によってヴィブラニウムは一時的に不活性化する。ウンジャダカは、ワカンダを制圧したのち、ヴィブラニウムの兵器を、世界各国に送り込まれているワカンダ人スパイたちに送り、権力者たちを殺害する計画を打ち立てる。その際に、ロンドン、ニューヨーク、香港を手始めに攻撃する予定だった(これはストレンジら魔術師が守護するサンクタムと同じ都市)。
CIA アメリカ中央情報局
アメリカ政府の仕事として、捜査官のエバレット・ロス捜査官はユリシーズ・クロウのヴィブラニウムを買い取った。取引の場所は、韓国プサンの賭博クラブ。クロウが入手したのは、グレートブリテン博物館に展示されていた「フラニ族の斧」と研究者が考えていたものだった。またロス捜査官はウルトロンの時に初めて知った「ブラックパンサー」の存在を正式にアメリカ連邦政府には報告していない。
ウォードッグ
ワカンダのスパイ組織。ワカンダは鎖国していた間も、各国に工作員を送り込み国の安全のために情報収集をしていた。またナキアのように人身売買で売られていくアフリカ人を助ける働きもしている。このウォードッグによってグレートブリテン博物館から盗まれたヴィブラニウムの情報も、すぐさまワカンダ王国に届けられている。
そのほかの世界観/設定/アイテム
神秘のハーブ|ブラックパンサーの力を得ることができるハーブ。液体にして飲む。飲んだ後、魂は先祖のところへ送られる。飲んだ者は寝た状態で周囲の者に砂(雪)をかけられる。ウンジャダカが王座についた際、ハーブを栽培している畑を焼き払ってしまうが、その際、ナキアが一株だけ持ち出し、ジャバリ族が保護していたティチャラに飲ませた。その後、神秘のハーブが再び育てられているのかは不明。
ソニック安定器|未加工のヴィブラニウムを高速で運ぶため、一時的に不活性にする装置。リニアモーターカーのように路線が張り巡らされており、その路線の両側面に装置が設置され、ヴィブラニウムの貨車が運ばれているところだけ、装置が稼働する。シュリの働く研究棟はヴィブラニウム鉱山の内部に作られてる。
ブラックパンサー|女神バーストの力を得てワカンダの守護者として君臨する存在。ティチャラの一族がこれまで王位をついできており、ティチャラが神秘のハーブで先祖の霊にあった際は、8人の先祖の姿が描かれる。シュリが開発した技術によって首飾りの内部にブラックパンサースーツが埋め込まれており、起動することで、スーツが全身を覆う仕様になっている。
ドーラミラージュ/国王親衛隊|王に使える女性軍隊。隊長は、ウカビの妻のオコエ。グレイス・ジョーンズが槍を持ったような格好をしている。王座に座るものに忠誠を誓っている。
大まかなあらすじ
アベンジャーズの内乱(シビルウォー)の後、王座につくための儀式がワカンダで行われることになる。そのため、かつての恋人であるナキアをワカンダに連れ戻す、ティチャラ。
挑戦の儀式で、山に籠るワカンダ国民のジャバリ族のリーダー、エムバクとの決闘に勝利しティチャラは正式にワカンダの王と、ワカンダの守護者「ブラックパンサー」を受け継ぐことになる。
そんな中、イギリスの博物館でヴィブラニウムを盗んだユリシーズ・クロウが韓国の釜山でヴィブラニウムの取引を行うという情報が入り、ティチャラとナキア、オコエらが現場に向かう。
ティチャラたちがきていることに気づいたクロウたちはヴィブラニウムを持ち出し逃亡。カーチェイスの末にティチャラがクロウを捕え、ロス捜査官と共に尋問を行うが、尋問の最中、クロウの仲間が襲撃しクロウに逃げられてしまう。
さらに襲撃の際、ロス捜査官が重傷を負い、治療のために最新の医療技術が揃うワカンダのシュリの研究室へ運び込まれる。
ヨハネスブルグへ向かようとするクロウだったが、仲間の一人でワカンダ人のウンジャダカに殺害され、ウンジャダカはクロウの死体を持ち、ワカンダに現れる。
ウンジャダカは、先のワカンダ王ティチャカの弟ウンジョブの息子であり、ワカンダ王族の一人であることが判明する。
1992年、ウンジョブはクロウにワカンダのヴィブラニウムを盗ませる手助けをしたことから、ワカンダの会議にかけられる予定だったが、ティチャカの側近の一人だったズリを殺そうとしたことから、実の兄であるティチャカ王の手で殺害されていたのだった。
そしてティチャカ王は、これらのワカンダの闇を完全に隠し通していた。
ウンジャダカはティチャラ王との挑戦の儀式で、ティチャラを川底へ突き落とし完全に勝利する。
こうしてワカンダはウンジャダカ王のもと、ヴィブラニウムを利用して武器を世界中のワカンダのスパイ「ウォードッグ」へ送り届け、悪しき世界に制裁を加える作戦を開始する。
その頃川底へ消え死んだと思われていたティチャラは、奇跡的に発見され、ワカンダのジャバリ族へ施設で保護されていた。昏睡状態だったティチャラにティチャラの母ラモンダは「神秘のハーブ」を与え、ティチャラは奇跡的に復活する。
こうしてティチャラはウンジャダカと彼に従うボーダー族らと戦い、ジャバリ族の助けもありティチャラたちがワカンダを再び取り戻すことに成功する。
ティチャラは父の行いを悔い、これまで真の姿を隠してきたワカンダの変革に取り組む。
ウィーンの国連事務所での会見で、ティチャラはワカンダの知識と資源を世界中に共有していくことを発表。さらに、かつてティチャカが弟のウンジョブを殺害したアパートを買い取り、ワカンダの国際支援センターを設立する。
その頃、<ホワイトウルフ>と呼ばれワカンダで治療を受けていたバッキー・バーンズは、治療を終え普通の生活を送っていた。