ここでは2015年に公開された映画「アベンジャーズ/エイジオブウルトロン」の内容をネタバレでご紹介しています。
MCU内の現在地と現実の出来事/タイムライン(劇中の時代設定)
正式な発表はありませんが、これまでのMCUシリーズと同じく、公開時期と同じとすると劇中の時系列も2015年5月頃。
前作の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」の際にシールドはヒドラによって崩壊させられたので、この時、シールドは表向きは存在していない組織でした。
同じ世界観を共有するドラマシリーズの「エージェント・オブ・シールド」では、シールドの新たな長官コールソンは、フューリーが残した秘密基地「プレイグラウンド」でシールドの再起を図っており、これはシーズン2で描かれました。
また、空中に浮かんだソコヴィアの前に現れたフューリーたちが乗っていた巨大なヘリキャリアは、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」シーズン2では「シータプロトコル」というコードネームで登場します。
ドラマ【エージェントオブ シールド2】あらすじ・MCUクロスーオーバー|明らかになるオベリスクと騎兵隊とクリー人との繋がり
また2015年は現実ではヨーロッパで難民危機が発生していた時期でもありました。
「難民」とは一体、何がどのように問題なのかというのは、これまでよくわからない部分が多くありました。
しかし、ラプト理論プラスアルファで、ロシアの侵攻による「2022年ウクライナ難民危機機」の真相を知ってからというもの、難民問題とは「受け入れ先の国の国力の低下」という意味が大きいように感じました。
【ウクライナ侵攻は茶番】「ゼレンスキー大統領」と「ネオナチ武装集団・アゾフ」と「大本教・出口王仁三郎」と「世界紅卍字会」と「中国共産党」は一つに繋がり、世界統一政府の樹立を目指す | RAPT理論+α
【やはりウクライナの騒乱は茶番だった!!】ウクライナを旅行した一般人が、平和で楽しいウクライナ旅行記をネットに綴る | RAPT理論+α
李家の「ひろゆき」ロシアとウクライナの茶番を大いに煽り、移民を容認するよう世論誘導 | RAPT理論+α
世界の難民の総数が、ウクライナ茶番により初の1億人を突破 日本にもさらなるアゾフの工作員・中国共産党員が流入してくる可能性大 | RAPT理論+α
【岸田内閣】ウクライナ難民になりすました中国共産党員たち各自に1日2400円の生活費を血税から捻出 | RAPT理論+α
これらのニュースは日本でも深刻な社会問題として一人ひとりが問題意識を持ち、世の中が良い方向へ向かうように行動を起こさなければならないと思います。
またマーベルの映画シリーズには北欧の神「オーディン」が登場しますが、この難民問題にも、ネオナチのような反移民団体として「オーディン」が関わっているようです。
MCU内でもこのソコヴィアの一件以降、アベンジャーズの存在自体が疑問視されるようになり、さまざまな対立を生む原因になった出来事としても描かれます。
これもある意味では、イルミナティによる「予告」の一つだったのかもしれません。
登場するロケーション/地名
ソコヴィア
小国であり大国への通り道になっている東欧の小さな国。バロン・ストラッカーの基地がある街。ここのヒドラ基地は他の基地よりも進んだテクノロジーが使われており、エネルギーバリアが張り巡らされている。コンピュータールームに隠し扉があり、その奥の通路を抜けるとセプター/ロキの杖やNY決戦の時の巨大な魚の怪物リヴァイアサンなどの研究されている。ソコヴィアの中心に位置する教会の地中にヴィブラニウム製のコアが作られ、これによって発生する磁界によって街を浮遊させる。反重力エンジンに触れると逆噴射するように仕掛けが施されてる。モデルとなる実在の国家としては東ヨーロッパ周辺のウクライナ、チェコ、スロバキアなど。MCUについて質問架空の地、「ソコヴィア」は地図でいうとどこにありますか?実際… – Yahoo!知恵袋。ソコヴィア出身のワンダ・マキシモフを演じた女優も「ウクライナやスロバキアの言葉のアクセントを参考にした」と発言。エリザベス・オルセン、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で開いた新境地。 | Vogue Japan。
レッドルームアカデミー
ナターシャ・ロマノフが所属していたロシアのスパイ養成学校。バレエレッスンや拳銃で人を撃つ練習の様子などが描かれる。卒業の儀式は「不妊の手術」をすることだった。この儀式は任務における心配事・面倒が減るという意味では合理的とされている。
そのほかの登場するロケーション/地名
アフリカの廃船場|廃船チャーチルがヴィブラニウムを扱う武器商人クロウの拠点になっている。近くには「プレトリア」という街がある。またヴィブラニウムを算出するアフリカの国「ワカンダ」に近い地域でもあるように描かれる。
バートン一家の家|フューリーによって用意されたバートン一家の住む家。あらゆる公式の情報には掲載されていない場所のため、バートンがアベンジャーズメンバーを連れてくる。
ユージン遺伝子研究所・韓国|ソウルにある遺伝子研究所。チョウ博士が所属する。ヴィブラニウムを手にいれたウルトロンが、細胞再生クレードルでヴィブラニウムを使った新たな体を作り出す。この体には人間と同じ感情を持つ「脳」も存在し、心理を読むことができるワンダは、ウルトロンの思考を読み取ることができるようになる。この「脳」の部分にはセプターの中にあったインフィニティストーン「マインドストーン」が埋め込まれている。
ロンドン大学|セルヴィグ博士の勤務先。ソーがセルヴィグを訪ねる。
ネクサス・オスロ|ノルウェーの都市オスロにあるインターネット基地。世界のすべてのデータがこのネクサスを経由する。フューリーの知り合いが勤務している。トニーがここに赴き、ウルトロンを誘き寄せるために利用した。
洞察の泉|ソーが、ワンダにみせられた幻覚の続きを見るためにセルヴィグと訪れた泉。洞察の泉はアスガルドの世界観では「どこの世界にもある」もの。水の精が幻覚を見せるかどうかを左右する。ここで見たことからソーは、ウルトロンがはじめたクレードルでの細胞生成を完成させ、マインドストーンを頭脳に抱く生命体「ヴィジョン」を生み出すことになる。
アベンジャーズコンパウンド・ニューヨーク州北部|新たなアベンジャーズ施設の場所。元々はハワード・スタークの所有する倉庫だった。映画「アントマン」でも登場。
バダン海|ハルクが操縦するクインジェットがソコヴィアの戦いの後に発見された場所。フィジーの近く。この後ハルクがどこにいたかは、2017年の映画「ソー/バトルロワイヤル」で描かれる。
登場人物/キャラ
ウルトロン
トニーが考案した平和維持プログラム。平和維持がアベンジャーズのみならず人類の滅亡だと結論を出す。ネット上のどこにでも入り込める存在。「人類は反省し悔い改める必要がある。」ジャーヴィスをも凌ぐ知能ポテンシャルを持ち、色は青で示される。ヴィブラニウムを見た時のセリフ「この岩の上に(ヴィブラニウムで)私の教会を建てよう。」は聖書からの引用。物語後半からはヴィジョンがウルトロンをネット上から排除した。
ニック・フューリー
シールド崩壊中のため「アベンジャーズを心配するただのオヤジ」。あっと驚くことと言って「シータプロトコル」で再建していた飛空船ヘリキャリアとともにソコヴィアに現れる。
バロン・フォン・ストラッカー
シールド幹部でありヒドラの幹部。シールドが崩壊したため失業中。スティーブに気絶させられた後はNATO軍が確保されるが、ウルトロンに殺害される。ソコヴィアで人工知能研究をしており、トニーやバナーはこの研究をもとにウルトロンを作り上げる。またリスト博士とともに、ピエトロ、ワンダ・マキシモフの双子に特殊能力を発現させた。
ユリシーズ・クロウ
アフリカの闇市場で取引をしている男で、地上最強の金属「ヴィブラニウム」を所有している。拠点はアフリカの廃船場のチャーチル号。トニーがかつて見本市であったことがある。首にはアフリカのワカンダ方言で「泥棒」という刺青を入れている。ストラッカーや大臣と通じている。「短距離熱追尾ミサイル6基を送ったのに、ガラクタパーツを積んだ船を送り返された」として電話の相手に怒っている。ウルトロンの前でトニー・スタークの名前を出して腕を切断される。銀行口座には「ワールドワイドバンク」と示される。
マダムB
スパイ養成学校「レッドルーム」の責任者の女性。ナターシャに「あなたは大理石。卒業の後でお祝いをしましょう」と話す。レッドルームについては映画「ブラックウィドウ」で詳細が描かれ、ドラマ「エージェント・カーター」に登場するドッティ・アンダーソン/アイダ・エムケがレッドルーム出身の女スパイ。
そのほかの登場人物/キャラ
ソー|セルヴィグに協力してもらい向かった「洞察の泉」でマインドストーンの”あるべき形”のようなものを見て、ヴィジョンを完成させる。
ハルク/ブルース・バナー|ワカンダで狂暴化して世界的に嫌われ者になる。このことから、ソコヴィアの一件の後は、クインジェットで飛び去り行方不明になる。子守唄🎵マリア・カラス「歌劇「ノルマ」〜清らかな女神よ〜」。ブルース・バナーは生体有機化学が専門。フィジー近くのバンダ海で消息を断つが、その後の彼の活動は映画「ソー/バトルロワイヤル」で描かれる。
アイアンマン/トニー・スターク|自らの無力さで悪夢が起きることを見せられたことから、ウルトロンを完成させることが重要だと考えるようになる。自分だけが生き残ることが恐怖。一家の所有地にアベンジャーズコンパウンドを建造し、アベンジャーズの新たな拠点の一つになる。関係がうまくいっていないペッパー・ポッツに農場を作ると話す。
ホークアイ/クリント・バートン|ソコヴィアの一件以降、アベンジャーズを引退する。生まれてきた息子に命の恩人であるピエトロ・マキシモフから「ピエトロ」と命名する。
ピエトロ・マキシモフ|ワンダの双子の兄。1999年、ワンダが10歳の時、アパートが砲弾を受ける。2発目が不発弾だった。1メートル先にあったその不発弾はスタークインダストリーのものだった。ここに2日間閉じ込められ、スタークの印象は最悪。ストラッカーらが行った「セプター」を用いた実験で強化された代謝機能と体温維持能力を持つ。
ヘレン・チョ博士|韓国ソウルのユージン遺伝子研究所の所属。人工細胞の研究者で、細胞再生クレードルを扱うことができる人工皮膚の研究者。ヴィブラニウムが細胞と結合された人体の先の「身体」を製造する。のちにニューヨーク北部にできたアベンジャーズの施設で研究者として働いている。
F.R.I.D.A.Y. フライデー|ジャーヴィスがヴィジョンに統合された後にアイアンアーマーの制御システムになったプログラム。
ライラ・バートン|バートンの娘。
ローラ・バートン|クリント・バートンの妻。元シールド勤務でフューリーの部下。フューリーが用意した記録に載っていない家に子供達と共に住んでいる。三人目を妊娠しており、夫に家にいて欲しいと考えている。
クーパー・バートン|バートンの息子。長男。
ナタニエル・ピエトロ・バートン|バートンの次男。ソコヴィアの後に誕生し、父クリントの命の恩人であるピエトロ・マキシモフから「ピエトロ」をもらう。
マリア・ヒル|アベンジャーズタワーのパーティに参加。スタークインダストリーズの社長ポッツの秘書。
エリック・セルヴィグ博士|ソーの友人の宇宙物理学者。ロンドン大学に勤務。
キャメロン|シータプロトコルによる新ヘリキャリアのオペレーター。「ウィンターソルジャー」の時にインサイト計画でもヘリキャリアのオペレーターとして参加し、ラムロウらの指示に従わなかったエージェント。
新アベンジャーズ登場人物
ヴィジョン/J.A.R.V.I.S. ジャーヴィス|マインドストーンとジャーヴィスが合体したようなものが「ヴィジョン」。ヴィジョンはウルトロンでもジャーヴィスでもない。「人間は秩序と混沌を対極のものだと考えるが、そこが美しい」と話す。ジャーヴィスは元は言語インターフェイスだったが現在では最先端の人工知能で、アイアンマンの制御を司るトニーの相棒。色は赤で示される。ジャービスはオペレーション・マトリックスで動作しており、これはウルトロン以上の知能を持っているとされる。
ファルコン/サム・ウィルソン|新生アベンジャーズに参加するスティーブ・ロジャースの相棒。
ウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ|トニーの開発したパワードスーツ「ウォーマシン」を使う米軍職員。
ブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフ|ロシアのスパイ養成学校「レッドルーム・アカデミー」出身のアメリカの国防機関であるシールドの職員。卒業の儀式では不妊手術をおこなったため、子供を作ることができない体になっている。そのことを初めてブルース・バナーに打ち明ける。ハルクをブルースに戻す際の「お守り役」でもある。バートン一家と親しく、一家の3人目の子供の動画を送られる。スティーブとともに、新生アベンジャーズを指導する。
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース|ダンスホールでペギーと約束していたダンスを踊る夢を見せられ、ひどく混乱する。ナターシャと共に新生アベンジャーズを主導する。
スカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフ|スタークに恨みを抱いていたことから、ウルトロンに協力するが、ウルトロンの目的を知ってからは、苦悩しながらもアベンジャーズに協力する。ソコヴィアの一件で兄であるピエトロを失う。セプターの実験によってテレキネシスによる心理操作(神経伝達信号への介入)ができる強化人間。
世界観/設定/アイテム
セプター/ロキの杖/マインドストーン|マインドストーンを先端に保有する杖。マインドストーンはウルトロンの頭部に埋め込まれ、ヴィジョンに変貌を遂げる。全てを破壊するほどの比類なき力を持つ。ワンダ、ピエトロの兄妹は、このセプターの力によって特殊能力を身につけた。
リヴァイアサン|ニューヨー決戦の際にチタウリが移送手段として運用した魚(鯨?)のような巨大生物。ヒドラのソコヴィア基地に保管・研究されていた。
大まかなあらすじ
バロンストラッカー率いるヒドラのソコヴィアの研究施設でロキの杖/セプターを入手し、施設の制圧に成功するアベンジャーズ。そこで自らの無力により世界を滅ぼすという悪夢を見たトニーは、平和維持プログラム「ウルトロン」の完成を目指す。
しかし暴走したウルトロンはセプターを盗みだし、自らの肉体を作るため、アフリカでヴィブラニウムを手に入れ、韓国のソウルのチョ博士の元、体の完成を目指す。
そのことを知ったアベンジャーズは、肉体を作り途中だった細胞クレードルを手に入れる。トニーは、ウルトロンが作ろうとしていた新たな存在を完成させようとするが、スティーブたちからは反対され、アベンジャーズメンバーは仲違いを始める。
そんな中、セプターの力の元だった「マインドストーン」の可能性を見出したソーは、新たな生命体「ヴィジョン」を完成させる。
マインドストーンを頭脳に抱木、ヴィブラニウムの肉体を持つ「ヴィジョン」と共に、アベンジャーズはウルトロンとの最終決戦へ向かう。
決戦の舞台となったソコヴィアは、ウルトロンの目論見で「街が空を飛ぶ」状態になり、アベンジャーズたちは、最も安全に解決させる道を模索する。
そんな中、フューリーのシールドが新たなヘリキャリと共に現れ、住民たちを避難させることに成功。
しかし、その直後にソコヴィアの中心地は高度5500メートルから落下し、周辺に甚大な被害を出してしまう。
この際にワンダの兄ピエトロは、バートンを守って命を落とし、街を破壊してしまったハルクは、一人クインジェットで姿を消すのだった。
ウルトロンは、ヴィジョンによって滅ぼされ、バートンは、アベンジャーズから引退し、妻と子供の待つ家に戻る。
トニーはしばらく休養をとり、ソーはインフィニティストーンの謎を解明すべく、アスガルドへ戻る。
ニューヨーク北部にはアベンジャーズの新施設が完成し、ウォーマシン、サムウィルソン、ワンダ、ヴィジョン、ナターシャ、スティーブの六人が新生アベンジャーズとして新たんスタートを切る。
そんな中、サノスが「ガントレット」を手にし、宇宙の破滅を目論んでいた。