クルド労働者党(PKK)トルコイスラム国の関係性とクルド人について。エルドアン本当の狙い

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いつもお読みいただきありがとうございます。

トルコクーデターがなぜ起こったか?

ということを念頭に

  • クルド人とトルコ
  • トルコとISIS
  • クルド人の歴史
  • エルドアン大統領の狙い

これらのキーワードから

クーデターの黒幕何か?

について考察していきます。

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クルディスタン労働者党(PKK)とトルコとの関係

シリアのクルド人組織で

1973年にトルコの首都アンカラで

「アンカラ民主・愛国主義教育協会」として結成。

これまでにクルド労働者党(PKK)クルディスタン自由民主会議(KADEK)と組織の名称を変え

2016年現在はクルディスタン労働者党(Partiya Karkerên Kurdistan)となっている。

当初のイデオロギーは革命的社会主義とクルド民族主義の融合

クルドディスタン地域でのマルクス・レーニン主義の樹立であった。

1999年当時の指導者が逮捕されると、一部主張を放棄。

完全独立国家樹立の要求を撤回し、「民主的連邦主義」を指導するようになった。

「クルディスタンの民主的連邦主義は国家システムではない。

人民による国家なき民主的システムなのだ…それは自身の権力を人民から得るとともに、経済を含むあらゆる領域での自立に適応する」

出典:Wikipedia

「民主的連邦主義」とは、国家持たない民主的なシステムで

権力は人民から得ること、経済や生活のあらゆる領域で自立した活動を行うというもだという。

2013年には、トルコとの間で停戦合意を表明したが

2014年に、シリアとイラクのクルド人居住地でのISISとの戦闘に

600の部隊で参加したことから、世界各国再びテロ組織として認識せざるを得なくなったという。

2016年7月のトルコクーデターでのPKK関与の可能性は低いという見方が大半だが

エルドアン政権は事件発生から3日後の19日夜に

PKKがイラク北部に持つ拠点を空爆したという。

これは政府にとっては、トルコ軍の脅威を示すことになり

今後再びPKKとトルコの間で、直接的な戦闘が始まる可能性を秘めている。

こちらの記事には

PKKの主な収入源は欧米が支援する麻薬取引からだとし、麻薬の生産と取引で年間175億円

麻薬の密売で1528億円という数字をあげている。

更にPKKの組織幹部は麻薬密売人であるとも言われている。

PKKの兄弟組織として知られ

非クルド人戦闘員や女性戦闘員も活躍するクルド人民防衛隊(YPG)は

これまでにもPKKとの親密な関係を指摘されてきたが

2016年4月のアメリカ上院軍事委員会でカーター国防長官は

「PKKはテロ組織である」

と話し、

日次記者会見でジョン・カービー国務省報道官は

「兄弟組織のYPGはテロ組織ではない」

とアメリカがクルド人勢力にないしてどういった姿勢を持っているか示している。

クルド人の略歴

クルド人はトルコの人口の10~25パーセントを占め、何十年も抑圧されてきた。

人口は2,500万~3,000万人といわれ、トルコイラクイランシリアなど中東の各国に各国に広く居住していて

世界最大の民族集団である。

以前は牧畜を中心にくらす、遊牧民ったが

近年ではトルコなどのの都市での生活をおくる割合も増えたという。

クルド人の祖先がグティ人の可能性があるとされており

シュメール王名表によると、古くは紀元前2200年ころからメソポタミアを侵略し

125年におよぶ王朝時代を築いたと記載があります。

紀元前2100年ころグティ王ティリガンがエンニギの戦いに敗れ

その後グティ人はメソポタミアから駆逐されたと言われています。

しかし、グティ人は現在のクルド人のように単一の政治集団ではなかったこと

その勢力範囲が限定的であったことなどとも推定されていて

その勢力は現在のクルド人とさほど変わらないのかもしれません。

クルド人とイスラム国とトルコの関係

もともとトルコはイスラム教を「宗教」ではなく、「伝統文化」として受け継ぐイスラム教徒の国であり

それを世俗イスラムと呼びます。

しかしエルドアン大統領はその世俗イスラムのの中に、再びイスラム主義復興の動きをみせ

その強権的な姿勢から反発もありますが、その支持率は過半数を超えています。

そんなトルコは外交上の発言では度々ISISへの避難を公言しています。

しかしなぜか、対クルド人への戦闘の際はISISを支援しています。

さらにエルドアン大統領はISISが国家台頭するときの資金援助のパトロンであり

現在でもトルコとシリアの国境を行き来することを黙認しているのです。

シリアのISISへの武器はその殆どがトルコを通過していますが

トルコはこの武器供給ラインを黙認し、ISISを通してクルド人勢力を駆逐することに力を化しているのです。

そうすることで、エルドアン政権は国内の独立派を抑えることに成功してるのです。

このようになトルコの悪事を知っている欧米諸国から避難は続きますが、

トルコは一貫して「ISISはイスラムではない」と言い続けるのです。

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エルドアン政権の狙い

エルドアン政権はこのように、これまで世俗主義が強かったトルコに

徐々にイスラム主義を復活させ

その独裁的な側面を強めているのです。

そのためには、クルド人勢力との程よい関係を取ることが最重要可と思います。

クーデター未遂事件がエルドアン政権による自作自演であり

ギュレン師がその悪役として祭り上げられているとしても

全くおかしなことではないのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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