【感想】最高の「居残り佐平次」雨竹亭建て替え。アニメ「昭和元禄落語心中」二期第六話あらすじ【ネタバレ】

いよいよスタートした、昭和元禄落語心中の第二期「助六再び篇」

原作ではすでに最終巻まで終え「助六再び篇」で完結となる予定です。

第二期第六話あらすじと感想をつらつらと綴っていきます。

原作の該当エピソードは→コミック「昭和元禄落語心中」第七巻

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そこで落語ができるのは、あんたしかいない。アニメ「昭和元禄落語心中」第二期第六話あらすじ

反魂香」をやり終わったところで、倒れて意識を失った八雲。

医学部だった萬月アニキが異変に気付き舞台に上がっていた。救急車が呼ばれ、八雲は運ばれていくが、与太郎は落語をやると言って残る。

小夏「そこで落語ができるのは、あんたしかいないよ。」

八雲と約束した「居残り佐平次」を八雲のいない親子会でかけることになった与太郎・・・

高座にあがるが、珍しく、マクラもなしに居残りを始める・・・

「どうも、居残りでございます。

吉原の遊びにも上中下とございまして、上は来ず、中は昼来て昼帰り、下は夜来て朝帰り、そのまた下下が居続けて、下下の下の下が居残りをする。居残りってぇ人はあんまり好かれなかったそうで・・・」

連れを帰し、店に居残った佐平次。店の若い衆に、支払いを催促され、パーッと払いたいがお金はないという佐平次。行燈部屋に移動させられたが、気付くと店中を駆け回ってる佐平次。機転が利いて、酒の相手も出来て、人間マメで調子がいい。まるで幇間(たいこ)*1

客席では樋口先生も満足気な様子で見守る・・・

店の主に、勘定を少しずつ持ってくればいいと、店から出て行ってくれと言われる佐平次。しかし、そう簡単には出れないという佐平次・・・

「・・・生まれついての悪性で、ガキの頃から手癖が悪く、抜け参りからグレ出して、旅を稼ぎに西国を、廻って首尾も吉野山。碁打ちといやぁ寺方や。豪家に入りこみ盗んだ金は御嶽の罪科。蹴抜けの塔の二重三重・・・」

居残りを演じきる与太郎の目から涙が。八雲には見てもらえないことが悔しかったという。病院に向かう車の中で松田さんも「ご立派でした」と涙する。

病院に到着すると、萬月が上手く処理しており、倒れたのは心筋梗塞が原因で、1週間以内が山場だという。

ホテルまで車で送ってくれる松田さんから、萬月アニさんの落語が好きだと褒められ、まんざらでもない様子の萬月。

その後、与太郎は八雲の代わりに雨竹亭でのトリを務めていた。「前座の頃とは比べ物にならない」と席亭(寄席のオーナー)から初天神を褒められる与太郎。さらに関西での地震の影響で、雨竹亭の建て替えが必要になるかもしれないという。

「大正の終わりにこの作りになって、名前(なめぇ)は江戸から続いてるってぇ小屋だ。・・・夏は地獄の釜てぇに熱いし、冬はシベリアみてぇに寒い。快適になりゃ、お客さんも芸人も、もっと集まるかもしれねぇな。見てみろこの高座の上りなんざ、俺が会ったこともねぇ大名人が何人もここを踏んでるんだ・・・

何よりよ、与太公。このハコは、面構えが天下一品だよ。俺はこんな立派な面構えのハコは見たことがねぇんだ・・・ここの空気を丸ごと移すなんてぇことはきっと出来ねぇんだ・・・お客様の安全を守るなんてあったりめぇだ。それと同じぐらいここを好きな人の情だって大事なんだ。」

この事は自分の口から八雲師匠に伝えさせてくれという席亭。次の仕事があることを思い出して、仕事へ向かう与太郎。

そんな与太郎を外で待っていた樋口先生。走る与太郎を追っかけ、電車の中で、落語の表現には「三つの型」があると話し始める・・・

経験と鍛錬に裏打ちされた確たるワザをで、落語はあくまで道具。その技で自分を表現する。という八雲型(菊比古)

すべてが助六。女子供ご隠居、犬、タヌキでも、何をやっても実感がこもり、そこには助六が表現される。話は限られるがハマれば最高の説得力が出る。みんな助六を求めて落語を見に行くという助六型。

噺家の存在を一切思い出すことがなかく、無が無欲の、純然たる落語のための入れ物になりきっていた。自分の思いを落語に託さないという、与太郎型。

しかし、そんな話にはあまり関心を示さない与太郎・・・そんな与太郎に、八雲師匠の落語が心配だという樋口先生。さらに、樋口先生は目的の駅に着いたギリギリになって、二代目助六の撮影フィルムが見つかるかもしれないという。与太郎は目的の駅で降りながら唖然とする。

そのころ一週間意識の戻らなかった八雲の病室では、松田さん、小夏、信之助が看病が見に来ていた。そこで信之助が寝ている八雲が涙を流しているところを見つける・・・

小夏「おい!起きやがれ寝てる場合かいっ!」

八雲「・・・未練だね。まだ生きてらぁ」

*1幇間(ほうかん):客の機嫌をとり、自ら芸を見せ、さらに芸者・舞妓を助けて場を盛り上げる職。

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菊さん生きてて良かった~アニメ「昭和元禄落語心中」二期第六話感想

とにかく、八雲さんの意識が戻ってよかった。まだ六話なんだから(笑)

今回は原作と違い、若干入れ替えがありました。このアニメ六話全体は、原作コミック第七巻の其の八にあたるところですが、親子会の後、雨竹亭で初天神をやり、席亭さんとの会話のシーンがありましたが、これは、原作では第八巻。

コミック「昭和元禄落語心中」第八巻

実にうまくまとめられていますね。これで、次回は岡山の温泉街に行って助六さんのフィルムを見に行くところまで行ってしまうんです。そしてあの衝撃のシーンになるのか。次回は絶対にリアルタイムで見なければなりません!

アニメ第六話は、与太郎の居残りが見れました。せっかく稽古して、背中の彫り物も完成させて師匠に見てほしかった居残り、しかも、樋口先生が「化け物かと思った」というほどの絶賛の居残り。

アニメでは、樋口先生の表情で表現されてましたが、原作コミックでは、居残りをやっている間に樋口先生の解説のようなものが入るんです。

まるで詐欺(おこわ)を楽しんでるような、生き生きとし佐平次を演じている与太郎。居残りを始めてからは、座布団の上で縦横無尽に走り回るそのさま。そして、さっきまでの楽しんで明るかった佐平次とは一変した、旦那とのやり取りをする佐平次。

この表現は、アニメでも十分に伝わってきたと思います。なにせ、見終わってタクシーの中で悔しそうにしている与太郎を見てもらい涙をするくらいその良さが伝わってきたからです。

何とか最後に昏睡状態から目を覚ました八雲でしたが、また落語を見ることはできるのか?気になるところですね。

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