共産主義の勝利を描いた内乱騒動|シビル ウォー/キャプテン アメリカ ネタバレ 2016

ここでは、2016年公開の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」をネタバレでご紹介しています。【この後のMCU映画のネタバレもしていますので、ご了承の上でご覧ください】

MCU内の現在地と現実の出来事/タイムライン(劇中の時代設定)

今作では、主に二つの年代についての物語が絡み合い展開していきます。

1991年|ハワード夫妻が、ウィンターソルジャー/バッキー・バーンズに暗殺されたことでシールドは崩壊。ブラックウィドウがシールドの内部文書をばら撒いた。
2016年|ウルトロンとの戦いから一年後、国連の主導により「ソコヴィア協定」が進められる。反対するスティーブたちと受け入れるとするトニーたちが対立。

ところでロシアの地方の名前である「シベリア」がこの作品では悪の組織「ヒドラ」の拠点の一つとして登場します。

「ウィンターソルジャー」というものが、「ソビエト系ヒドラの超人化計画」の名前だったということも明らかになりましたが、この人体実験が行われた秘密基地があったのがシベリアでした。

しかしこのシベリアが、日本とも非常に密接に関係する名前であることはあまり知られていないのではないかと思います。

シベリアは「シビル・ハン国」が由来と言われています。

これは西シベリアに15世紀から16世紀末まで存在した国家で、モンゴルの王チンギス・カンの長男の家系の「シャイバーニー」一族が統治したチュルク系国家です。

シビル・ハン国 – Wikipedia

チンギス・カンは1189年に死んだとされる源義経だったというのは、一部では有名な話です。

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そしてチンギス間の子孫が朝鮮半島で「愛新覚羅」と名乗り、日本の上級国民として、悪政をし続けています。

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そんな彼らが引き起こしたのが、2019年年末からの「新型コロナパンデミック」です。

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また義経は赤色がトレードマークの「ロスチャイルド・秦氏」のお仲間だということを、ラプトブログが明らかにしています。

秦氏の正体はロスチャイルドでした。

これを証明するかのように、ソ連(ロシア)も赤色ですし、この映画とその原作のコミックを制作してるマーベルも、コロナパンデミックのきっかけだった武漢がある中国も全て「赤色」がトレードマークです。

RAPT | 「源義経」がロスチャイルドの傀儡となり、その孫のフビライ・ハンが元寇を起こしました。

元寇も日本を奪い取るための争奪戦だったというのは驚きです。

また、平家の中に本流と分流で派閥が分かれているということがわからなければ、これらの事件の意味がよくわかりませんでしたが、上の記事では、義経がロスチャイルド側のスパイになったということで、ことの経緯がすっきりとわかるようになっています。

その続きがこちらの記事

RAPT | 安倍晋三の先祖はロスチャイルドの手先であり、麻生太郎の先祖はロスチャイルドそのものである可能性大。実は小沢一郎も……?

また「シビルハン国」はチュルク系国家ですが、日本にもチュルク系一族が入り込んでいます。しかも、政権の中枢に。

で、この「チュルク族」がその名を変えて「匈奴(きょうど)」となったり、「高句麗」となったり、日本の「物部氏」となったり、「蘇我氏」となったり、「安曇水軍」となったり、「対馬の阿比留一族」となったり、「安部水軍」「秋田水軍」となったり、「メキシコのアステカ人」となったりしたようです。

RAPT | RAPT×読者対談〈第105弾〉関ヶ原の戦いより千年前に起きた天下分け目の戦いの真相。またはカタカムナと安倍晋三の深いつながり。

RAPT | RAPT×読者対談〈第108弾〉世界はアーリア人(秦氏)とチュルク族(月派・出雲)の抗争の上に成り立っている。

また、チュルク系国家(青または緑色系)が「アーリア人=ロスチャイルド=ナチス=インド人」と対立している様は以下の記事をご覧ください。

RAPT | RAPT×読者対談〈第110弾〉インドとガンジーと神智学協会。インド独立運動もやはり源平合戦だった。

シビルハン国には、1500年頃までにイスラム文化が持ち込まれ、1598年、コサック軍の「ロシア・ツァーリ国」に乗っ取られた、と言われていますが「イスラム教」の主要な民族は「チュルク族」と言われているそうです。

RAPT | RAPT×読者対談〈第109弾〉カナダは次の秦氏=ロスチャイルドの拠点となる。

ここまで見てくると、この映画のタイトルの「シビルウォー」の「シビル」は「シビルハン国」の「シビル」と掛け合わせている気がしてきます。

つまり、ここでも「ロスチャイルド」と「ロックフェラー」、言い換えると、赤の勢力と青(または緑?)の勢力が内紛を起こしている。

元々は青い勢力の出自だった「平家」が清盛以降、赤い勢力になり、青い勢力と戦っている。

ある意味ではただの「仲違い」です。まさにスーパーヒーローたちが「仲違い」する今作と同じです。

今作では青い勢力がキャプテン・アメリカ率いる「ソコヴィア協定反対派」で、赤い勢力がアイアンマン率いる「ソコヴィア協定賛成派」です。

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赤い勢力といえば「共産主義」が特徴的ですが、「共産主義」を掲げアメリカで公民権運動をしていた黒人組織の「ブラックパンサー党」と同じ名前のヒーロー「ブラックパンサー」が赤い勢力側にいるのも、ただの偶然ではないということのようです。

映画内では「共産主義」系のアイアンマン=ソコヴィア協定賛成派が、アメリカ連邦政府と歩調を同じくしていて、アメリカも「共産主義化」しているという暗喩とも読みてれます。

ただ、共産主義が進む先には、明るい未来はないと考えて間違い無いといえます。

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日本では、中国ほどに暴力的なことは少ないものの、ある意味では中国以上に「息苦しい国」になってしまてっています。特に、コロナパンデミックの最中の医者たちの傍若無人ぶりには、心底驚きました。

RAPT | 日本政府は中国共産党以下。自分たちさえよければそれでいい。

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しかし、コロナパンデミックを機に、多くの人が、政府の悪事に気づくことになりました。これからも、真実が広く知れ渡ることで、悪人たちが悪事をできなくなり、より良い国になっていくことを願っています。

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登場するロケーション/地名

ヒドラ・シベリア基地 ロシア|1991年、ソ連がウィンターソルジャーに、超人血清の強奪と運搬者の暗殺を指示。これにより、運搬者だったハワード・スターク夫妻がバッキーによって殺される。2016年、ソコヴィアで一家を失ったジモが、ここで冷凍保存されていたバッキー以外のウィンターソルジャーを殺害。アベンジャーズに復讐心を抱くジモは、バッキーがトニーの両親を暗殺したことをトニーに暴露し、アベンジャーズを内側から崩壊させ自滅させようとする。
ロングアイランド ニューヨーク|1991年、バッキー・バーンズが、ハワード・スターク夫妻を殺害し、超人血清を奪い取った場所。ハワードの車は、ペンタゴンに向かっていた。
ラゴス ナイジェリア|国立感染症研究所本部。ラムロウが関わった事件の際に、ワンダがボランティアでラゴスに来ていた11人のワカンダ国民の命を奪う結果になってしまう。これを機に、ソコヴィア協定が結ばれることになる。
バハマ イギリス連邦加盟国|1991年ハワード・スターク夫妻が超人血清をペンタゴンに届けた後に旅行に行こうとしていた場所。トニーが最後に両親と会った「理想のシーン」がトニーの開発した拡張現実セラピー装置「バーフ」で再現された。
MIT マサチューセッツ州ケンブリッジ|マサチューセッツ工科大学は、トニー・スタークの出身大学。トニーが「バーフ」のデモンストレーションを行い、セプテンバー基金奨学金の全生徒への給付を発表した場所。奨学金の条件はなく、非課税で、研究中のすべてのプロジェクトに給付される。
クリーヴランド オハイオ州|元ソビエトのカルポフ大佐の暮らしていた場所。ジモがウィンターソルジャーに使う「洗脳の書」を持ち出す。オハイオは1995年当時、ナターシャ・ロマノフらソビエトの工作員が潜伏していた場所として映画「ブラックウィドウ」で描かれる。1995年、オハイオにあるロシアの超人化計画の関連施設「ノース研究所」があった。
モスクワ ロシア|ベルリンで、ジモがバッキーから1991年12月16日の任務報告を聞いた後、シベリアのヒドラ基地に向かう前に向かった場所。
聖ルカ教会 ロンドン|ペギーの葬儀が行われた場所。
ウィーン・オーストリア|国連ビルのウィーン国際センターでソコヴィア協定の調印会議が開催された。「ワカンダのヴィブラニウムが盗まれて恐ろしい武器として使われた時はワカンダの伝統に疑問を抱かざるを得なかった」とティ・チャカ国王が演説。その後ティ・チャカ国王はジモの引き起こした爆発に巻き込まれて死去。
ブカレスト ルーマニア|バッキーの住むアパートがある場所。シャロンからの内部情報を受けたスティーブがこのアパートに訪れる。この時すでにバッキーは本来の記憶をほとんど取り戻しており、ブラックパンサーとの戦いの末のバッキーたちは当局に捕まり、CIA管轄のもとベルリンまで移送される。
アベンジャーズコンパウンド ニューヨーク|2014年のウィンターソルジャーを操るヒドラによるシールド本部「トリスケリオン」とシールドという組織自体の崩壊と、2015年ウルトロンの出現により、スターク家が所有していたニューヨーク北部の倉庫施設に新設されたアベンジャーズの新たな拠点。
コロンビア大学メディカルセンター ニューヨーク|ヴィジョンの爆撃の被害を受けたローディが治療を受けた病院。
ベルリン ドイツ|シャロン・カーターを含むCIAの対テロ共同チームの拠点ビル(Joint Counter Terrorist Centre Building)がある。バッキーがここに収容され、精神科医としてジモが入り込み、バッキーの洗脳を復活させる。ジモは1991年12月16日の任務報告を聞き出した。ジモは、電磁パルス発生装置を発電所に送り起動させてビルへの電気を遮断し、その間にバッキーを洗脳状態に戻し、任務報告を聞き出した。
ライプツィヒ・ハレ空港 シュケウディッツ ドイツ|スティーブ=ソコヴィア協定反対派とトニー=ソコヴィア受け入れ派との戦いの地。空港はスタークのコネで閉鎖させたため、一般客やスタッフはいない。
ラフト刑務所|ハレ空港でのアベンジャーズの同士の戦いの後、ソコヴィア協定反対派のワンダ、サム、スコット、バートンなどが収容された場所。ロス国務長官が管理する。のちにスティーブが全員を助けに来て、スティーブたちはワカンダへ向かい、ワンダは脱獄後、ヴィジョンと合流しスコットランドへ向かったことが映画「アベンジャーズ/インフィニティウォー」で明らかになる。
ベルリン付近の廃墟 ドイツ|ベルリンの対テロ共同チームで池に落下した後、スティーブとサムがバッキーを圧縮機に固定して会話をしていた建物。ここでサムは、新たなメンバーとして、アベンジャーズコンパウンドに侵入して撮り逃した「アントマン」を仲間に引き入れる提案をする。
ゴールデンシティ ワカンダ|ワカンダのメディカルセンターでバッキーは再び冷凍状態になる。これは、バッキーの洗脳を解く方法が解明されるまでの処置だった。この時すでにスティーブも、このワカンダの存在を知っている。

登場人物/キャラ

ソコヴィア協定反対派

スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ|ソコヴィア協定反対派として、賛成派のトニーやロス国務長官らと対立。同じ派閥だったワンダやサム、スコットらをラフト刑務所から助け出す。また、バッキーがトニーの両親を暗殺した事実を知りながらも隠していたが、トニーに携帯電話を送り、呼んでくれればいつでも駆けつけると手紙で伝える。ペギーの姪のシャロン・カーターとキスを交わす。
サム・ウィルソン / ファルコン|ソコヴィア協定反対派。スティーブを支える中でも最側近として、ラフト刑務所に入れられるが、最終的に助け出される。
ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ|ラゴスの事件で世間的には悪者と見られ、トニーのマンションにヴィジョンの管理下のもとに軟禁状態になる。クリント・バートンの協力により軟禁状態から解放され、ソコヴィア協定反対派のスティーブに協力。ラフト刑務所に入れられ、その後は、ヴィジョンと合流しスコットランドへ向かった。
スコット・ラング / アントマン / ジャイアントマン|サムの紹介でソコヴィア協定反対派に協力。ハレ空港の戦いの後はラフト刑務所に入れられる。映画「アントマン&ザワスプ」では、協定違反ということから2年間の自宅換金状態にあることが判明。
クリント・バートン / ホークアイ|映画「ウルトロン」の際に、シールドの仕事からは引退していたが、スティーブの要請を受けてソコヴィア協定反対派に参加。ワンダをヴィジョンのところから助け出す。ラフト刑務所に入れらるが、スティーブに助け出される。サノスのデシメーション(指パッチン)の際には家族と共に家にいたが、家族の中では唯一、デシメーションの影響を受けなかった。
シャロン・カーター / エージェント13|シールド崩壊後は、CIAに所属し対テロ共同チームの一員としてベルリンにいる。ロンドンでのペギー・カーターの葬儀に参列しスピーチする。CIAの内部情報を渡すなどスティーブに協力し、ジモの真意を暴こうとする。
ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ / ウィンター・ソルジャー|1991年にソビエトの指示でハワード・スタークから超人血清を奪い、その場で、ハワードとその妻のマリアを暗殺。ウルトロン事件の際にウィンターソルジャーとしての洗脳が解け始め、本来の記憶を取り戻しつつある。ヒドラの洗脳を解除する方法がわかるまでワカンダで冷凍保存される道を選ぶ。

ソコヴィア協定賛成派

トニー・スターク / アイアンマン|ソコヴィア協定賛成派としてスティーブと対立。両親がバッキーによって暗殺された事実を初めて知る。下半身付随状態のローディを介抱する。ペッパーとは別居状態。フランクリン・ルーズベルトがレンドリース法にサインした時のペンを父から譲り受け所有している。このレンドリース法は「連合国が困っているときに援助する法律」で、これによりアメリカは戦争に近づき、スーパーソルジャー計画によりスティーブも今の体を手に入れた。1991年は17歳のトニーがMITを主席で卒業した年でもあり、両親が死去した直後に、オバデア・ステインがスタークインダストリーズの暫定CEOに就任。トニーは21歳、1995年頃にスタークインダストリーズの社長に就任。
ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ|ソコヴィア協定賛成派でありながらも、スティーブたち反対派のことも理解し、都合よく立ち回る。この後のナターシャの行動は映画「ブラックウィドウ」で描かれる。
ジェームズ・“ローディ”・ローズ / ウォーマシン|ヴィジョンがファルコンを狙ったビームを受けて、フライトシステムが損傷し、そのまま地上へ落下。脊椎損傷の重傷。その後は、アベンジャーズ施設でリハビリを行う。
ティ・チャラ / ブラックパンサー|ウィーンの国連ビルでの爆発に父親が巻き込まれ命を落としたことから、バッキーへの復讐のために単独で行動を始める。その際暫定的にワカンダの守護者「ブラックパンサー」を受け継ぎ、シベリアのヒドラ基地まで行くが、ジモの真意を知りジモの自殺を阻止し、生きて償うよう伝える。
ヴィジョン|トニーが開発した人工知能J.A.R.V.I.S.が人造人体に宿り誕生した生命体。ソコヴィア協定賛成派としてワンダを守っていたが、バートンにワンダを奪われた際にワンダによって激しく攻撃される。ハレ空港の戦いではローディを誤射してしまい、脊椎損傷の重傷を負わせてしまった。
ピーター・パーカー / スパイダーマン|半年前(2015年の11月か12月頃)にスパイダーマンとしての力が備わったクイーンズ在住の高校生。この力のためにフットボールはできない。自らのスパイダーマンとしての活動がYouTubeに上げられていて、それを見たトニーに正体がバレてしまいソコヴィア協定賛成派に協力する。自分がスパイダーマンであることは同居人のメイおばさんには内緒にしている。

反対派/スティーブ・ロジャースの関連人物

マーガレット・”ペギー”・カーター|2016年、入院中の病院で死去。葬儀はロンドンのセントルーク教会で行われ、ほぼ満席となる数多くの参列者が訪れた。スティーブとサム、ナターシャも参列。ここでシャロンがペギーの姪であることが明らかになった。家の写真にはペギーとケネディ大統領との写真もある。
サラ・ロジャース|スティーブの母親。バッキーが名前を思い出す。
ドット/ドローレス|かつてバッキーと交際していた女性。バッキーは彼女にプレゼントするぬいぐるみを取るために三ドルを費やした。

賛成派/トニー・スタークの関連人物

ティ・チャカ|2016年当時のワカンダ国王。ティ・チャラの父親。ウルトロン事件の際にはワカンダからヴィブラニウムが盗まれている。2016年、ウィーン国連ビルの爆破で死去。犯人はバッキーではなくジモであることが後に判明する。
ハワード・スターク|トニーの父親。1991年12月16日に妻と共にソ連による洗脳状態のバッキー・バーンズによって殺害された。妻と共にハバナへ旅行に行く予定で、ハバナへ行く前に超人血清をペンタゴンに届ける道中だった。
マリア・スターク|1991年12月16日に夫のハワードと共にバッキーによって殺害される。ピアノを弾く。
F.R.I.D.A.Y. (フライデー)|アイアンマンが所有するサポートAI。フライデーの調べで、国連ビルを爆破した犯人がジモだったことが判明する。
エヴェレット・K・ロス|対テロ共同チームの副司令官。シャロンの上司。爆破テロ事件の容疑者となったバッキーに対する捕獲作戦指揮を執る。ジモの侵入を防ぐことができずバッキーに逃げられた後は、今度はジモを捕え、監禁状態に置く。
サディアス・“サンダーボルト”・ロス|アメリカ陸軍将軍時代に、ハルクの力を軍事利用しようとしたアメリカ国務長官。ソコヴィア協定をアベンジャーズたちに説明し、署名を促す。ラフト刑務所の管理者でもある。2011年にゴルフのプレイ中、バックスイングをしているときに心臓発作を起こした。

アベンジャーズの被害者/ソコヴィアでの被害者

ミリアム・シャープ|国務省の人事部に勤務する女性。息子のチャーリー・スペンサーがソコヴィアでの戦闘に巻き込まれて死亡したことからトニーを糾弾する。
チャールズ・スペンサー|ミリアムの息子で、大学でコンピューターエンジニアリングの学位を取得し、卒業後は、インテルへの入社が内定していた。卒業前の旅行をソコヴィアのボランティア活動に向かい、その際にウルトロンとアベンジャーズとの戦いの被害にあい命を落とす。
ヘルムート・ジモ|ソコヴィアの元大佐で諜報部員。秘密暗殺部隊「エコースコーピオン」を指揮していた。ソコヴィア事件で父と妻と娘を失い、アベンジャーズへの恨みを持ち、バッキーがトニーの両親を殺した事実を見せることで、アベンジャーズの内側からの崩壊を目論んでいた。1991年12月16日の任務報告を聞き出すために、カルポフとバッキーの前に現れる。バッキーを指名手配犯にするために、ウィーンの国連ビルの爆破を引き起こし、バッキーに変装した自分の写真をばら撒いた。ブカレストで暴れ回ったバッキーやスティーブたちが移送されたベルリンの対テロ共同チームのビルにバッキー担当の精神科医ブルサードに成りすまして潜り込み、ウィンターソルジャー計画の詳細を聞き出した。その後、その他のウィンターソルジャーたちが冷凍保管されているモスクワのヒドラ基地に行き、1991年の事件の全容を暴く。国連がバッキーの鑑定を依頼した精神科医のセオ・ブルサードは、ベルリンのホテルでジモによって殺害されていた。
カリン・ジモ|ヘルムート・ジモの妻。ソコヴィア事件の際、街の墜落に巻き込まれ義理の父と娘と共に命を落とす。ジモは、妻からの最後の留守番電話メッセージを聞いて自らを奮い立たせていた。

ヒドラ関連人物

ヴァシリー・カルポフ|元ロシア軍大佐でヒドラ。1991年、ウィンターソルジャーによるハワード・スターク夫妻の暗殺を行った。現在はクリーヴランドの自宅に潜伏していたが、ジモの襲撃を受けて水死する。ウィンターソルジャーの洗脳を呼び起こすためのキーワードが記載されている「ウィンターソルジャーブック」を隠し持っていた。
ブロック・ラムロウ / クロスボーンズ|S.H.I.E.L.D.の特殊部隊“S.T.R.I.K.E.”の元リーダー。ヒドラの戦闘員。武器商人兼傭兵の“クロスボーンズ”として活動している。2016年、ラゴスのナイジェリア国立感染症研究所本部から、生物兵器を盗み出すが失敗。スティーブを巻き込み自爆しようとするが、ワンダの力で爆発を遅らせられ、ビルの上層階で爆発し死去。その際、ボランティアで来ていたワカンダ人11人が巻き添えになった。

その他の登場人物

FedEx配送員|マーベルコミックの原作者の一人スタン・リーが演じるフェデックスの老配送員。物語のラストで、スティーブからの小包をトニー・スタークに手渡す。

世界観/設定/アイテム

ウィンターソルジャー計画/超人化計画

冷戦時代の世界を暗殺によって造った超人兵士による工作計画が「ウィンターソルジャー計画」。この計画の結実の一つが「インサイト計画」だった。工作員であるウィンターソルジャーのうちの一人は元米軍107連隊のバッキー・バーンズ軍曹。第二次世界大戦中にゾラ捕獲任務の際に谷底に落下し、107連隊唯一の殉教者と言われたバッキーは、その後一命を取り留めたもののヒドラに捕まり人体実験の末に、ウィンターソルジャーとして生まれ変わった。バッキーはウィンターソルジャーブックに記載されているキーワードを読み上げられることで、洗脳状態に入る。ロシアは、1991年にハワード・スタークから奪った超人血清を元にヒドラの精鋭部隊のうちの5人に血清を打ち超人化を施した。彼らは精神的に不安定なため安定的な運用が困難で、シベリアのヒドラ基地で冷凍保管されている。精神科医の洗脳により彼らをコントロールし、精鋭部隊は30ヶ国語を話し、どこにでも忍び込み、一夜で国を滅ぼすことも可能だと言われた。基本的には冷凍状態にあるため、任務のたびに解凍され、任務が終わると再び冷凍される。また洗脳状態は長く続かず、バッキーの場合ほぼ1日で記憶が戻っている。ヘルムート・ジモがバッキー以外の冷凍中のウィンターソルジャー殺害し計画は事実上終了。トニー・スタークによると、フランクリン・ルーズベルト政権下の「レンドリース法」により超人化計画が進み、スティーブ・ロジャースのキャプテン・アメリカの誕生に繋がった。

拡張現実セラピー装置「バーフ B.A.R.F.」

全名はバイナリー・オーギュメンテッド・レトロフレーミング Binarily Augmented Retro-Framing。トニー・スタークが開発した拡張現実を利用した自己セラピー装置。幻影を作り出す装置の周辺全体を、仮想空間として作り変える。MITでデモンストレーションを見せた。元々の開発者はスターク社の研究員のクエンティン・ベックで、クエンティンは2024年、スタークへの復讐のためにバーフの技術を利用し、トニーに恨みを持つメンバーを集め架空の敵「エレメンタルズ」と新たなヒーロー「ミステリオ」による世界的な危機を捏造した。これはピーター・パーカー/スパイダーマンらによって阻止された(映画「スパイダーマン/ファーフロムホーム」にて)。

スターク夫妻暗殺事件

1991年12月16日07:01頃に、ニューヨーク州ロングアイランドの森林道路で発生。ハワード・スタークと車に同乗していたマリア・スタークが、ソビエト軍のカルポフによる洗脳が蘇ったバッキーによって暗殺されるカルポフの指示は「ハワードが持っていた超人血清の入手と目撃者の殺害」だった。この事件は今まで隠蔽され表向きは交通事故死とだけ報道されていた。これを機にシールドが崩壊している。その際にブラックウィドウによってシールドの情報がばら撒かれた。

その他の世界観/設定/アイテム

ソコヴィア協定|アベンジャーズを国連の管理下に置き、委員会が必要と認めた場合だけ活動するという協定。アベンジャーズメンバーの一部が協定に署名している。
ワカンダボランティア団|ラゴスに訪れていた際に、ワンダの操作によるラムロウの爆破によって11人が死去。これをきっかけに、アベンジャーズを国連の管理下に置くソコヴィア協定が始まる。
エコースコーピオン|ヘルムート・ジモが主導していたソコヴィアの秘密暗殺部隊。

大まかなあらすじ

ラゴスでの爆破事件からアベンジャーズたちはその活動の一般人への影響を危惧され、国連の管理下に置かれる「ソコヴィア協定」が提案される。
スティーブやサムたちは協定に反対し、協定に署名するトニー・スタークたちとの間に溝ができてしまう。

そんな最中、協定の署名式で爆破事件が起き、バッキーが国際的に指名手配されてしまう。さらにこの爆発で父親を失ったワカンダ王子のティ・チャラは、バッキーへの復讐へ動き出す。

スティーブは、洗脳が弱まり本来の記憶を取り戻しつつあるバッキーを助けようとするが、CIAが主導する対テロ共同チームに捕まり、バッキーは監禁状態になってしまう。バッキーの精神鑑定をする医者として潜り込んだヘルムート・ジモは、バッキーを洗脳状態に戻し自らの目的を果たすのだった。
ソコヴィアの戦いの際に、愛する一家を失ったジモは、トニーの両親の死の真相をトニー自身の前で暴き、アベンジャーズを内部から崩壊させることが目的だった。シベリアの基地で両親を暗殺したのがバッキーだったことを知ったトニーは、バッキーを守ろうとするスティーブたちと激しく闘う。

戦いの末にボロボロになった両者。スティーブはトニーの父親が作ったキャプテン・アメリカの「盾」を放棄し、トニーの前からバッキーと共に姿を消すのだった。また、アベンジャーズの崩壊を引き起こし自殺を考えていたジモはことの全容を理解したティ・チャラによって自殺を阻止され、ドイツの対テロ共同チームのCIAのロス長官の下に置かれるようになる。

ティ・チャラはバッキーの洗脳を解く方法が解明されるまで、バッキーを自国ワカンダに匿う。スティーブは、トニーに「いつでも呼んでくれれば駆けつける」という自らの思いを手紙で伝え、ラフト刑務所に入れられたスティーブの仲間たちを助け出しに向かうのだった。