【なつぞら】劇中のアニメテレビ映画作品まとめ

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第100作目となる朝ドラ「なつぞら」

広瀬すず主演の今作は、戦争を機に両親を亡くし、兄妹とも別れ離れとなってしまった少女が主人公です。

身寄りのなくなった主人公・なつは、父親の戦友だった、北海道の酪農家の婿養子に引き取られ、牧場を手伝いながら高校を卒業し、漫画家を目指すというストーリー。

そんな朝ドラ「なつぞら」の劇中に登場した漫画映画(劇場アニメーション)、テレビアニメやテレビドラマなどの作品とご紹介しています。

(新しい順になっています。下にスクロールすればするほど古い作品です。)

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「魔法少女アニー」(1967年)テレビ漫画

クレジット

作画|奥原なつ 堀内幸正(育児のため退社した下山茜の後任)
制作進行|荒井康助

「神をつかんだ少年クリフ」(1966年8月) 長編漫画映画

概要

ある村の巨大な木に誰にも抜けない剣が突き刺さっている。その剣をクリフが引き抜き村人から英雄とみなされるようになる。戦争の神(死神)がその剣を砕く。死神の目的は、神を畏れなくなった人類に戦をさせて滅ぼしもう一度世界を創造しなおすことだった。クリフの村に、父の命令で村に戦をもたらそうとしていた死神の娘・キアラが現れ、クリフと惹かれ合うようになる。戦争と運命の中で、人間がどのように善と悪を見極めていくかがテーマ。

エピソード

当初なつがキアラのキャラクターデザインを担当するが、坂場が納得のいくキアラを描いたのは仲で、そのことがきっかけで仲と坂場の間にあったわだかまりが解けていくことになる。脚本執筆予定の1965年8月になってもキアラのキャラクターが決まらずにいた。仲の協力によってキアラのキャラクターが決まるが、坂場がこだわりぬいた結果、制作費は倍、制作期間も伸び、当初の公開予定の1966年の春を越え、公開されたのは1966年の7月(夏)。坂場の初監督作品だったが難しいストーリーが理解されず不入り。当時の東洋動画の興行成績の最低記録を更新が濃厚。制作に関わった従業員の昇級、ボーナスのカットが確定。映画部長の井戸原も退任することが濃厚で、後任が東洋映画からの出向の場合、アニメーター達が自由に企画を通せなくなる可能性があり、責任を取って坂場は退職する。大人が見るように宣伝すればもう少しは良い結果になった可能性もあったが、仲を含めた制作に関わったアニメーター達はこれまで見たことのない作品を作れたことに誇りを抱き、満足していた。大学生の明美は今作を楽しんで観れたが、小学生の地平には難しすぎた。

キャラクター

クリフ:主人公の少年。誰にも抜けない剣を引き抜いたことで村人たちから英雄とみなされるが、争いをもたらす死神の娘と出会ったことでお互いに惹かれあっていく。
キアラ:戦争の神の娘。強さとともに、恋に落ちるような魅力を兼ね備えている。キャラクターデザイン:仲努
戦争の神:戦争を司る神。

クレジット

制作|大杉満
企画|岡本拓馬
脚本|深田栄輔
演出|坂場一久
作画監督|下山克己
原画|奥原なつ 神地航也
動画|堀内幸正 三村茜
音楽|成田優
公開|1966年7月
制作期間|1965年春〜1966年7月

「百獣の王子サム」(1963年)テレビ漫画

あらすじ

架空のジャングルでライオンに育てられた一人の人間の少年。動物たちから差別を受けるが、様々なトラブルを解決していき、やがて百獣の王の子として、動物たちから認められるようになる

概要

1963年1月から放送されていた「鉄腕アトム」に追従する形で制作に入る。会社としては低予算な上に制作期間が短いながらも大ヒットしたテレビ漫画の手法に挑戦する意義があった。坂場は当初、テレビ漫画の手法は、東洋動画らしい作り方ではなく、一度フルアニメーション以外の方法に慣れてしまったら後戻りできなくなる、と意見を持っていた。テレビ漫画では、それまでの映画で一般的だったフルアニメーションではなく、毎週30分の作品を作るために、止まった絵を使い、動く部分を減らすなどそれまでになかった手法が生みだされていた。仲は視聴者にとってはフルアニメーションかどうかは関係なく面白いかどうかが判断基準だと考える。坂場は、”歌舞伎のように登場人物の個性に合わせて動きにメリハリをつけていけば、省略された動きでも生き生きと表現することができる”と解決策を思いつき実践する。動きは抑えられても、東洋動画のアニメーターの強みでもある”アニメーターの感情”を表現できるため、それが東洋動画のテレビ班の特色を出すことに繋がる。坂場は”個性を出すためには手を抜くことはできない”と「鉄腕アトム」の四倍はかかることをテレビ班でやろうとして制作進行の荒井と口論になる。”乱闘シーンで煙をモクモクさせる”、”パンチをするときに画面いっぱいに星を表示させる”など、なつは様々に坂場の意向を汲んだ上でのアイデアを見出し時解決していく。ここでなつたちが経験した苦難と冒険は、未来のアニメーターたちに受け継がれていく。

クレジット

放送|1963年12月から 毎週日曜日の夕方
企画|猿渡竜男(新名基浩)
演出|坂場一久
原画|奥原なつ 猿渡竜男
動画|三村茜
制作期間|1963年から1963年12月。

*この頃1963年頃までは長編漫画映画一本を製作するのにおよそ10ヶ月かかる。

「かもめ」(「赤い星座」10月公演)

原作|チェーホフ
訳|新藤崇史
演出・装置|久高芳雄
公演期間|1963年10月20日〜10月27日
@東京文芸劇場

出演・配役

アルカージナ(亀山蘭子)
トレープレフ(小畑雪次郎)
小間使い(土間レミ子)

評価

坂場は「役者の芝居は良かったが、演出として新しいことをやっているという意欲が感じられなかった、蘭子の芝居を見せるためだけに古い新劇をやっているだけにしか見えなかった」と評価する。それは、雪次郎が劇団や蘭子に影響を与えるほどの役者を目指して欲しいという思いから出たものであった。
*坂上雲太郎という人物が初日公演に花を贈っている。

「ビューティフル・ナンシー」海外テレビドラマ

1963年春ころに放送され大人気となっていたアメリカのシュチュエーションコメディ(シットコム)。雪次郎の当たり役となった作品。
気の強い妻ナンシー(亀山蘭子 )
気の弱い夫(小畑雪次郎)

「わんこう浪士」(1963年夏までに公開)

なつが原画を担当し、雑誌の取材があった作品。キャッチコピー「動物たちが大騒動!獣退治に飛び出した47匹のワン公大作戦!」
製作|大杉満
演出|露木重彦
原画|仲努 井戸原昇 下山克己 奥原なつ
動画|三村茜 堀内幸正

ポスターで確認

「真田十勇士」「アラジン少年とランプの精」

「ヘンゼルとグレーテル」(1959年)短編漫画映画

制作の経緯

若手育成目的で、仲や井戸原たちが麻子となつを原画に、坂場を演出に据え動き出したプロジェクト。脚本家主導で漫画映画を作る形が、当時長編映画での通例となっていたが、それ以前の短編映画ではアニメーター主導で制作していたものが主流だった。そのため制作面での原点回帰とも言える作品。千遥に会うために北海道へ帰郷していたなつが、夕見子のアドバイスをきっかけに提案したグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」を基にした作品で、なつの生い立ちを聞いた坂場は「なつが作るべき作品だ」と考え、なつのために作品を作ると明言し企画を通すために奔走。これまでの長編作品の制作方法とは違い、キャラクターのイメージを膨らませ、そこから、ストーリーやセリフを生み出すと言う方法で制作。アニメーターが絵を描き、作家にも役者にもなると言うことを試す意味もあった作品。理想を高く掲げる坂場と仲、井戸原が対立する危機を乗り越える。ドラマの第15~16週に登場。

キャラクター キャスト

ヘンゼル 声:土間レミ子(藤本沙紀) &グレーテル 声:(須藤沙織)|今作の主人公の兄妹。キャラクターデザイン奥原なつ。
魔女 声:亀山蘭子(鈴木杏樹)|子供達をお菓子の家におびき寄せ、オオカミの餌にするために仕えていた悪魔に差し出す。滑稽で愛嬌があるとして、神地や蘭子のお気に入りキャラクター。キャラクターデザインは大沢麻子。社会の理不尽を象徴。
悪魔 声:(岩崎ひろし)|森を支配する悪魔。魔女をしもべとして、飼っているオオカミに子供達を食べさせるために子供を捕まえてくるように命令している。
オオカミ|悪魔が塔の中に飼っているオオカミ。戦争の兵器の象徴。
木の怪物|魔女の魂が森と一体化した存在。なつが、自分の夢の中に出てきた阿川弥市郎(中原丈雄)が作っていた木彫りの像をヒントに考案する。
|ヘンゼルとグレーテルに助けられたことから、魔女に追われていた兄妹を助ける。
|現実の自分達が住む世界の象徴。豊かな恵みとともに、様々な恐怖をも内包している。

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あらすじ

(魔女に捕まえられ檻に入れられるところまでは原作通り)魔女は森に建つ塔(お城)に住む、闇の世界を支配する悪魔に仕えていて、お菓子の家で捕まえた子ヘンゼルとグレーテルの兄妹を塔に連れて行こうとする。その途中、鳥に助けられた兄弟は魔女から逃げるが、兄・ヘンゼルが魔女に捕まり悪魔の塔に連れて行かれ、悪魔が飼っているオオカミの餌として差し出される。
そこへ妹・グレーテルが塔の壁を登り助けに来て、最後まで諦めないグレーテルの姿を見た魔女は、悪魔を裏切り兄妹は塔から脱出し森へ逃げる。そこで魔女が魔法で生み出した魔女自身の魂が乗り移った”木の怪物”により二人は助けられ、兄妹を追ってきたオオカミたちは倒され兄妹は木の怪物に感謝する。
(これ以降はアフレコ現場では描かれていない構想段階の部分→)さらに木の怪物は悪魔の塔を破壊し、これまでオオカミに食べられてきた子供たちが蘇り、木の怪物自身は塔のあった場所で動かなくなり、森の一部になっていくことで森に平和が訪れる。

制作期間

1959年4月頃〜秋ころ?。初夏の頃、なつと坂場のアイデアによるストーリーの結末が決まり作画の作業に入る。

クレジット

原作|グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」
原画|奥原なつ(広瀬すず)大沢麻子(貫地谷しほり)神地航也(染谷将太)下山克己 (川島明)
絵コンテ/脚本|坂場一久(中川大志)神地航也(染谷将太)
監修|下山克己 (川島明)
動画/クリーンアップ|堀内幸正(田村健太郎)三村茜 (渡辺麻友)神地航也(染谷将太)
企画・立案|全てのチームスタッフ。

「拳銃渡世人(原題:VAGABOND LEO)」(1959年 海外のテレビ映画)

概要

放浪するガンマンが事件を解決していく西部劇。主演はスティーヴ・マッキング。吹き替えは豊富遊声。放送は毎週土曜日 19:30から30分。咲太郎が声優事務所を立ち上げて初めて関わった作品。ドラマの第15週に登場。

登場人物 キャスト

デービスの祖父(島貫健太)|鉄道会社経営の大富豪。息子が死去した後、孫の親権を手に入れ、ベティから奪おうとする。
ジョージ(小畑雪之助)|付き人。
ベティ(亀山蘭子)|デービスの母親。夫が死去。
デービス(土間レミ子)|ベティの息子

「どうぶつ三国志」(1959年春には公開)

クレジット

製作:大杉満
企画:松野茂
原案:大木國臣
脚本・演出:露木重彦
原画:仲努、井戸原昇
動画:下山克己、大沢麻子
風俗交考証:大田喜一
*劇中で詳細は描かれず、第13週のラストシーン近くで、ポスターのみの登場。

「わんぱく牛若丸」(1958年)長編漫画映画

製作経緯

なつが作画課へ配属後に「動画」として初めて関わった作品。馬の前足を4本描くというアイデアが採用される。製作段階でライブアクション(俳優が演じたものを撮影し、それをアニメーション制作の資料にすること)を本格的に取り入れた作品。1958年春の時点で作画、仕上げ、美術までの作業が終わる。最終的に原画、1万5112枚、動画、7万9089枚で完成。ドラマの第11~13週に登場。坂場一久が助手として初参加した作品。

キャラクター キャスト

常盤御前 声:亀山蘭子|千人の女の中から選ばれ侍女のような身分で召し抱えられ、そこから源義朝の側室まで上り詰めた。美貌と知性としたたかさを持ち合わせている。鞍馬山の寺に預けられていた牛若丸は自分が源氏の子であることを知り、常盤御前に会いに来る。その時、牛若丸を我が子として認めてやりたいが、平家の武士に殺されてしまう恐れがあるので、心を鬼にして牛若丸にキツく突っぱねる。

そのほかキャラクター一覧
牛若丸 平清盛 武蔵坊弁慶 天狗 烏天狗 今若丸 乙若丸 武士

「白蛇姫」(1957年)長編漫画映画

製作経緯

なつが東洋動画に入社し、初めて配属された仕上課(彩色)で、初めて関わった作品。「許仙と会えなくなると思い涙を流すシーン」の動画は、麻子が、堀内のアイデアだと勘違いした、なつのアイデアが採用される。日本初の長編フルカラーアニメーション作品。ドラマの第10~11週に登場。

あらすじ

胡弓弾き・許仙(シュウセン)は、子分のパンダと楽しく暮らしている。ある日、市場で見世物にされていた白い蛇を可哀想に思い、買い取って逃す。その時に許仙に恋をした白蛇は、ある嵐の夜に美しい人間の娘”白娘(パイニャン)”になり、二人は深く恋に落ちていく。
白娘が化け物だと知った法海(ホッカイ)という偉い人が兵隊を二人に差し向け、許仙だけが捕らえられてしまい、白娘は嘆き悲しみ会いたい一心で許仙を追い、塔に隠れ許仙を呼び寄せる。しかし法海が現れ、法海と白娘は魔術を使って激しく戦い白娘は負けてしまう。
力尽きた白娘は、自分の体が半分蛇に戻りかけていることを知り、許仙と会えなくなると思い涙を流す。

キャラクター キャスト

許仙 声:豊富遊声
法海 声:豊富遊声
白娘 声:亀山蘭子
少青 声:亀山蘭子|白娘に仕える青魚の妖精。読みはシャオチン。

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