トルコクーデターまとめ!政府軍反政府軍の動きや主張や発表を時系列でみる

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いつもお読みいただきありがとうございます。

2016年7月15日に起きたトルコクーデターを

時系列でまとめておきます。

*細かいところは前後しています。ご了承ください。

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7月15日の動き【反政府軍によりクーデター開始】

トルコ軍の一部の勢力(反政府軍)がクーデター起こす

首都アンカラ・イスタンブール空港に戦車部隊が展開

首都アンカラのトルコ議会の付近で、16日未明、爆発があった(議会の建物の窓ガラスが割れ、けが人も)

首都アンカラの国会に爆弾が投下

大都市イスタンブール現地時間午前3時ごろ(日本時間午前9時ごろ)大きな爆発の音

「上空を戦闘機が飛んでいると思ったら、大きな爆発音がした。衝撃でよろめいた。次の爆発が怖いので、窓とカーテンを閉めて備えています」現地在住の日本人

反政府軍の動き

イスタンブール市内の情報部の建物をヘリが攻撃。

国営放送のビルにミサイルを撃ち込み破壊

イスラム系与党・公正発展党(AKP)の本部にも兵士らが突入「権力を掌握した」と一方的に宣言

一部の兵士が国営テレビ局を通じて「全権を掌握した」と発表

一部テレビ局を占拠し、戒厳令と夜会外出禁止令を出した

新憲法を発布する準備を進めていると発言

アンカラにあるトルコ軍の特殊部隊本部で警察官17人が死亡【国営アナトリア(Anadolu)通信】

テレビ局の様子

CNNトルコ 15日

9:36「CNNトルコ支局が入居するメディアセンターに、兵士たちが入ってきた。スタジオにも入ってきた

9:43 「クーデター計画者が、CNNトルコの放送を終了した」

9:55 「市民たちが建物の中に入り、戦っている」

10:10 「市民がCNNトルコ支局のスタジオに現れ、特殊部隊と市民たちがテレビ局を取り戻したと話した」

トルコ国営放送TRT 15日

アナウンサーが軍の命令を受けて「トルコ全土で戒厳令が敷かれ、外出禁止令も出された」と軍の声明を読み上げた

「トルコは現在、平和評議会(peace council)が掌握、公共の秩序が損なわれる事態は認めない」とクーデター勢力の声明を伝えていた

「武器を持った軍に脅されて声明を読まされた」

放送中断からおよそ2時間後の日本時間午前9時前再開

市民の代表を名乗る男性が「TRTも国会議事堂も国民のものである。国民全体で取り戻そう」

軍の声明を読み上げた女性アナウンサーも登場し、大勢の人が放送局のスタジオに入ってきたことについて

「彼らは損害を与えないと言ってスタジオに入ってきた」と話

政府軍の動き

アンカラ上空で反政府側がハイジャックしたシコルスキー(Sikorsky)のヘリコプターを現政権トルコ軍のF16戦闘機が追撃【大統領筋】

軍は、要所での戦車の配備に加え、イスタンブールのボスポラス海峡に架かる2本の橋を封鎖。 

1つ目の橋の周辺に集まっていた群衆に向かって発砲【AFPのカメラマン】

トルコ軍が首都アンカラ(Ankara)議会周辺に戦車を配備【ドアン(Dogan)通信】

エルドアン大統領は地元メディアに対し「クーデターは成功しないと確信している」国民に街頭へ繰り出して抵抗を呼び掛け。

軍用機の飛行停止16日(クックアメリカ国防省報道官)
解除→現地時間17日午後

現政府側の人の動き【エルドアン・アカル・ユルドゥム】

エルドアン大統領は休暇中

エルドアン大統領、ジェット機で脱出に成功(その後宿泊していたホテル襲撃された)

アカル参謀総長が他数名が軟禁

ユルドゥルム首相は「指揮系統もない違法な試みがあった」「高い代償を払うことになる」

反政府軍の声明が統合参謀本部ホームページで発表される

グループは、「国内平和委員会」と名乗ったうえで

「現在、国の憲法や法律が無視され続け、国家全体が取り返しのつかない状態になろうとしているなか、大統領をはじめとした権力者たちは賄賂におぼれ、基本的人権や自由を無視して国家を牛耳ろうとしている」

「すべての国民のために法治国家と国益の障害になるものを取り除く。そして正当性を失った現政権を引きずりおろして裁きにかけるため、この運動を起こした

「基本的人権、表現の自由、私有財産の保障、それに人種や宗教の違いを乗り越え国民をまとめ上げる新しい憲法を作り上げる」

とエルドアン政権非難。新しい国家体制を作り上げると宣言

反政府軍クーデターの理由動機をまとめ

  1. 憲法や法律が無視され続けている
  2. 権力者たちは賄賂におぼれ、国家を牛耳ろうとしている

反政府軍の目指すところ

  1. 法治国家と国益の妨げになるものを排除
  2. 正当性を失っ現政権を引きずり下ろし、裁きにかける
  3. 基本的人権・表現の自由・私有財産の保証・人種の違いをまとめられる新たな憲法制定

同志社大学藤正典教授「反政府軍が一枚岩で起こしたものではない」

トルコ情勢に詳しい同志社大学の内藤正典教授

「これまでトルコで起きたクーデターは、軍が一致して軍のトップの下で行われたが、今回は陸軍や海軍の重要ポジションの人物が今回の反乱に反対する声明を出していて、軍が一枚岩で起こしたものではない」

世論調査では安定の支持率=政権転覆の可能性は低い

「トルコ国内でのエルドアン政権に対する批判はあるが、世論調査などでは政権の支持率は50%近くで、かなり安定している

トルコの治安は安全ではない=トルコ政府への不信感増すことになる?

  • トルコ政府がクルド人の権利拡大を求めるクルド系の組織との間で戦闘を続けていること
  • 隣国シリアなどで活動する過激派組織IS=イスラム国の関与が疑われるテロ事件などが起きていること

などから

「エルドアン政権が国内治安をどこまで掌握できているのか懸念が示されていたところに、身内の軍の一部が反乱を起こしたということになると、治安状況に対する懸念は一層深まると考えられる。トルコの治安状況にとっては非常にダメージが大きい」と指摘。

*ここまで内藤正典教授の話。

反乱軍リーダーは「投降」を呼びかけ

拘束された軍のリーダーだとされる男性が、警察の指示を受けながらクーデターの試みに加わった兵士たちに投降を呼びかける

男性が銃を持った警察に監視されながら携帯電話を持ち「私は治安部隊に拘束された。ほかの兵士たちはみずからの意志で投降するように」と述べ、兵士たちに投降を促す

8人の陸軍関係者はギリシャへ亡命

トルコ政府はギリシャへ亡命した陸軍関係者8人の引渡しを要求。

しかしギリシャ側は現在、彼らの取り調べを進めており、クーデターに関与したことも考慮に入れながら国際法上の観点から慎重に判断

被告のうち1人は法廷で通訳者を通じ「トルコの政権が手あたり次第に兵士を逮捕しているのを見て怖くなった、トルコには帰国したくない」と語る(22日)

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7月16、17日の動き【反政府軍クーデター収束へ向かう】

政府の発表「クーデターの試みは阻止され失敗に終わった」

トルコ軍のウミット・ドゥンダール参謀総長代行は、日本時間の午後5時ごろ記者会見し、「クーデターの試みは阻止され失敗に終わった」と述べ、およそ12時間続いたクーデターの動きは未遂に終わったと強調
 
反乱軍と正規軍との戦闘で、市民47人と、警察官や正規軍の兵士43人、それに反乱軍の兵士104人の合わせて194人が死亡した
 
ユルドゥルム首相は、反乱に関わったとして兵士2839人を拘束した
 
ドアン政権と対立するイスラム組織「ギュレン教団」が関係している
 
【「ギュレン教団」は、長年、エルドアン政権と協力関係だったが、2013年頃トルコで反政府デモが起きた際、政権は強権的だと批判したことで対立。政権側からテロ組織指定】
 
エルドアン大統領はイスタンブールで大勢の支持者を前に演説し、
「どういう背景で誰が動いているのか明らかにしてみせる。トルコはどんな恐怖にも負けずどんな脅しにも屈することはない」と発言。
 

トルコ南部インジルリクの米空軍基地の軍人らが関与

現地当局により、封鎖され、電気の供給も止められていたトルコ軍のインジルリク空軍基地。

トルコのチャヴシオール外相は

「同国で発生したクーデターの試みに、トルコ南部インジルリクの米空軍基地の軍人らが関与した」
  

「空軍基地でのクーデター鎮圧作戦で、クーデターに参加した複数の軍人が拘束され、基地は業務を続けている」

インジルリクは、米国の軍事基地で、米空軍とトルコ空軍が使用(NATO諸国の航空機も置かれている)

7月18日ギュレン師の引き渡し要求

トルコは軍事クーデターの首謀者と目す反体制派イスラム教指導者フェトフッラー・ギュレン師の身柄引き渡しを米国に要求

「ギュレン支持派は癌ウイルスのように国全体に浸潤していた。私たちはこのことについて関知しており、法務省と外務省は(ギュレン師の身柄引き渡しを)米国に要求した。彼らの反応を待っている」。*イスタンブールで行われた軍事クーデター犠牲者の葬儀での発言

7月20日 3か月間非常事態宣言「軍から『ウイルス』を一掃する」

軍の高官を含む少なくとも8600人を拘束して調べているほか、警察官や政府の職員、それに教師など5万人以上の職務を停止したり解任

要に応じて市民の基本的な権利や自由を部分的もしくは完全に制限できる

「目的は必要な対策を素早く効果的に取り民主主義への脅威を取り除くためだ」

あくまでも憲法の枠内の措置で民主主義や法の支配、それに自由に反するものではない

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