日本では Dlifeにて2017年7月1日から8月までシーズン2を放送し、シリーズ完結となったマーベルドラマ「エージェント・カーター」
「アイアンマン」始め、マーベルヒーローが活躍する映画シリーズと世界観を共有する「マーベル・シネマティック・ユニバース」にも入る作品です。
ここでは、ドラマ「エージェント・カーター」のシーズン1と2の内容ネタバレのざっくりとしたあらすじと、「マーベル・シネマティック・ユニバース」との関連のあるクロスオーバーネタをまとめています。
完全ネタバレをしているのでご了承ください。
- ドラマ【エージェント・カーター】シーズン1をざっくり解説
- ドラマ【エージェント・カーター】シーズン2をざっくり解説
- ドラマ【エージェント・カーター】シーズン1・2のクロスオーバーまとめ
- 映画「アントマン」でピムテック社爆破に使った「ニトラミン爆弾」
- 「キャプテンアメリカ」スティーブ・ロジャースの血<スーパーソルジャープロジェクト>
- 「アイアンマン」ことトニー・スタークの父・ハワード・スタークの悪行の数々
- ナターシャ・ロマノフの「レッドルームプロジェクト」とハウリングコマンドーズ
- アントン・ヴァンコ博士と映画「アイアンマン2」
- ファウスタス式催眠術とドラマ「エージェント・オブ・シールド」
- ゼロマター=ダークマター?ダークフォース?グラヴィトニウム
- ホイットニーがハワードの研究所で見つけた「パラジウムコア」設計図
- マリブのハワードの研究所=トニー・スタークの別荘
- キャプテンアメリカの恋人、ペギー・カーターの婚約者と女スパイという人生を選んだきっかけ
- ドラマ「エージェント・カーター」の動画配信サイトまとめ
- ドラマ「エージェント・カーター」DVDやブルーレイ、ポストカードなど関連アイテムまとめ
ドラマ【エージェント・カーター】シーズン1をざっくり解説
エージェントカーターのシーズン1のあらすじは、催眠で人を操ることを得意とするイフチェンコ博士(ヨハン・フェンホフ)の復讐の話でした。
ハワード・スタークが意図に反して作ってしまった、人を殺し合いに仕向ける作用を持つ殺人ガス「ミッドナイトオイル」
フィノーの戦いで、ミッドナイトオイルを浴びて命を落としたフェンホフの兄弟や仲間。
その人たちの復讐のために、ハワードの発明品を盗み出そうとしていたフェンホフ。
ミッドナイトオイルがまかれた「フィノーの戦い」にいて、ミッドナイトオイルの被害にあい、声帯を無くしたブラニスとデミドフを使って「ニトラミン爆弾」を手に入れようとしていたイフチェンコ博士でしたが、ペギーの活躍でそれが失敗。
その後、女スパイのドッティ・アンダーソンを使い、ミッドナイトオイルを手に入れます。
しかし、SSRドゥーリー支局長がイフチェンコ博士の催眠の被害にあい爆死したことから、本当の黒幕に気づいたSSRのトンプソンやスーザらとともに、ミッドナイトオイルをニューヨークに空から飛行機でばら撒こうとする催眠にかかったハワードを間一髪のところで助けるのでした。
それと同時に、当時のニューヨークの暮らしぶりや、今とは違う女性たちの社会的な地位なども描かれ、ドラマにリアルさとして現れていました。
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ドラマ【エージェント・カーター】シーズン2をざっくり解説
シーズン1のラストで、一緒にお酒を飲もうと約束しあったペギーとSSRエージェントのダニエル・スーザ。
シーズン2でスーザが、SSRのロサンゼルス支局長になり立ち上げで忙しくなる中、夏の湖で凍った変死体が発見されたことから、スーザは経験豊富なエージェントをニューヨーク支局長のトンプソンに応援要請。そこでトンプソンの粋な計らいでペギーがロサンゼルスに飛びます。
そして、映画を作るため、ロサンゼルスに生活の拠点を写していたハワードやジャービスたちとも再会。
変死体のことを調べていくうちに明らかになる、議員とエネルギー研究所との黒い関係。そして、研究所が偶然に発見した「ゼロマター」という暗黒物質の存在。
その「ゼロマター」の真の力を知るホイットニー・フロストというハリウッド女優の仮面を被ったアグネス・カリーという超天才女科学者の欲望。
すべてを無の空間へ飲み込むというゼロマターを消し去りたいペギーたち。
そのゼロマターの力で世界支配という欲望にとらわれるホイットニー。
そこに、スーザ支局長と、ゼロマターの存在をペギーに教える研究者ジェイソン・ウィルクスとの三角関係の恋模様が描かれるのがシーズン2。
キャプテンアメリカの恋人だった、ペギー・カーターがなぜエージェントになったのかという動機や、かつて結婚を考えていた男性との過去などが描かれました。
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ドラマ【エージェント・カーター】シーズン1・2のクロスオーバーまとめ
映画「アントマン」でピムテック社爆破に使った「ニトラミン爆弾」
シーズン1で登場する「分子ニトラミン爆弾」
これは、爆発後、真空が生じ周囲のものを素材に関係なく吸着・圧縮するアイテムで、ハワード・スタークの発明品です。
マーベル映画「アントマン」でピムテック社の爆破に使ったものも、爆発の仕方が同じことから「二トラミン爆弾」である可能性が高く、
マーベルドラマ「エージェント・オブ・シールド」のシーズン3、第14話には、ギデオン・マリックがギャング集団「ウォッチドッグス」を使ってある施設からミサイルを盗み出した後に、その施設を爆破した時に使ったものが改良型「ニトラミン爆弾」でした。
のちに、科学者のフィッツがその改良型「ニトラミン銃」で撃たれて危険な状態になりました。
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「キャプテンアメリカ」スティーブ・ロジャースの血<スーパーソルジャープロジェクト>
ハワードがニューヨーク中を停電させてしまう「ブリッツクリーグ・ボタン」と称してペギーにSSRのラボから盗ませようとしたものが、キャプテンアメリカことスティーブ・ロジャースの血「SR35」でした。
「超人兵士計画」としてキャプテンアメリカのように超人的な肉体を被験者に与えることができ、様々な医療へ貢献する可能性をひめた血液ですが、それを悪用することになれば、何が起こるか予想もつきません。
ペギーは、ジャービスの様子がおかしいことから、ハワードの魂胆を知ってブチギレ。これがもとで、ジャービスらと一時的に距離を置くようになります。
ドラマ内では、それまでに政府が管理しており、全12本保管されていたスティーブ・ロジャースの血「SR35」でしたが、このSSRのものが最後の一本という設定で、最終話でこの血液をジャービスから渡されたペギーが、イーストリバーに流したことからこの世から完全にキャプテンアメリカの血は消え去ったことになります。(このおよそ50年後にスティーブ・ロジャースが復活しましたが・・・)
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「アイアンマン」ことトニー・スタークの父・ハワード・スタークの悪行の数々
映画「アイアンマン」の主人公トニー・スターク。
その父親も度々登場しますが、ドラマ版のハワードは実に女ったらしで、傍若無人。
ロクソンオイル社長、ヒュー・ジョーンズの妻と浮気していたり、発明品を盗まれたときも、モナコで女税務署員と出会ッタことがきっかけであり、ある意味自業自得。
ペギーが宿泊する女性専用ホテル「グリフィスホテル」に侵入したハワードは、女性たちを一瞬で誘惑。(シーズン1第4話でその様子は見ることができます)
さらに、ドッティ・アンダーソンとも、過去に関係を持ち、その時に自分の隠し倉庫の場所をバラしていました。これも自業自得。
シーズン2でも自宅に、事務員と称して多くの女性を自宅プールで遊ばせたり・・・
ナターシャ・ロマノフの「レッドルームプロジェクト」とハウリングコマンドーズ
イフチェンコが捕らえられていたベラルーシの施設。
ペギーとハウリングコマンドーズが助けに行ったあの施設こそが、映画シリーズでブラック・ウィドウとして登場するナターシャ・ロマノフが訓練された女スパイ養成プロジェクト「レッドルーム アカデミー」の施設でした。
そして、ここにいた少女にSSRのエージェント・リーとハウリングコマンドーズ(107連隊)のジュニア・ジュニパーが殺害されてしまいます。
ハウリングコマンドーズと言えば、映画「キャプテンアメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」に登場するキャプテンアメリカの相棒たち。親友のバッキー・バーンズも所属していました。
ドラマに登場するのは、映画「キャプテンアメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」の後のハウリングコマンドーズですが、このころの107連隊のメンバーは・・・
- ハッピー・サム・ソーヤー(黒人)
- ピンキー・ピンカートン
- ジュニア・ジュニパー
- ダム・ダム・デューガン
となっています。
ちなみに、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」に登場するトリプレットは、ハウリングコマンドーズメンバーの孫という設定なので、ハッピー・サム・ソーヤーがおじいちゃんの可能性が高いです(正式な発表はありません*2017/09/11)
映画ではバッキー・バーンズ、ゲイブ・ジョーンズ、ジェイムズ・モンゴメリー・フォルスワース、ジャック・デルニエ、ジム・モリタなども登場していました。
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アントン・ヴァンコ博士と映画「アイアンマン2」
シーズン1の第1話で登場のスターク・インダストリーで働くのアントン・ヴァンコ博士は映画「アイアンマン2」の悪役イワン・ヴァンコの父親です。
スタークと共同でアークリアクターを開発した人物で、のちにスパイ容疑で国外追放され、惨めな最期をとげ、その姿を見ていた息子が、ハワードの息子トニー・スタークことアイアンマンに復讐を始めることになり、それが描かれるのが映画「アイアンマン2」です。
ファウスタス式催眠術とドラマ「エージェント・オブ・シールド」
シーズン1の悪役として登場するイフチェンコ博士が行なっていた催眠術は回想シーンで読んでいた書籍の内容から「ファウスタス式催眠術」という種類のもののようです。
これは、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」のシーズン2第3話「氷の男」でホワイトホール博士がエージェント33を洗脳するときに「この方法は時間がかかる」と言いながら、スニル・バクシとともに洗脳を施していたものと同じでものでした。
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イフチェンコの場合は、指輪を回しながら行うことで短時間で催眠状態にすることができるようで、非常に優れた洗脳方法です。現実にあり得るのでしょうか?
ゼロマター=ダークマター?ダークフォース?グラヴィトニウム
シーズン2でその物語の中心として登場する「ゼロマター」。
これは、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」のシーズン1第19話「ひと筋の光 ”The Only Light in the Darkness”」で、マーカス・ダニエルズが持つ能力として登場。
さらに、「シールド」のシーズン3第13話ハンターとボビーがシールドを離れるエピソード「ラスト・ショット ”Parting Shot”」で、ロシアの高官でインヒューマンズのアンドロヴィッチが持つ「ダークフォース」として登場、
さらに、シーズン4第6話「良きサマリア人”The Good Samaritan”」にも登場します。
ゼロマターは、「ダークフォース」とも呼ばれています。
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ホイットニーがハワードの研究所で見つけた「パラジウムコア」設計図
映画「アイアンマン」でトニー・スタークの心臓部に埋め込まれている「アークリアクター」
その原理を簡単にいうと「プラズマ技術を用いた半永久発電機関」となり、その触媒として「パラジウム」が使われているそうです。
そして、ハワードはその理論をすで1946年の時点で設計していたようです。
ちなみに「パラジウムコア」によるアークリアクターは、映画「アイアンマン」の1と2まで登場し、2の途中からパラジウム中毒を避けるために「ヴィブラニウムコア」に改良されます。
そして、その理論をトニーに教えたのも、ハワード・スタークでした。しかも、スタークエキスポの会場がその設計図になっているというスケールの大きなやり方でした。
ちなみに、映画「アイアンマン 1」に登場する、これ↓も「アークリアクター」だそうです。
参考サイト:ウィキペディア「アークリアクター」
参考サイト:ピクシブ百科事典「アークリアクター」
マリブのハワードの研究所=トニー・スタークの別荘
ドラマ「エージェント・カーター」シーズン2第8話で、ハワード・スタークがウィルクス博士を「マリブの新たな研究所で雇う」となりましたが、そのマリブの研究所は、映画シリーズでトニー・スタークの別荘兼研究所として度々登場する場所のようです。
主人公トニー・スターク/アイアンマンの自宅はマリブ市の海岸沿いに位置している設定がある。ちなみにこの自宅は『猿の惑星』の自由の女神像が登場する崖の上辺りに作られている。[出典]
ですが、この建物は、映画「アイアマン2」で破壊され「アイアンマン3」でトニー・スタークの研究所は付近に新築されています。
★ トニーの新しい住所は10880 Malibu Point, Malibu CA 90265。これは実在しない住所で、彼の自宅はPoint Dume State Beachという有名なビーチにCGで立てられたものだそう。ソースはここ。
ちなみに以前のマリブの邸宅は39 Cliffside Drive, Malibu CA 56677でした。クリフサイドドライブは実在する地名ですが、それ以外は架空みたい。Google Mapで確認した。
前日譚コミックを読んだときは単純に同じ邸宅を改装中なんだと思っていたけど、まさか新しく建てちゃってたとはw[出典]
キャプテンアメリカの恋人、ペギー・カーターの婚約者と女スパイという人生を選んだきっかけ
個人的に描かれていてよかったと感じたのは、ペギー・カーターがエージェントを始めたきっかけについてでした。
かの有名な英国の諜報組織の活動場所「ブレッチリーパーク」で暗号解読の能力をかわれ英国の諜報組織「S.O.E.(特殊作戦執行部)」にスカウトされます。
のちに、英国軍に所属していたペギーの兄、マイケルが推薦していたことが大きかったようですが、ペギーは一度は断った話を、兄の死をきっかけに入部を決意します。しかも、すごい二択を目の前に・・・
そして、S.O.E.で初めてフィールドエージェントとして活躍した後、映画「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」へと繋がります。
シーズン2の第4話のペギーの1940年の回想シーンの少し後にペギーはMI5を経て、SSR(戦略科学予備軍)に所属し、スーパーソルジャー計画に携わるという設定です。
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ドラマ「エージェント・カーター」の動画配信サイトまとめ
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ドラマ「エージェント・カーター」DVDやブルーレイ、ポストカードなど関連アイテムまとめ
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◯ポスター/スチール写真 A4 パターンF エージェント・カーター (TVドラマ) 2015 光沢プリント