ここでは、マーベルシネマティックユニバース(以下「MCU」)に入るドラマシリーズ「エージェント・オブ・シールド」シーズン3の全体のあらすじをまとめています。
その前に、簡単に動機を述べさせていただくと、アメコミに関しては全くの無知の状態から、「エージェント・オブ・シールド」を見たのがきっかけで、そのシリーズをすべて見て「MCU」の世界観を理解したいと思ったこと、そして、スタン・リーやその原案者たちが見ていたものを明確に知りたいと言う動機を元に始めました。
と言ったような動機に加え、原作は見ていない状態で始めています。今ではウェブ上のページで殆どのことがわかってしまうので助かります。本当はよろしくないですが(笑)
ということで、ここでは原作コミックを見ていない状態で書いているということを前提にさせてください。
まずは、「エージェント・オブ・シールド」シーズン3について見ていきたいと思います。
シーズン3のほんのサワリから。
元々、映画「アイアンマン」から出演していたフューリーのもとで働くエージェント・コールソンが映画「アベンジャーズ」で帰らぬ人になり、その後、「タヒチ計画」で復活するというところからスタート。
シールドの長官ニコラス・フューリーに最も信頼されているエージェント・コールソンと彼が率いるチーム。
第3シーズンでは自らが「インヒューマンズ」であることを知ったエージェント・スカイことデイジー・ジョンソン(クロエ・ベネット)が能力者中心のチームを作るというところから物語が始まります。
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死の星での出来事。評論家の間でも評価の高いエピソード。シールドシーズン3第5話「4,722時間」感想
「死の星」すごかったですね。
モノリスが次元間物質移動装置であることは、フィッツが第2話で突き止めました。このエピソードでそれが確実なものになっりましたがそれにしてもこんなこと現実にあるんでしょうか?
この星から、遠くに見える星は、地球と月なのでしょうか?
シモンズ博士の報告によるその他の特徴は・・・
- GPSは使えない
- 別の太陽系の未知の星
- 大気は呼吸可能で酸素あり
- 重力は地球よりやや大きい
- 地表は砂漠のよう
- 水とそこに住む生物が居る
- 太陽はほんの数分しか登らない
と言うものでした。
シモンズが中々フィッツにこの星でのことを話せなかったことがよくわかりました。さらにこの話を聞いて、シモンズがすでにフィッツへの恋愛的な気持ちがないことを知りながらも、ウィルを連れ戻そうというフィッツの強さに感動。
このエピソードの肝は、謎の星での出来事より、この話をフィッツが聞いてどう感じるかという部分が重要ですね。
第2話冒頭で描かれた19世紀のグロスタシャーの城での生け贄の儀式でモノリスに飲み込まれた男性が持っていた剣と、天体観測器も重要なアイテムでした。
ちなみに、この「死の星」のロケ地はモハーヴェ砂漠(Mojave Desert)とシミバレーの採石場とのことです。モハーヴェ砂漠は、以前にもエージェントオブシールドに「ゴーストタウン」として登場していました。(シーズンとエピソード数失念)
映画「バグダッド・カフェ」や映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」でも使用されたという、モハーヴェ砂漠。そしてもう一箇所のシミバレーはこんなところ。
といっても、ただの草原にしか見えませんが(笑)
このシミバレーはハリウッドからも近いことから、頻繁に撮影使われるといいます。
西部劇「ガンスモーク」や医療ドラ「マッシュ」、1982年の映画「ポルターガイスト」の他にも、テレビドラマ「大草原の小さな家」や、ジェニファー・アニストン主演の2002年のブラックコメディ映画「グッド・ガール」の「リテイル・ロデオ」のシーンもこのシミバレーでの撮影だと言うことです。
今回のエピソードのオープニングタイトルはいつもと違いとてもかっこよかったですね。このエピソード自体が、マット・デイモン主演映画「オデッセイ」と非常に似ていると言う指摘もあるそうですが、個人的には、断然シールドのほうがかっこいいい!と言うか、シモンズすごい!
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ということで、「4722時間」あらすじを御覧ください。
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エージェントオブシールドシーズン3第5話「4,722時間」のあらすじ
約6ヶ月半前。フィッツとディナーの約束をして別れた直後、モノリスに飲み込まれ、どこか謎の惑星にやってきたシモンズ。(砂を調べたフィッツ曰く「とても古い星」)
到着してすぐは、フィッツが助けに来てくれると信じ、遭難したときの注意点<遭難した場所から動かない>を守り待つことにするシモンズ。
16時間経過
どうしようもなくなったときは「寝る」というフィッツの言葉を思い出し眠りにつく。
22時間経過
起きる。周辺をウロウロする。
71時間経過
太陽が出ないことを知り、発狂する。
79時間経過
人間が食料無しで、水飲みで生き延びれるのは100時間。
最初はフィッツがすぐに助けに来ると信じ、遭難した場所で待っていたが、水を求めて移動することにする。目印におばあちゃんのペンダントを置いていく
99時間経過
小高い丘の頂上に到達したところで、謎の砂嵐に襲われ意識を失う。
101時間経過
目が覚めると、下の方に沼を見つけ水を飲む。
109時間経過
その沼で泳いでいると、水の中の生物に襲われ、辛くも逃げる。
111時間経過
謎の水生生物を食べることを決める。
492時間経過 (3週間経過)
その水の中に住む謎の生物を、食料として捕獲することに成功。焼いて食べる。
「今こそ心を読んで。あなたは諦めない。私も諦めない。」
752時間経過(1カ月経過。最初のポイントも見失う)
近くに木が乱立している場所を見つけ近づくが、罠にかかり地下に落下。
761時間経過
地下空間に暮らすウィルによって、柵に閉じ込められる。
783時間経過
ウィルが確認しに来る。「まだいるのか」
824時間経過
ウィルから食料を与えられる。シモンズは自己紹介するが刺される。
851時間経過
腹痛を装ってウィルの元から逃げ出すが地上でケガする。その時再び砂嵐<あれ・死>が来て、ウィルに連れ戻される。「現実か幻か確かめるために刺した」
853時間経過
その住処でウィルはおよそ14年にわたって生活していたことを知る。太陽がないと日にちもわからない状況というこの星で、ウィルはNASAにより2001年にこの星に来ていた。「太陽がなく時間の間隔がない」という。
855時間経過
「ノーフライゾーン」の存在を知る。発電機は太陽光発電なので使えない。地中には天然の発光体が住処のすぐ近くにあり、熱源になっていた。
ウィルは当初、1年で戻れるという任務でこの星に来た。低コストで宇宙探査が可能ということから、モノリスは宇宙開発の未来形と言われていた。(モノリスはいつからかシールドが管理するようになった)
ウィルは空軍のテストパイロットで「絶対できないと言われるとやりたくなる」たちであることから、志願してこの任務についた。
一番最初に1人でこの星に来て、3人の科学者が後を追ってやってくる。この計画の任務は、標本採取、地図の作成、星の調査だったが、ウィルの仕事は常に冷静でいること、皆を生かしておくことだった。しかし「あれ」が人の頭の中に入って幻覚を見せるということを目の当たりにした。
同じ任務に来ていたオースティンは飛び降り自殺。ブルベイカーは自分で自分を火つけ、焼身自殺。テイラーは斧で機材を破壊して、ウィルに襲い掛かってきたので殺したという。
「俺がイカれているのかもしれない」
「あれ」の存在を信じないシモンズに「ここがどんな地獄か。ここがどんなところなのか君はわかっていない」という。それに対して、シモンズは謝り「力を合わせて地球に帰ろう」という。「希望と絶望があれば、お互いの暴走を止められる」
1490時間経過(62日経過。約2ヶ月)
食事をしながら食べたいものを言い合う二人。それ以外には「太陽が恋しい」というウィル。シモンズはウィルにシールドの仲間たちを見せる。フィッツとシモンズの関係を聞かれ、恋人以上の大切な存在であることを伝える。同じ質問を聞かれたウィルは「(そういう人とは)いずれ出会うと思っていた」という。「おやすみフィッツ・・・おやすみウィル」
3010時間経過
調査記録を2カ月以上見直しても答えが見えないと苛立つシモンズは「ノーフライゾーン」に行きたいがウィルに止められる。どこへも行かないといって外に出て、植物を採取をしていると遠くに光るものを見つける。近づくとそこで古い剣と、天体観測器を見つける。そこで砂嵐にあい、亡霊を目撃し慌てて逃げる(*これが、S3E1の最後のシーン)
ウィルの言う通りこの星には「あれ」がいることを信じたシモンズ。ゴミ捨て場近くに骨が転がっていることを「言えば見たがるから」と黙っていたウィル。シモンズは「帰る方法が分かった」と言って、天体観測器を見せる。
3032時間経過
シモンズは、ワームホール(時空の扉)の位置は変わるものではなく、扉の位置が変わっているようにみえるのは、星が自転しているからだという。
天体観測器で観察して自転速度を計ることでワームホールの開く場所と時間がわかる。電源にはスマートフォンのバッテリーを使ため、フィッツたちと二度と会えなくなるとウィルから忠告される。「さよならフィッツ」
3183時間経過
NASAの古い機器を使い、天体観測機器が完成し起動する。星を計測して、電源を最後まで使い切り、18日後に「ノーフライゾーン」にワームホールが開くことがわかる。そこは住処から40時間はかかるところだった。「不可能だって言われたらやらずにいられないんでしょう?」とシモンズに言われるウィル。
3561時間経過
子供の頃、脊柱側弯症で入院していた頃、父がベッドごと外に運んで星空を見せてくれたことから、科学者を目指したというシモンズ。ワームホールは「月の力」が扉の開閉に影響しているという。もし、間に合わなかったときは、手紙入りの瓶をワームホールに入れるという。
3575時間経過(149日。約5ヶ月)
ポータル(時空の扉)が開く地点へ移動開始する二人。帰ったら「メシ食べたい」というウィル。シモンズは「シャワーを浴びながらご飯を食べて途中で眠る」という。
NASAの科学者がこの星は昔は楽園だったといっていたことを話す。しかし、奴(「あれ」)のせいでこの星は死の星になったというウィル。
もしものための、最後の一発の拳銃を持っているウィル。ポータルが開く地点に到着したが、「あれ」が地図を作ったころから地形を変化させてため、予測と異なった場所に到着。ちょうどその時、谷を挟んだ100メートル先にワームホールが開く。急いで瓶を打ち込むが、間に合わずに扉は閉まってしまう。
住処に戻り、絶望するシモンズ。
シモンズ「こんなの家じゃない地獄だ。あなたが正しい」
ウィル「君が現れるまでは、僕もそう思っていた」
二人はキスをする。
4720時間経過(196日。約6ヶ月半)
これを逃すと18年後になるという「日の出」を見に行く二人。「ノーフライゾーン」にあったワインを飲む二人は乾杯する。
ウィル「太陽に。」
シモンズ「なにこれ、ひどい味!ビネガーみたい!」
父に気に入られそう。シモンズがそう言って遠くを見ると、照明弾が撃ち上がるのを見つける。(S3E2でフィッツが撃った照明弾)
急いでその地点に向かう二人だったが途中で砂嵐「あれ」に会う。幻影を見せられるシモンズにウィルは「今すぐ行け!」と言う。銃声が聞こえ、シモンズはウィルとはぐれる。
フィッツの声が聞こえ、ウィルが来るのを待つが、フィッツの手を取るシモンズ・・・
現在のフィッツとシモンズ
シモンズの部屋でその話を聞いていたフィッツは無言のまま部屋を出て行く。「彼がいないと私は死んでいた。何とか言ってフィッツお願い。」というシモンズ。
フィッツはラボに戻り、PCを操作して、モノリスのデータをシモンズに見せる。
「もうわかったよ、何もかも。ウィルを連れ戻そう」
「死の星」残されたウィルは、拳銃を地面に捨てる。太陽は沈でいく・・・
◯【6話あらすじ】ロザリンドは白か黒か?フィッツとシモンズの二人がこそばがゆい。エージェントオブシールドシーズン3第6話感想
ここのシモンズホント嫌い