【感想】芸の神様にお会いできえねぇ。アニメ「昭和元禄落語心中」二期第八話あらすじ【ネタバレ】

いよいよスタートした、昭和元禄落語心中の第二期「助六再び篇」

原作ではすでに最終巻まで終え「助六再び篇」で完結となる予定です。

第二期第八話あらすじと感想をつらつらと綴っていきます。

原作の該当エピソードは→コミック「昭和元禄落語心中」第八巻「昭和元禄落語心中」第九巻

アニメ「昭和元禄落語心中」第二期「助六再び篇」は原作コミックでは以下の第五巻から、十巻となります。(*リンク先はアマゾン購入ページです)

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世の情から逃げられない八雲の苦しみ。アニメ「昭和元禄落語心中」第二期第八話あらすじ

東西落語大会。上方落語の円屋萬月(萬月アニ)は10年ぶりに落語に復帰。「東の旅」を披露するが、思うようにできず、落語の恐ろしさを思い知る・・・このころ与太郎は、一番弟子、小太郎をとり、萬月からも「弟子とってもおかいしない顔になった」と言われる。

八雲宅で、小夏の好きな演目「野ざらし」を空で唄う信之助。傍らで横になりながら聞いていた八雲はその歌はどこで覚えたんだい?と信之助に聞きながらも「年々(二代目助六)似てくるね。恐ろしいことだ・・・」と嘆き、レコードを取り出して、二代目助六が信之助の祖父であることを教える。

八雲「・・・もういねぇんだ、死じゃって。」

信之助「なんで?」

八雲「さぁ、どうしてかね・・・」

そこに、松田さんに案内されて樋口先生が入ってくる。自らが集めた八雲の資料を持って来て、八雲のすべてを記録して発表したいと話す。その中にある戦後すぐの写真に二つ目に上がったばかりの二代目助六を見つけて「上野で『夢金』をやった時のだ。」初雪が降った日の寄席の写真だと回想する。その写真集には菊比古の写真は少なく「このころの私は何者でもなかった・・・」とカメラマンに印象を残すことの出来なかったのだろうと言う。

与太郎と小夏は、仕事の後に川沿いのベンチで休んでいる。八雲が入院していた病院の用事ががまだ続いており「考えたくない」という小夏。与太郎は彼女に「野ざらし」を聞かせようと話し始める・・・「四方の山々雪解けて 上げ潮南で ざぶ~りざぶりと水の音・・・」

その時、見上げた橋の上に八雲が歩いているのを見つけ、駆け付ける二人。散歩したくて出てきたという八雲に、小夏はまさか死のうと考えていたのではと声を荒げる「あんたはまだ罪を滅ぼしちゃいねぇんだ。自死なんてさせるかい!・・・父ちゃんと母ちゃんみたいにならないで!」

「死んじまうには、この世はあまりにも愛おしい・・・けどそいじゃ、芸の神様にお会いできえねぇんだ・・・」

八雲は思うように落語ができないことに絶望していた。与太郎が落語をやってみなければわからないというが、八雲は「お前には何もわかっちゃいねぇ」と突き放す。

すると突如与太郎は「居残り佐平次」をまだ八雲に聴いてもらってないことを思い出し、またいつか聞いてほしいと頼む。そして「いくらでも八つ当たりしてくだせぇ」という。

「八つ当たりぐれぇいくらでもブン投げなよっ」(二代目助六) 

ヤクザ親分と八雲は、親分の自宅の庭で世間話しをしている。せがれが頼りなくて、しかも、下の者を育てることも出来ずに、ヤクザももう終わりだと話す親分に八雲は「そういう目の上のたんこぶが、いるだけで秩序を生むものです。そんな人がいなくなったら世の中だって調子が狂っちまう。」と励ます。

「愚痴くらいいつでもお相手しますよ」

返しきれない恩義が親分にはあるという八雲。親分は「口の堅さでここまできたものだ、安心してくれ」と話す。

松田さんはヤクザ兄貴から、親分が八雲の落語を聞きたがっていて、なんとかならないかと相談される。すると松田さんは「いい考えがある」と答える・・・

後日「明治座」に芝居鑑賞をしに行く八雲と松田さん。その帰り、松田さんは、自宅には向かわずに「柳しま」に車を走らす。到着すると与太郎が居て、八雲は何か魂胆があるといぶかしがる。

与太郎と松田さんは「柳しま」に八雲の御贔屓筋に集まってもらい、更に与太郎は師匠に聞いてほしい噺があるという。逃げようとする八雲をお栄さんが無理やり部屋に入れると、そこには、親分、会長さん、樋口先生、大姉さんなど八雲ゆかりの人たちが集まっていた。八雲は感謝を宣べて、与太郎に席を譲る。

「こんなおっかねぇお座敷は初めてでして・・・

その昔、東京の魚河岸(うおがし)がまだ日本橋に来るめぇ(前)、芝の浜に河岸(かし)がありました時に『ぼて振りの熊』って男がいた・・・

・・・やっぱりよそう、また夢になるといけねぇ。」

二代目助六の型で「芝浜」を演じる与太郎は、八雲に「あの時みたいに落語を楽しんで欲しい」と伝える。

親分は八雲に「大きな目の下のたんこぶがあるようですな。」と嬉しそうにいう。そこで小夏は、親子会で八雲が倒れた時から持っていた「助六の扇子」を八雲に渡す。

八雲「この商いをやってるものにしか見られない空・・・また夢にならねぇうちに、どうぞあきれて一席、お付き合いのほど・・・」

警部「お静かにお願いします!・・・・」

八雲が話を始めようとしたときに、警察が親分の逮捕状(銃刀法違反)をもって乗り込んで来る。

お栄さんは「なんて野暮なじじいだ!」と怒鳴るが、親分は皆さんの前だからと、静かに連行される。「この借りはきっと戻ったらお返しします。お師匠すまねぇ、どうかお元気で・・・」

「芝浜」の夫婦愛が八雲をこの世から逃がさない。アニメ「昭和元禄落語心中」二期第八話感想

今回は、予想していたより早く話が進み「そう、来たか!」と驚きました~

何よりも、今回は、シーズン1とのつながりがいくつかあって、またシーズン1をちょっと見返しました。

樋口先生が持ってきた昔の助六の写真を見て、初雪の中演じた「夢金」だと八雲が言っていたのは、シーズン1の第四話で菊比古と助六が二人暮らしを始めた頃のことでした。

この後、菊比古は先代の七代目八雲からみよ吉を紹介されて、関係が始まります。菊比古の落語には「遊び」が足りないからと、七代目八雲と助六、みよ吉、松田さんと「かぶき座」でのお芝居(歌舞伎)鑑賞に行ったのでした。

そして、前回放送の七話で登場した亀屋旅館での助六の最高の「芝浜」。

これはシーズン1の第十二話。この作品ではとても重要な夫婦の噺。アニメでは原作より長く尺をとっていたようで、当時助六が幸せだったということを強調したかったのかもせれませんね。

そのために、萬月さんのエピソードは泣く泣くカット?なのかも知れませんね。

現実の落語では「芝浜」は時にちょっとベタ過ぎると言われることもあるネタのようですが、このアニメで初めてこの話を知った方は好きな話になったのではないでしょうか?

もうこの話を聞くときは、アニメの登場人物が思い出されて仕方ありません(笑)

そして、こちらも思い出深い言葉ですが、偶然与太郎が八雲に言った「いくらでも八つ当たりしてくだせぇ」という言葉。これは、シーズン1の第五話で助六が菊比古に行った言葉でした。

当時助六は、遊んでいても、仕事が入り上り調子。師匠の元を出て、菊比古と二人暮らしを始めたころ。

菊比古は二つ目だけでやるという「鹿芝居」の稽古が上手くいかず苛立ち、助六に嫉妬していました。助六が家に女を連れ帰り、気が立つ菊比古に、助六は世話になってるからなぁといって「八つ当たりぐれぇいくらでもブン投げなよ」というのでした。

そのあと、菊比古のエゲツナイ行動が見れますが・・・(笑)

このシーンもとても意義深いシーンになりましたね。

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逮捕されちゃった親分こと、城戸績(きどいさお)さんが言ったように「ずいぶんとでっかい、目の下のたんこぶ」の因果から逃れられない八雲。

まだまだ落語と心中は出来ないということですね。

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