ここでは2019年の3月に公開された映画「キャプテン・マーベル」をネタバレでご紹介しています。MCU全体のネタバレもしていますので、ご了承ください。
MCU内の現在地と現実の出来事/タイムライン(劇中の時代設定)
1989年(6年前)|キャロル・ダンバースがローソン博士/マー・ベルとともに「惑星ハラ」に不時着。マー・ベルが死んだ年。
1995年|劇中の主な時系列。キャロル・ダンバースが6年前の出来事の真実を知り、本物の記憶を取り戻すことが描かれる。
フューリーが超人を集めて国防に利用するという計画は当初「プロテクションイニシアチブ」という名前で、キャロル・ダンバースとの出会いによって、その名前が変更されました。それがキャロル・ダンバースの空軍時代のあだ名「アベンジャー」から名付けられた「アベンジャーズ イニシアチブ(アベンジャーズ計画)」だったのです。
ミドルクレジット後のシーンは正確な日付は不明ながらも、2018年に公開された映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でのサノスのデシメーション(指ぱっちん)の際、消滅する直前のフューリーが救難信号をキャプテンマーベルに送った後の世界。デシメーション後も生き残った、ナターシャやスティーブ、ローディたちが半減する地球の人口を確認する中、フューリーのポケベルの救難信号を受けたキャロルが残されたアベンジャーズたちに合流するのでした。
また今作はマーベルの広告塔とも言える原作者の一人で、ヒッチコック監督ようにカメオ出演で知られる「スタン・リー」が死去(2018年11月)してから初めて公開された映画でもあります。
シェイプシフターと影武者
陰謀論でよく聞く「シェイプシフター」は、今作では「スクラル人」の得意技として登場します。
以下の記事では、霊的な存在としてシェイプリフトしたレプティリアンがいるのではないかと言及されています。そして悪魔崇拝者らによって多重人格として育てられた人たちは霊感が強いので、このレプティリアンを見ていると考えられるそうです。
レプティリアンとは、ざっくりと言えば、霊的な悪魔のことと言っていいと思います。
また、「シェイプシフト」とは、「形態変化」と訳せますが、有名人の間で行われている「影武者・そっくりさん」ことにも似ていると思いました。
最近ではバイデン大統領や岸田文雄にも影武者がいて、ゴムマスクなどを使っているとされていますが、かつては豊臣秀吉や徳川家康にも影武者がいたそうですし、中世の頃には、日本の天皇一族がヨーロッパの王室に密かになり変わったと言う話もあります(落合莞爾の説)。
RAPT | RAPT×読者対談〈第131弾〉小林麻央の死は悪魔への生贄である。(悪の巨塔・日野原重明と市川海老蔵の深いつながり)
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RAPT | 徳川家と天皇家との霊力の戦い。北斗七星の結界とそれを打ち破る太極図について。
またハリウッドでは「スタンドイン/代役」というのが、当たり前の文化になっているようです。以下の映画は、落ちぶれたコメディ女優が自分の代役に仕事を任せて再ブレイクするという内容の映画です。
これもフィクションではなく、実際にあったことなのでしょうか。
Amazon.co.jp: 私の人生、代役に頼んでみた (字幕版)を観る | Prime Video
一般的には美しくなるために「整形」をする人が多いというイメージですが、整形外科は、これらの著名人に向けた影武者のための「整形」も重要な稼ぎなのかもしれません。
日本で有名な整形外科医といえばフリーメイソンを自称する高須クリニック院長のあの方ですね。
高須院長が河村市長に「絶交宣言」不正署名問題で責任のなすりつけあいに | RAPT理論+α
その「美容法」ちょっと待った! キレイになりたい女性が注意すべき現代美容のワナ。 – Kawataのブログ
綺麗になりたいと思う人の気持ちを利用して、道を踏みあやませるような悪人たちが一人残らず裁かれることを願います。
登場するロケーション/地名
マー・ベルのラボ
マー・ベルが所有するクリー帝国の宇宙船。座標と見られていた数値「5229 -47 8.768 0.2」は、座標ではなく軌道上の位置と速度である「状態ベクトル」のことだった。簡単な物理学で道筋を解明でき、地球から宇宙船で飛び立ち、無重力状態になったあたりに透明化され所在する。クリー帝国のクルーザーで透明化技術によって見えなくなっているが、キャロルの腕の機械で透明化/クローキングを解除できる。ラボには「テッセラクト/四次元キューブ」が保管され、タロスの妻と子供を含め、クリーに故郷の星を破滅させられた際に生き延びたスクラル人が暮らしている。スペースインベーダーなど、地球のアーケードゲームがある。
惑星トルファ
キャロルが所属する部隊「スターフォース」が、ソー・ラーの救助に向かった惑星。ここの原住民殺害は「テロリストのスクラル人の仕業」と言われていたが、実際に原住民を殺したのは、クリー人ロナンで、スクラル人は罪をなすりつけられていただけだった。故郷の星をクリー人に破壊され移動したスクラル人は、難民としてトルファに暮らしていただけだった。
バー・パンチョス
カリフォルニア州ロザモンドという町のバー。名前の由来は女性飛行士のパンチョ・バーンズから。ペガサス計画で使われてた飛行機の写真などが飾られ、キャロル・ダンバースとマリア・ランボーらの思い出の場所。現実のロザムンド周辺は「アンテロープバレー」と呼ばれ、「エドワーズ空軍基地(1933年にマロック陸軍航空隊基地として設立された)」、「モハーヴェ空港 & 宇宙港(Mojave Air & Spaceport)」、「プラント42(航空宇宙研究の拠点)」がある地域。干上がった湖底にあるエドワード空軍基地はケネディ宇宙センターの設立以前はNASAの主要な基地だった。水平飛行で世界初の音速を達成したX-1以降、NASAの高性能航空機研究の中心地がエドワード空軍基地。世界で第2位の硼砂(ほうしゃ )露天掘り鉱山がこの地域のボロンの近くにあり、見学もできる。ほうしゃはホウ素の原料で、フッ化ホウ素(BF4)はJAL123便墜落事故の際に「生存者を残さないために散布した」と言われている元素。RAPT | JAL123便墜落事故の真相。すべては「天皇派」と「教皇派」との戦いに原因がありました。。また「テトラフルオロホウ素(4フッ化ホウ素:BF4)」は、ケムトレイルでばら撒かれている主要な薬品と言われている。ijn9266のブログ。アンテロープバレーの出身者には、ジュディ・ガーランド、ジョン・ウェイン、パンチョ・バーンズ、オルダス・ハクスリー、フランク・ザッパ、キャプテン・ビーフハート、マイケル・ディーバー(レーガン大統領補佐官)、デビー・ロウ(マイケル・ジャクソンの最後の妻)など。
プロジェクト ペガサス
1995年当時、ロサンゼルス州ロザモンドのバー「パンチョス」からフューリーとキャロルが向かったペガサス計画の施設。入り口では指紋認証が行われる。荒涼とした山間にあり、入り口で無人のセキュリティチェックをしたあと、トンネルを通った奥に施設がある。
そのほかの登場するロケーション/地名
惑星地球|シリアルナンバーは「C-53」
惑星ハラ|クリー文明の中心地。クリー人は、スプリームインテリジェンスという「人工知能/AI」によって、すべてが管理されている。
ダグラス駅|ロサンゼルスの地下鉄駅。この近くのレンタルビデオ店「ブロックバスター」にキャロルが墜落し、フューリーらの尋問を受けた。
ニューヨーク|1995年頃のシールドの拠点の一つ。フューリーの執務室があり、そこに四次元キューブがある(外見が猫の姿をしたフラーケンという怪物が飲み込んでいる)。
登場人物/キャラ
ヴァース/キャロル・ダンヴァース
スターフォース所属。クリー名が「ヴァース」。六年前にローソン/マー・ベルとともに飛行機墜落で瀕死状態になりヨン・ロッグに捕まり記憶をいじられ、自分がクリー人だと思い込んでいた。両親との仲が悪く同業者で親友のランボーの元で暮らすようになる。ローソン博士とのテスト飛行中に搭載していた「エネルギーコア」をヨン・ロッグに奪われそうになったとき、ローソンの指示通りエネルギーコアを破壊するが、その際にエネルギーコアを自らの体に受け入れ、コアエネルギーのパワーを宿すことになる。惑星ハラで輸血されヨン・ロッグと同じ血液が流れている。キャロル・ダンバースが「マー・ベル」の意思を継ぎ、スクラルたちの新たな故郷を探しに行く。胸の八芒星はクリー人の紋章と同じ。八芒星といえば池田大作が導入した創価学会の「八葉蓮華」→RAPT | 「国常立尊」を基軸とした「トヨタ」と「JAL」と「キャノン」と「パソナ」と「経団連」と「創価学会」と「大本教」と「北朝鮮」と「日本財団」と「イエズス会」と「CSIS」と「皇室」の奇妙なつながり。1692年以降の「セイラム魔女裁判」の舞台となったセイラム村現在の名前は「ダンバース」
「セイラム」の名を冠するとおり、事件の舞台となったのはセイラム町(現在のセイラム市)近郊のセイラム村(現在のダンバース)であるが、予備審問はセイラム村、セイラム町の他にイプスウィッチ、アンドーバーといった複数の町で行われた。1692年5月27日にセイラム町に開設されたオイヤー・アンド・ターミナー裁判所が、10月29日に解散されるまでに行った裁判が最も悪名高い。
セイラム魔女裁判 – Wikipedia
ウェンディ・ローソン/マー・ベル
ペガサス計画の中心人物。ライトスペース・エンジン=テッセラクト・四次元キューブの開発者だったが飛行機事故で死去。実はクリー人で、クリーの諜報員としての名は「マー・ベル」だが、多くのクリー人のように肌の色は青くなく、いわゆる白人の肌色(*詳細はクリー人の見出しを参照してください)。クリー人が当時行っていたスクラル人との戦争に勝つために、エネルギーコアを研究していた。しかし、その戦争が不当だということに気づき、研究成果を放棄しようとしていたところ、ヨン・ロッグに殺される。
ニコラス・ジョセフ・フューリー
1950年7月4日生まれ。シールドのID発行日は1988年3月24日。1995年時点でエージェントレベルは「3」。アラバマ出身。猫好きで「ペロたん」と呼ぶ。高卒で入隊して大佐まで昇進。冷戦時代にはベルファスト、ブカレスト、ブダペスト(「B」がつく土地ばかり)などへ勤務。6年前(1989年)から宇宙人の侵略に備える活動に従事している。三角トーストは食べられない。母親を含め身内からも「フューリー」と呼ばれている。フラーケン(猫)に引っ掻かれて左目を負傷し義眼になる。左目を失った原因について「キューブを渡さずにクリーに抵抗して目を焼かれた」という噂が広まっているが、本人はそれについては肯定も否定もしない。1995年当時の米軍施設の指紋認証セキュリティを突破するために、軍関係者が触れた自身のIDカードから軍関係者の指紋をセロハンテープに転写して、それをセキュリティ装置に当てて指紋認証を成功させる。開錠テクニックでは「クリップ技(ペーパークリップ)」はもっとすごいらしい。1995年から、キャロルと通信できるポケベルを持ち歩き、サノスのデシメーションの際に利用する。
フィル・コールソン
シールドエージェント。シールドに入りたての新人時代で、嫌われ者のフューリーをまだ嫌っていない。また追跡しているキャロルを目の前にして逃すなど、この頃から「上の指示は絶対」という仕事ぶりではなく、もっと視野を広く持った総合的な判断で行動をしている。フューリー同様、デジタル技術で25歳若返った姿で登場(スティーブ・ロジャースとそっくり!)
サディアス・ロス将軍(出演なし)
MCUシリーズで登場するアメリカ陸軍将軍、国務長官。この「サディアス・ロス Thaddeus Ross」と同じThaddeus と言う名前のThaddeus Loweは、アメリカ空軍の父と言われる。タデウス・ロー – Wikipedia。そして、このタデウス・ローの孫が女性テストパイロットのパンチョ・バーンズ Florence Lowe “Pancho” Barneで、キャロルたちが常連だったバー「パンチョス」の名前の由来(と考えられる)。またローは、南北戦争時にアメリカ北軍で気球事業を行っており、「空からの偵察」という意味では、現在標準となりつつある空からの偵察手法「ドローン偵察」の起源とも言える。
グース/フラーケン
ペガサス計画の施設内でマーベルが飼っていたと思われる猫であり、猫の姿をしたフラーケンという危険生物。スクラル人からは毛嫌いされている。タコの足のような複数の触手で攻撃し、相手を飲み込んでしまう。フューリーの目を引っ掻き片眼を失明させた張本人。グースという名前の由来は映画「トップガン」から。
タロス
スクラル人の将軍。脳内のコードにアクセスできる?らしい。映画「スパイダーマン/ファーフロムホーム」にも登場。フューリーと結託していて業務報告する。当初はシールドの捜査官のケラーに擬態し、ローソンのラボではクリー兵に擬態し、フューリーやスクラル人たちを捕虜として連れていくふりをして、クリーの兵士たちを倒し仲間を救助する。このようにスクラル人はどこにでも「食い込める・潜り込める」ため、スパイとしては最も有能な存在。
モニカ・ランボー
マリア・ランボーの娘。通称「おチビ中尉」。のちに宇宙からの脅威を監視する組織、「S.W.O.R.D. ソード/知覚兵器観察対応局」を母と共に設立する。ドラマ「ワンダヴィジョン」に名字が変わってモニカ・ジェラルディンとして登場。指パッチンで消えていたが、エンドゲームの際のアベンジャーズのデシメーションで戻ってくる。
アメリア・イアハート(実在の人物)
モニカ・ランボーがハロウィーンにコスプレをした人物。リンドバーグに続き、大西洋横断を成し遂げたアメリカの女性パイロット。1937年7月2日、飛行中にナビゲーターのフレッド・ヌーナンと共に消息を断ち行方不明のまま生死も判別していない。アメリア・イアハート – Wikipedia。
そのほかの登場人物/キャラ
マリア・ランボー|黒人女性パイロット。コールサインは“フォトン”。ルイジアナ在住。キャロルの親友。ドラマ「ワンダヴィジョン」で2020年(サノスのデシメーションの2年後)に癌で亡くなったことが明かされる。
ケラー支局長|シールドエージェントでロサンゼルス支局長。フューリーの上官。フューリーのポケベルのSOSに返答した。スクラル人に擬態されている。フューリーからハバナでの作戦の思い出話しをされるが、実際にはハバナで行動をともにしておらず、フューリーがケラーが偽物であることを見破るための嘘だった。本物のケラーは劇中には登場していない。
バスの乗客|「私を信じろ」というセリフを練習している。演じているのはスタン・リー。
ヨン・ロッグ|クリー人の対テロリストエリート特殊部隊「スターフォース」のリーダー。エネルギーコア研究を中止しようとしていたローソン博士を殺害し、その際に、キャロルがエネルギーコアの力を宿したことから、ハラに連れ帰り、自らの部下として働くように記憶を操作して育て直した。クリー人のほとんどは肌が青いが、白人が演じていて肌は白い。
コラス・ザ・パーサー|スターフォースの副官。ヨン・ロッグと同じく、肌は青色ではなく、黒人が演じていて肌は黒い。映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」では、ロナンの部下として登場。ハンターという職種に配置換えされている。クリー人ではないが、同様の名前で戦闘任務を行う「ハンター(クロニコム人)」が、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」シーズン6以降からラスボスとして登場する。
ソー・ラー|スターフォースのメンバー。スクラルが侵略した惑星「トルファ」に三年にわたり潜伏していたが、スターフォースとの通信がバレてしまい、タロスが送った暗殺部隊に追われ殺された模様。スクラル人に擬態されていた。
ミン・エルヴァ|スターフォースのメンバー。演じているのはアジア系(香港系イギリス人・両親は共に香港出身)女性のジェンマ・チャンで、映画「エターナルズ」では、主人公セシルを演じている。2018年以降チャンはMCUで若い頃のハワード・スタークを演じるドミニク・クーパーと交際。
ロナン・ジ・アキューザー|映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でメインヴィランだった凶暴なクリー人。クリー帝国のエリート軍隊「アキューザーズ」の司令官。トルファに爆撃しキャロルとも対峙するが彼女の強さをみて退避した。爆撃が得意。ソー・ラー救助の際にも攻撃をすることで敵の気をそらせる働きをしていた。ドラッグスの妻子を殺した張本人。
世界観/設定/アイテム
テッセラクト/四次元キューブ/スペースストーン
青い石。四次元キューブはウェンディ・ローソンがNASA/アメリカ空軍の計画でシールドが保管していたものを利用。その後「マー・ベルのラボ」に保管されていたが、キャロルたちがラボに来た際にフラーケン(猫)のお腹の中へ入り、その後は1995年の時点でフューリーのデスク(シールド施設)に所在するが、表向きは行方不明ということになっている。知っているのはマリア・ランボー、フューリー、フラーケン(猫)、キャロルのみ。
<スペースストーンの来歴>
かつて氷の巨人が地球を乗っ取ろうとしたのとオーディンが守った際に地球に残されたテッセラクトは、それ以来ノルウェーのトンスベルグの聖堂に隠されていたが、レッドスカルが持ち出し、ワルキューレに搭載され、スティーブが不時着した後に、1945年頃にハワード・スタークが海底から拾い上げシールドが保管。1989年までにペガサス計画の際にローソン博士に預けられ、ライトスピードエンジンの動力源として利用されるが、秘密裏に「マー・ベルのラボ」に保管された。1995年に、グースが飲み込んだものをシールドが再び保管。2012年頃にフューリーがペガサス計画で再び研究している最中に、サノスの手下となったロキによって持ち出され、チタウリを呼び込む原動力としてスターク・タワーで利用。その後はソーがロキと共にアスガルドへ持ち帰り保管するが、ラグナロク(バトルロワイヤル)の際にロキが持ち出し、それをサノスが奪い、ガントレットに嵌め込み、最終的にはサノスがデシメーションを達成させた。その後「時間泥棒作戦」により、1970年のキャンプ・リーハイからトニーとスティーブが盗み出し、アベンジャーズのデシメーションにより消滅。
スプリーム・インテリジェンス
クリーを導く超高性能AI。特定の姿形はなく、人それぞれが思い描く形が「インテリジェンス様」になる。惑星ハラにある建物の中で六角形の印の上に立ち、地面から青い液状のものが体にまとわりつくことで、仮想現実のような中に入り込み、そこでインテリジェンス様と対話する。キャロルの実際の記憶を消し「スクラル人に世界中が襲われ、その際にキャロルも攻撃を受けて記憶が曖昧になった」という偽の記憶を埋め込んでいる。神という存在を排除し、それぞれの人種が信じたいものを信じるままにさせておく巧妙な罠と言える存在。
スクラル人
シェイプシフター/変装の名手。DNAごと何にでも変身できる。体は炭素が主な成分。周期表にない元素でできている。クリーに服従しなかった一族。トルファにはクリーに服従しなかったために故郷の星を追われたスクラル人の難民が暮らす。トルファの現地民を虐殺したのはロナン。この虐殺に関してクリー人の間では、「現地民を殺したのがスクラル人だ」という嘘が言い広められていた。変装するには訓練も必要だが、センスも必要でスクラル人であれば誰でも変装がうまいわけではない。
クリー人
スプリームインテリジェンスに会うための建物の入り口にある紋章は「八芒星」で、ヨン・ロッグら「スターフォース」メンバーのスーツも、少しずつ形が違う「星」がみて取れる。青い血の人たちの故郷が「ハラ」。クリー人たちはA.I.によって正気を保っているように描かれる。青い肌=青い血液とピンクの肌=赤い血?のクリー人存在する。侵略によって混血が進んでいるという設定。『キャプテン・マーベル』“青い肌”のクリー人演じたジュード・ロウはなぜ青くない? – フロントロウ | 楽しく世界が広がるメディア。ピンク色のクリー人は急激に増えているという設定で、ものすごい勢いで混血が進んでいるのがこの時期のクリー人。
ペガサス計画(プロジェクトP.E.G.A.S.U.S.)
クリー人であるウェンディ・ローソン博士が、クリー人とスクラル人との戦いにクリー人が勝つためのエネルギーコア/テッセラクトの開発を進めていた計画。テッセラクトは1995年までにローソン博士の宇宙船に極秘で保管されていた。NASAとアメリカ空軍が関与する計画であり施設。グースが住んでいた場所はこの施設の地下5階。1989年、ローソン博士が無許可でテスト飛行をしていた中に起こした墜落事故で計画が中止。10億ドルの損失。世間には隠されている。クリーが戦争に勝つために「エネルギーコア=四次元キューブ」の研究をしスクラル人との間の戦争の「終戦」が目的だった。”救うべき命がある”と言ってテスト飛行。ローソン博士の願いは、虐殺の標的となっているスクラル人が、自らが作ったエネルギーコアを使った宇宙船で遠くまで逃げて、安住の地を見つけることだった。ダンバースが破壊したのは「エンジン」で、エネルギーコアは別の場所にあった。ライトスピードエンジンを開発したのもローソン博士。ペガサス計画の巨大な保管庫には、クインジェットや三角型の戦闘機(B-2ステルス爆撃機(ノースロップ-グラマン製))なども所有する。
シールド
1988年当時のエンブレムの鳥の顔の向きは「向かって左むき」。責任者にローソン博士を据えて、第二次世界大戦以降、シールドが保管していた「テッセラクト」を利用したペガサス計画を実施。このペガサス計画は実際はクリー人とスクラル人との間の戦争に使うクリー陣営の武器を製造する計画だった。その戦争の馬鹿馬鹿しさに気づいたローソン博士が、計画を潰そうとしたが、結果としてその驚異的な力の一部を女性テストパイロットだったキャロル・ダンバースが得ることになる。一切描かれていないが、おそらく、この計画を進めたのはシールドやアメリカの軍、政府などに潜伏するヒドラ(シールドでもる)である可能性は高い。
プロテクター計画/アベンジャー計画
「アベンジャーズ計画 The Avenger Initiative」の元の名前。「アベンジャー」はキャロルの空軍時代の愛称「キャプテン・キャロル”アベンジャー”ダンバース」が由来。1995年頃に草案を書き始めた様子。
双方向通信ポケベル
フューリーが持っているポケベル。1995年当時のシールドのアイテムで、2023年現在のEメールのように、短い文章をやり取りすることができる。改良した結果、銀河系二つ以上の範囲で通信が可能になる。フューリーは、サノスの指パッチンで消える直前に、このポケベルを使ったキャロルに緊急信号を送った。
ライトスピードエンジン(LSE)
キャロルは、このエンジンのコアのエネルギーを体内に取り込み、フォトブラストを使うことができる様になった。エネルギー源はスペースストーン。ペガサス計画で実行され、担当していたのがクリー人のマー・ベル(地球名ウェンディ・ローソン)。LSEを搭載した航空機は「ASIS」。研究施設はモハヴェ砂漠のネバダ州寄りに位置している。
大まかなあらすじ
自分のことをクリー人だと思っていたキャロルは、調べを進める中で、クリー人の神の様な存在である「スプリームインテリジェンス」が、かつての上司であるローソン博士であることを知る。
1989年、シールドのペガサス計画でテッセラクト/スペースストーンを使ったクリー人のための強力な武器を作っていたローソン博士は、その戦争のおかしさに気づき、武器を破壊しようとする。そのことに気づいたクリー人の戦闘部隊リーダーのヨン・ロッグに邪魔されながらも、ローソンとともに飛行していたキャロルはコアを破壊する。その際にエネルギーを体内に受けたキャロルは超人的な力を手にれていた。そのことに気づいたヨン・ロッグは彼女をクリーの星に連れ帰り、輸血し、記憶を入れ替えて戦士として育てていたのだった。
1995年、書庫に葬り去られたこの事件を、ひょんなことから地球にやってきたキャロルは、シールドの黒人エージェントのニック・フューリーと共に探ることになる。キャロルは、かつての同僚で親友だったパイロットのマリア・ランボーと再会。さらに、クリー人の被害に遭い難民として苦しい生活を余儀なくされているスクラル人と協力し、キャロルたちは、ヨン・ロッグ達を倒す。
キャロルはスクラル人達が安心して暮らすことができる星を探すために地球を後にし、いつでも連絡が取れる様にと、フューリーに「双方向ポケベル」を手渡す。
ペガサス計画ののちローソン博士のラボにあったテッセラクトはフラーケンのお腹の中に入れたまま、フューリーたちが持ち帰り、シールドが保管していた。フューリーは今回の一件から、国を守るための計画「アベンジャーズ計画」を立案する。