ドローンで架空の敵を捏造しヒーローになる元スターク社社員たち|スパイダーマン ファーフロムホーム ネタバレ 2019

2019年6月に公開された映画「スパイダーマン/ファーフロムホーム」をネタバレでご紹介しています。MCU全体のネタバレも含まれますので、ご了承ください。

今作のヴィラン、ミステリオがいう「信じるものを変える時代」という言葉が、深い意味を持っていると感じました。

MCUフェイズ4以降の「マルチバースサーガ」で重要な位置を占めるとされるスパイダーマンが、ヨーロッパ旅行へ向かう中での出来事が描かれました。

MCUで重要な年となる「2023年」を舞台に繰り広げられる今作の隠された意味とはなんなのでしょうか。

MCU内の現在地と現実の出来事/タイムライン(劇中の時代設定)

2023年夏|スマートハルクとアイアンマンの指パッチンから8ヶ月後。サノスの指パッチンから5年後の2023。
2023年秋|旅行を終えてニューヨークに戻ったピーター・パーカーとMJがデート。→この後の物語が映画「スパイダーマン/ノーウェイホーム」

「インフィニティサーガ」の最後の作品でありながら、こちらもマーベル映画の予言がところどころに描かれます。何よりもドローンによる現実の改変が今回の見所です。

アメリカの民間のテクノロジー企業の研究者たちが、かつての上司への憎悪を元に集まり、最先端のテクノロジーを駆使した復讐をするというのが今作の物語でした。メインヴィランの「ミステリオ」が、自作自演でヒーローを演じ、アイアンマンがスパイダーマンに託した最先端の「サングラス」を奪うことに成功。

あらゆる機密情報にアクセスできるサングラスを利用して、最終的にはスパイダーマンの正体を暴露するのでした。

また何よりも、特筆すべきはドローンと投影技術を利用して架空の敵を作り上げているというところでしょう。

この世の「常識」は「真実」から遠くかけ離れている

マスコミが報道することのほとんどは真実からは遠く離れた「支配者に都合の良い情報」になってしまっています。

RAPT | この世の「常識」は「真実」から遠くかけ離れている。

RAPT | タイタニックは沈没していない。9.11同時テロと同じ巨額の詐欺事件であった。

【動画あり】中国のコロナ感染拡大はやはりフェイクだった!! 中国共産党幹部らの大量死をコロナのせいにし、権力闘争の実態を隠蔽 | RAPT理論+α

【ウクライナ危機はやはり茶番】ロシア在住歴13年のバレリーナがYouTubeで「ロシアでは経済制裁の影響は全くない」と語り、日本のテレビ局が嘘をついていることを暴露 | RAPT理論+α

ナチスドイツはユダヤ人を迫害していなかったことは、すでに知られている事実ですが、2023年に放送されたNHKの番組では終戦によってドイツ人とユダヤ人の立場が逆転しただけでなく、むしろ、難民とされたユダヤ人は非常に優遇されたと放送されていました。

そのおかげでユダヤ人にのみ「ベビーブーム」が訪れたほどです。戦後連合国がドイツに入り、ユダヤ人を「よしよし」としてあげていたのです。

収容所に送られたユダヤ人は元々ユダヤ人だけの国を作る目的で集められたので、当然、ナチスと戦後ドイツに入り込んだ連合国も彼らが健全に生活できるように配慮したのでしょう。

RAPT | ヒトラーによるユダヤ人大量虐殺はなかった。その背後に隠された誰も語らぬ「河豚 (フグ) 計画」とは。

RAPT | 満州国へのユダヤ人移民計画が失敗し、パレスチナにイスラエルが建国されるまで。または「河豚計画」が声を大にして語られない理由。

そして2023年現在も続く「ウクライナ危機」もまた、難民を優遇していることが明らかになっています。「難民貴族」とその事実を批判した理事長が退任させられるという騒動もありました。

【やはり難民貴族】ウクライナ避難民を『難民貴族』と発言した学校法人の理事長が退任 群馬県知事・山本一太から叱責されていた | RAPT理論+α

またミステリオがやっていたことは、ある意味ディープフェイクに通ずるものがあります。権力者は、権力を維持するために死んだ人を死んでいないことにするのです。
【中国】ディープフェイクの習近平が、コロナ感染爆発が続く中国で“コロナ勝利宣言” ネット上で罵詈雑言の嵐 | RAPT理論+α

【死亡説が濃厚】「エリザベス女王」がクリスマススピーチの映像を公開するも、即座にディープフェイクの可能性が高いと指摘される | RAPT理論+α

このように偽の物語をニュースで広めて大衆に信じさせる方法を「プロパガンダ」と言います。
【存在しないコロナ】 政府の愚劣極まりないプロパガンダ集 | RAPT理論+α

【中国共産党のプロパガンダ紙】毎日新聞が「日本の食用昆虫産業は主流になろうとしている」と英語で報じ、事実と異なるとして批判殺到 | RAPT理論+α

また支配者たちは庶民に開示していること以上に、進んだテクノロジーを持っていることも知られています。
RAPT | 現代人にUFOを開発する技術がないという大嘘。

第二次大戦後の冷戦期は各国の盗聴が盛んになり、その当時から「レーザービーム」を使った離れた部屋の盗聴が行われていました。現在ではAmazonをはじめスパイカメラや、ペン型盗聴器などが売られていますが、それらの技術は70年以上も前から政府や軍によって利用されていた技術の「お下がり」なのです。

スパイ技術の極意 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

これらの技術が正しく利用されない場合、私たちは「監視社会」の中で奴隷状態で生きるしかなくなります。
【進む監視社会】ワクチン証明を皮下に埋め込む技術をスウェーデン企業が開発 感情や思考まで監視される可能性も | RAPT理論+α

どうか多くの人が真実を知って、私たちの世代のためにもそして、次の世代のためにも、世の中の嘘が崩壊し、正しい方向を進むことを願います。

登場するロケーション/地名

タワーブリッジ ロンドン

今作での最終決戦となった場所。合体エレメンタルズとミステリオが戦っている間に、フューリーやピーター、ネッドなど、ミステリオチームの捏造を知っている人物を殺害することが狙いだった。

イステンコ メキシコ

冒頭、村がサイクロンで破壊され、フューリーとマリア・ヒルが視察に訪れる。

パリ フランス

エッフェル塔は人を洗脳する電波を出すために建てられた塔。当初の予定では研修旅行で訪れるはずだったが、色々あってパリにを訪れていない。

ヴェネチア イタリア

水のエレメンタルズによって一部が破壊されるが、ミステリオによってエレメンタルズは倒される。テッセラ空港でピーターが手荷物検査を受けて、バナナは持ち込み禁止だと注意される。ピーターたちが宿泊したホテルは寂れている「ホテル デマテイス」。このホテルでフューリーはピーターと極秘に接触する。

プラハ チェコ

研修旅行でピーターたちが光のカーニバルとオペラ鑑賞に参加する予定だった場所。火のエレメンタルと戦ったあと、ピーターはイーディスをミステリオに譲り渡してしまう。

そのほかの登場するロケーション/地名

東アルプス オーストリア|バスでの移動中にトイレ休憩などで訪れた場所。この地域を走行中に、ピーターはイーディスを初めて起動し、誤ってクラスメイトのフラッシュを殺しそうになる。
ベルリン ドイツ|ユーロポール本部はベルリン。タロス(フューリーの姿)がミステリオを招待する。ピーターはミステリオに騙され、ミステリオの正体を知った人物をミステリオに教えてしまう。
ブルク・オブ・ランゲデイク オランダ|ドイツでミステリオに襲われたピーターが意識を失ったまま電車で移動し留置所に入っていた街。街の人に携帯電話を借りて、ハッピーに連絡しここからロンドンへ向かって飛行する。
ドーセット海岸 イギリス|ハッピーがフューリーに「暗号」を送ったときに移動中だった地域。オランダからロンドンに向かって飛行中だった。
クラウンジュエルの展示室 ロンドン|ハッピーとネッド、MJたちが逃げた展示室。ドローンに襲われるがギリギリで助けられる。
ニューアークリバティー空港 ニュージャージー州|ピーターたちが研修旅行からの帰り、保護者たちとの待ち合わせだった空港。三つあるニューヨークの空の玄関口の一つ。
ロンドン|ザ・シャードという高層ビルにフューリーたちが司令室を構えている。

登場人物/キャラ

ミステリオ/クエンティン・ベック

マルチバースの地球833の出身で、エレメンタルズに故郷を滅ぼされ家族を失い、「エンドゲーム」の影響で現在の地球616にやってきたというヒーロー。これらは全て嘘で、実際は、過去の記憶を拡張し再構成する技術「BARF」開発の技術者(革新的なホログラフィックテクノロジー)でトニー・スタークの元部下。革新的なテクノロジーだと訴えたことでスタークインダストリーズをクビになる。イーディスに使われているテクノロジーも彼によるもの。トニーがMIT学生への奨学金を発表した会場にもいた。

ピーター・パーカー

イーディスグラスを、亡きスタークから託された高校生。今作では周囲にバレないように「ナイトモンキー」としてスパイダースーツを着て科学史ツアー/研修旅行中の”隣人”を助けていたが、学校関係者では初めてネッド以外のMJに、スパイダーマンであることがバレてしまう。ロンドンでのミステリオチームとの決戦の後に、MJと相思相愛であることが判明し、交際に繋がる。

ニック・フューリー/タロス

本作でピーターと関わるフューリーは、スクラル人タロスが擬態している姿で、本当のフューリーは、スクラル人の宇宙船で過ごしている。タロスはマリア・ヒルに擬態する妻と共に、フューリーの代わりに任務を行なっている。フューリーのタロスへの指示は、イーディスを”しっかりと”ピーターに引き継がせることだった(一時的にミステリオに奪われ、さらにミステリオ自体が偽物だったのは予想外だったらしい)。「冠を頂く者は心安まらず」と引用。元ネタはシェイクスピア「ヘンリー4世」スパイダーマンファー・フローム・ホームでフューリーがピーターに「冠を頂… – Yahoo!知恵袋

ハッピー・ホーガン

「スタークの所持品の中にフューリーのサーフボードが。サーファーだったのか、見かけに騙された。」「他人のだ。2度と電話するな。」という電話での会話でハッピーはフューリーに暗号を伝える(ミステリオがタワーブリッジで大規模なドローン幻影を見せようとしていた直前)。「見かけに騙された」の部分が「ミステリオ」が偽物だというメッセージだった。どうでもいいですがジョン・ファヴローはマイケル・キートン(バルチャー役)に似ている。

ミステリオのチームの登場人物/キャラ

ウィリアム・ギンター・リヴァ|スタークインダストリーズの研究者。アークリアクターの小型化をオバデア・ステインに強制され「私はトニー・スタークではないので」と言い返した人物。映画「アイアンマン3」に登場した研究者。優れたドローン兵器を有している。ドローンデータを回収して逃走。
グーテス・グートマン|ミステリオのストーリーを創作した脚本家。
ヴィクトリア・スノー|電磁パルスを発生させ、フューリーの衛星を欺いた技術者。
ジャニス・リンカーン|ミステリオの衣装製作者。元スタークインダストリーズの社員で。”イーディス”がピーターに託されたことを突き止めた人物。

そのほかの登場人物/キャラ

メイ・パーカー|前作でピーターがスパイダーマンであることを知ってからは、その事実を受け入れ活躍を応援している。サノスのデシメーションから復活して以来、デシメーションで消滅し現在の生活に困っている人々を支援するボランティアを立ち上げている。このボランティアにはペッパー・ポッツも寄付金を出している。
ミッシェル・ジョーンズ/MJ|ピーターのことに好意を抱いていたことを告白し交際を始める。ピーターのことを見ている間に、彼がスパイダーマンであることにも気づいてしまう。ブラックダリアが好き。
ネッド・リーズ|ピーターの「椅子の男」。研修旅行の飛行機で席が隣になったベティと交際を始めるが、旅行が終わる頃には交際は終了している。ベティは、ミッドタウン高校で高校のニュースチャンネルのパーソナリティしているベティ・ブラント。
マリア・ヒル/ソレン|タロスの妻。夫のタロスと同じく、フューリーのピーターとの任務を代わりに行なっている。
ディミトリ|フューリーの部下。無口で髭面の男性。運転手としてピーターの高校のヨーロッパ研修旅行に同行。フューリーの力で旅行の目的地に次々と「変更」が加えられていく。
トニー・スターク(故人)|フルネームはアンソニー・エドワード・スターク。2023年に死去しており、重要な研究で拡張現実装置の「イーディス」をピーターに受け継がせる。
エレメンタルズ|ミステリオチームが利用した怪物の名前。風、水、火、土を元にした風の神、水の神、火の神、土の神が、世界中で破壊を繰り返しているという筋書きで登場。全ては、ミステリオチームの脚本家であるグーテス・グートマンが考案した物語であることが明らかになる。
ロジャー・ハリントン先生|ピーターたちのヨーロッパ旅行を引率する教師。学力テストチームの顧問でもある。デル先生とゲイ友と見えるような描写がある。

世界観/設定/アイテム

ミステリオのチーム

ドローンによるホログラム技術によって、現実には存在しないエレメタルズという怪物を出現させ、その怪物を倒すヒーロー、ミステリオという「物語」をでっち上げたグループ。ミステリオは「海中発電機が原因で水の力を得た」という設定。チームメンバーは、スタークインダストリーズへの恨みを抱いている人物たちで、目的の一つにはトニー・スタークが開発したと「言いふらしている」拡張現実技術の「バーフ」を利用した拡張現実防衛システム搭載のAI「イーディス」を手に入れることだった。ロンドンのタワーブリッジの騒動では、スターク社製の人工衛星に格納されていたドローンも利用し、各ドローンがホログラフィックを投影することで「合体エレメンタルズ」という幻影を見せていた。最終的にはミステリオチームの捏造の真相を知るピーター、ネッド、MJ、フューリー(タロス)、マリア・ヒル(ソレン)らを殺害することだった。

イーディス E.D.I.T.H.

拡張現実防衛システム。スタークインダストリー社製。イーディスが「死後も私はヒーロー」の略。世界の安全保障ネット(機密情報)に接続可能。防衛衛星、大手通信網へも侵入可能。数十億ドル。技術の基となっているのはミステリオ/クエンティン・ベックが開発したもの。高校のヨーロッパ旅行の日程に変更を加えることも容易い。

フューリーのチーム

デシメーションから戻って以降、シールド長官をフィル・コールソンに託し、基本的にマリア・ヒルら親しい人物と行動をしている様子。トニーの葬儀にも参列した。現在はどこかの宇宙船にいて、タロスたちに、地球での任務にあたらせている様子。擬態が得意なスクラル人タロスは妻のソレンや他数名とともに、エレメンタルズ対処のために少数精鋭のチームを率いている。タロスのチームは当然ながら全員が地球人の姿をしている。その上、高校の研修旅行のスケジュールを変更してオペラ鑑賞をスケジュールに捩じ込むなどの、強力なコネ(または金)を使っている。

大まかなあらすじ

ミッドタウン高校の研修旅行でヨーロッパを周遊する旅へ向かったピーター・パーカー。最初に滞在したベネチアで水の怪物に襲われ、その際に謎のヒーローに出会う。

そのヒーローはマスコミによって「ミステリオ」と名付けられ、小さいチームで行動していたフューリーらはミステリオと共に「エレメンタルズ」とミステリオが呼ぶ敵に対峙していくことになる。

そんな中、MJが持ち帰ったアイテムからミステリオが戦っていた怪物がホログラムで投影された存在しない架空の怪物だということに気づいたピーターたち。その事実をフューリーに伝えようとするピーターだったが、先回りされたミステリオによって阻止されてしまう。

ミステリオの正体であるクエンティン・ベックは、かつてスターク社で拡張現実装置を開発した人物で、その技術をスタークに奪われたことを根に持ち、復讐に燃えていたのだった。ベックと同じようにスタークへの恨みを持つものたちが集結し、ミステリオたちはついに、トニーがピーターに託した「イーディス」を奪うことに成功し、ロンドンでの大規模な戦闘を引き起こすのだった。

ロンドンでの混乱の中、ミステリオは、ミステリオたちの秘密を知ったネッドやMJ、フューリーたちを殺害しようとする。しかし、ハッピー・ホーガンの助けを得たピーターがスパイダーマンとなり危機を救い、ミステリオを倒すことに成功する。

旅行を終え地元に戻ったピーターは、この旅の中で交際することになったMJとニューヨークの街を「スパイダーマンデート」していた。そんな中、街の巨大モニターでは、ミステリオがスパイダーマンの正体を暴露する映像が流されるのだった。。。