ドラマ【dele(ディーリー)】最終回までネタバレ。本多孝好が原案脚本「デジタル遺品」を題材に山田孝之と菅田将暉が人間の「闇」を覗く。

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2018年7月から放送のドラマ【dele(ディーリー)】

ツイッター、フェイスブック、グーグル、ヤフー、インスタ、アマゾン、楽天・・・・・・。

自分に私生活をネット上に残すという習慣が当たり前になった21世紀。

間も無く2000年も20年が経とうとしている時代に「デジタル遺品」をテーマにしたドラマが登場です。

人気俳優の菅田将暉と、カメレオン俳優とも評される山田孝之のダブル主演で、「ストレイヤーズ・クロニクル」「真夜中の五分前」などで知られる作家の本多孝好が、二人を元に当て書きしたという作品で、小説やコミックがドラマ原作として使われることが多くなった時代に、チャレンジングな姿勢が見え隠れするドラマに期待が高まります。

ここでは、ドラマ【dele】の第1話から最終話までの全話あらすじをネタバレで紹介しています。

第5話以降はこちらの記事へまたは目次からジャンプしてください。

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ドラマ【dele】第1話ネタバレあらすじ

虐待されている息子を救って欲しいとその子の母親から依頼され「息子を誘拐することで警察に保護させる」という「面白い事件」を起こした何でも屋の真柴祐太郎(菅田将暉)。その公判を見ていた弁護士の坂上舞(麻生久美子)は、依頼人の死後、デジタル遺品の削除を請け負う会社「dele.LIFE」を経営する弟の坂上圭司(山田孝之)に祐太郎を紹介する。「人を少しだけ優しくしてくれる」これまで何人もの人間を辞めさせてきた圭司は、削除通知の来たクライアントの死亡確認をさせて祐太郎を試すが、機転を利かせ死亡確認をとった祐太郎に圭司は、続けて削除通知の来た白藝出版「週刊シンソウ」のゴシップ記者の安岡春雄(本多章一)の死亡確認をするように言いつける。

電話で死亡確認ができず、安岡のマンションに向かった祐太郎は安岡が妻子と別居中で、さらに別居先のアパートで死んでいることを確かめる。自殺として判断され依頼通り安岡のデータを削除しようとする圭司に、安岡が大切に思っている息子・安岡俊(川口和空)を残して自殺するはずがないと強く訴える祐太郎。祐太郎の熱情に負け圭司は仕方なく安岡のデータを確認することを許す。安岡の使っていたスケジュールアプリから、安岡が「片山薫(江口のりこ)」という人物と頻繁に会っていたこと、さらに二人が大学時代同じゼミの所属で、片山が警視庁城南署の会計課の職員であることを知った二人。早速片山のマンションに向かった祐太郎は、中からできた謎の男・牧野(般若)から突如襲われるも、かろうじて逃げ切る。会社に戻った祐太郎は、安岡の隠しフォルダの片山へのインタビュー音声から、警察の架空請求の不正をリークしようとしていた安岡が、裏金作りをしていた組織犯罪対策課の4人の刑事に殺された可能性が出てくる。その組織犯罪対策課には祐太郎を襲った牧野の姿もあった。

息子を大切にする安岡のメールアカウントのパスワードを探り当てた二人は、安岡と連絡が取れなくなりどこかに逃げた片山が証拠のデータを持っていることを突き止め、牧野たちより先に片山を助け出すために彼女の宿泊先ホテルに向かう。クレジットカードの使用履歴から片山の宿泊先を割り当てた牧野たちもホテルに乗り込むが、圭司が安岡のメールアカウントから片山に連絡を取り彼女を助け出すことに成功する。安岡は証拠の裏取りをしている際に殺されたようで、片山はこれ以上関わらずに身を引くという。圭司と祐太郎は証拠のデータを公表しようとするが、その証拠データは警察署のパソコンから外部に持ち出せず保存されていた。そこで圭司と祐太郎は警察署に潜り込み、夜間、人がいなくなった頃にパソコンを解体して取り出そうとする。しかし、圭司の車のナンバーを追跡していた牧野たちがやってきたため、データを入手した祐太郎は城南署の5階から隣のビルに飛び移り、かろうじて牧野たちから逃げることに成功する。こうしてデータを取り出した圭司たちの活躍で、警察内部の不正事件はニュースで報道され牧野らは逮捕、情報をリークした片山は表彰されることになる。

圭司は安岡の隠しファイルの中にゴシップのスクープを作り出すために安岡が行なっていた数々の「悪事」があることを舞に教えるが、このことを知ったら本気で泣きだす可能性のある祐太郎には伝えずにいた。「いくつもの顔を持っている人が、その中から残したい顔を選んでもらうのがうちの仕事だ」祐太郎の過去を調べたという圭司に、その思いもよらない過去を知っていながらも祐太郎を雇った舞。

その頃祐太郎は、父を失った俊に夢を持たせようと、俊が父と約束していた記者の七つ道具の「双眼鏡」を「父ちゃんの会社の机から出てきた」と言ってプレゼントするのだった。

第1話のゲストキャストと登場人物

坂上圭司(山田孝之)「dele.LIFE」代表。ハッカーではなく、プログラマー。カード会社へのハッキング経験があり、裏口を残してある。
真柴祐太郎(菅田将暉)舞に保釈金を支払ってもらい、舞に誘われ「弁護料を支払う」という口実のもと、圭司のもとで働き始める。過去の経験から他の人から必要とされることを避けてるように生活をしている。
坂上舞(麻生久美子)自らの弁護士事務所と提携している弟の会社にビルの一室を貸し出しているが、家賃は請求せずにいる。「人を少しだけ優しい気持ちにしてくれる」祐太郎を圭司に引き合わせる。

安岡春雄(本多章一)「週刊シンソウ」のゴシップ記者「売れてる芸人がAV女優と会うように仕組む」「売れてる俳優が売人とつながりのある店に行くように仕向ける」「ストーカーになりかけていた元彼にアイドルの現住所を教える」など、ゴシップ記事を作るために行っていた数々の記録を自らの隠しフォルダに保存し、死後、そのデータの削除を「dele.LIFE」に依頼していた。大学のゼミで知り合いだった片山が気づいていた「警察の裏金」をスクープとして公表しようとしていたが裏取りの最中に暗殺される。
安岡俊(川口和空)安岡の最愛の息子。空手をやっているため父からは「カラテキッド」と呼ばれ、父・春雄は俊の誕生日と「karatekid」というワードをメールアカウントのパスワードにしていた。
片山薫(江口のりこ)警視庁城南署の会計課職員。安岡とともに警察の不正をリークしようとしていた矢先、安岡と連絡が取れなくなり身の危険を感じてホテルに逃げていた。圭司と祐太郎に助けられ不正の証拠となるデータが警察署内にあることを二人に教える。
牧野(般若)警視庁組織犯罪対策課職員で、裏金つくりをしていた4人のうちの一人。不正が公表され逮捕される。

ドラマ【dele】第2話ネタバレあらすじ

圭司(山田孝之)のことを「ケイ」と呼び始める祐太郎(菅田将暉)は、ヘッドホンをつけた圭司が音楽を聴きノリノリで頭を振っているところを目撃し驚く。

この日「モグラ」が受信したのは、依頼人、宮内詩織(コムアイ)のスマホ内のデータの削除通知だった。電話は繋がらず祐太郎は死亡確認を取るために彼女が住んでいるマンションに向かう。そこで疎遠の弟を名乗って部屋に入った祐太郎は詩織が息絶えていることを確認する。管理人が警察に通報する中、「dele.LIFE」事務所でその様子を聞いていた圭司の姉・舞(麻生久美子)に言われ、詩織が死の間際に握っていたボールペンで書きなぐった跡のある「エンディングノート」を持ち帰った祐太郎。詩織の名前に聞き覚えのあった舞は、彼女が「25歳になったらエンディングノートを作りたい」と弁護士事務所に相談してきた人物だという。

データを削除するという圭司に対して、祐太郎と舞は「やっぱりデータを消さないでほしい」と書いた詩織の本心がわかるまで消すべきではないという。ベッドルームを潰し作曲スペースとしていたことをヒントに、15年前のネットの記事を探し当て、彼女の両親の住んでいる家へ向った祐太郎。しかし、詩織は両親とは疎遠で、重要な手がかりは得られず仕舞い。次に、彼女が握っていたボールペンからガールズバー「bar GAFF」に向かった祐太郎は、店主の春田沙也加(石橋静河)から事情を聞くが、詩織は店員だったがプライベートのことはよく知らないという。気まずいから葬儀にはいけないというバーにいた友人たちに「違和感」を感じた祐太郎はデータの中を確認すべきだと訴え「彼女の秘密を背負えるのか」と反対する圭司を詩織のお通夜に連れ出す。そこで祐太郎は改めて、厳しい音楽の英才教育で両親と縁を切った詩織がその後も音楽を続けていたこと両親に伝えるのだった。

詩織が弁護士事務所にきたときの相談カードから、詩織が沙也加の紹介で舞の法律事務所にきたことが明らかになり、沙也加の顔を見た祐太郎は、彼女が「bar GAFF」の店主であること、さらに沙也加は、圭司がリスペクトする正体不明のユニット「The Mints(ザ・ミンツ)」のメンバーであることがわかり、二人は「bar GAFF」の沙也加の元へ向かう。ミュージシャンを目指して芸能界に入るも、セクハラを訴えたことで強制引退となった沙也加は、詩織やバーの友人とともに名前を伏せてガールズバンド「The Mints」として活動していたという。「自殺なのか突然死なのかはわからない」と圭司から教えられた沙也加は、「さやかとケンカしたせいかな、胸が苦しくて死にそう・・・。」という詩織との最後のメッセージを読み返し涙するのだった。

「なぜ詩織は死の直前にデータ削除を思い直したのか?」詩織はその見せたくないデータを、死を覚悟した時、残された人に開けてほしいと思ったのではないか?こうして削除依頼されていた詩織のデータを確認した二人は、両親を呼び、詩織が削除依頼をしていたスマホ内の動画を見せる。そこには、詩織が親友の沙也加や「bar GAFF」で知り合い、家族同然の付き合いをしていた友人たちだけで行なった「生前葬」の映像が残されていた。詩織は死を悟った時、自分が幸せに暮らしているその姿を、両親にも見て欲しくなったのではないか?この事実を知った詩織の両親は「bar GAFF」を訪れ、沙也加たちに娘のことを教えて欲しいと頭を下げる。そんな二人に沙也加は「詩織を生んでくれてありがとう」と笑顔で伝えるのだった。

詩織の両親が真実を知ることができてよかったと喜ぶ祐太郎だったが、圭司は自分が詩織の立場だったら、その動機は「復讐」だったかもしれないと話すのだった。

第2話のゲストキャストと登場人物

宮内詩織(コムアイ)「dele. LIFE」の依頼人。正体不明の音楽ユニット「The Mints(ザ・ミンツ)」で作曲を担当していた。本当の音楽を作り続け、圭司が稀有な存在だと高く評価するユニットで、表向きは「ガールズバンド」として活動している。ガールズバー「bar GAFF」で働き、そこで出会った沙也加と音楽を諦めかけたという共通点を持ち仲良くなる。「The Mints」のメンバーやバーで知り合った友人達と生前葬を行なっており、それは詩織の中では新しく生まれ変わった自分で生きていくという決意だった。死の間際に「dele. LIFE」に削除依頼をしていたスマホ内の「生前葬の映像」を削除しないでして欲しいと書き残す。半年ほど前にエンディングノートを作りたいと舞の法律事務所に相談にきていた。ただ漠然と「25歳になったらエンディングノートを書こう」と思っていた。エンディングノートの内容は1、葬儀をしないこと。2、銀行残高はユニセフに寄付すること。3、サボテンを欲しい人にあげること。
春田沙也加(石橋静河)ガールズバー「bar GAFF」で働く、音楽ユニット「The Mints」メンバー。作詞を担当。ミュージシャンを目指して芸能界に入り、グラビアからキャリアをスタートするも、関係者から受けたセクハラをSNSで告発する活動をするが、逆に強制引退させられる。そのことから舞の法律事務所に相談し、セクハラした男や所属していた事務所を相手取り裁判を起こし示談金で解決していた。詩織とは、死の間際にケンカをしていた。
宮内正路(中村育二)東都フィルハーモニーの指揮者。古風な考えの詩織の父親。
宮内康子(辻沢杏子)詩織の母親。
管理人(内藤トモヤ)詩織の住んでいたマンションの管理人。

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ドラマ【dele】第3話ネタバレあらすじ

坂上圭司(山田孝之)の留守中、真柴祐太郎(菅田将暉)が直接「dele. LIFE」にやってきた浦田文雄(高橋源一郎)から受けた依頼。それは死後にコピーしたデータとともに、バラの花を江角幸子(余貴美子)という女性に渡して欲しいというロマンチックな依頼だった。三日後「モグラ」に送られてきたのは浦田が死亡した事によるデータの削除通知。死亡確認に向かった祐太郎は、浦田が経営していた「みなと写真館」で謎の男(友寄)が浦田のパソコンを持ち去るところを目撃。さらに、数日後には、江角も突如姿を消してしまう。坂上舞(麻生久美子)の協力や、祐太郎、圭司の調査の中で浦田が公安から江角の監視を指示されたスパイであること、さらに、江角の恋人が、かつて「官庁爆破事件」を起こした過激派グループのメンバーで、現在も逃亡犯の五島卓(小橋賢児)であることが明らかになる。

江角が頻繁に閲覧していた写真投稿サイトには、「百万本のバラ」という五島のアカウントで、二人が年に一回極秘に落ち合っていた場所と待ち合わせ時間の証拠が残されていた。全てのことを知りながらも公安に報告をしていなかった浦田は、その秘密を最後まで明らかにせず、公安が江角への監視を打ち切ったことをきっかけに命を絶っていたことが明らかになる。

自分が浦田に監視されていることに気づいていた江角は、浦田が自害したことに心を動かされ、逃亡資金を援助していた五島との待ち合わせを公安に通報する。

「私も、もう、終わりにします・・。」かつて爆弾事件を起こした麹町西公園をその待ち合わせ場所に指定した江角の前で、五島は公安に連行されて行く。その一部始終を見ていた祐太郎。五本のバラとともにデータを渡す時、浦田は「寂しい人生ではなかった」と江角に伝えようとする祐太郎。しかし、江角は人差し指を祐太郎の唇に当て言葉を遮り「ありがとう」と言い残し、自らの意思で公安に連行されて行くのだった。

第3話のゲストキャストと登場人物

江角幸子(余貴美子)「dele. LIFE」の依頼人・浦田文雄と同じ街で「カモメ理髪店」を営む理容師・店主。親の死を機に跡を継いでから28年、ずっとひとりで暮らしている。|18歳で代々木の理容学校での寮生活に入り、卒業後インターンとしてホテルの理髪店で2年間働く。そこで五島卓と恋人となり、それ以来公安警察の監視対象として「カモメ理容室」で働き始めた1990年頃から浦田に監視される。10年前の2008年頃から五島卓と写真サイトに投稿される写真を通して密会を繰り返し、五島の逃亡資金を援助していた。浦田に監視されて居る事には気づいており、浦田の自殺をきっかけに五島との腐れ縁に終止符を打つ。浦田が入水自殺をした5月9日に「百万本のバラ」のアカウントに、五島との最後の密会場所となった「麹町西公園」の写真を投稿する。

浦田文雄(高橋源一郎)江角幸子と同じ街に暮らす、「みなと写真館」の店主。「dele. LIFE」を訪れ、自分の死後、あるデータを削除する前にコピーし、バラの花と一緒に幸子に届けてほしいと依頼する。その後、海に飛び込んで自殺。|1951年生まれ。67歳独身。親の死後写真館を継ぎ、公安の天下り先「大和調査会」から月三万円を支給され、カモメ理容室に盗聴器を仕掛け28年間にわたり江角の監視をしていた。そっちの業界用語で「S(スパイ・協力者)」。江角が五島と密会していたことを公安には伝えずにいた。監視記録に記されている「花屋来る」は五島が写真サイトに密会場所の写真を載せたことを意味する。時代遅れの監視方法のため監視打ち切りとなった。監視する江角の人柄に触れ、独り身でありながらも寂しいとは考えていなかった。顔見知からは「写真館さん」と呼ばれている。保存していたファイル名は「esu」

浜口(久保晶)みなとまち商店街振興組合長。年々寂れて行く商店街を憂う老人。耳が遠く目も衰えている。江角とも仲が良く商店街を長年見てきた生き字引。
五島卓(小橋賢児)64歳。「爆弾闘争の革命」を標榜した過激派グループのメンバーで強盗致傷として指名手配されている。1975年に麹町西公園で起こした「官庁爆破事件」に関わり、この頃江角と知り合い恋愛関係になる。写真サイトに「百万本のバラ」と言うアカウント名を持ち、投稿した写真を通して一年に一度江角と密会していた。写真投稿の一週間後の、写真が投稿された「時間」が待ち合わせの日時。2018年5月9日江角が投稿した写真通り、一週間後待ち合わせ場所に向かった所、43年間逃亡に成功していたが、江角から通報を受けていた警察に逮捕される。裁判中の共犯者が海外逃亡したため、裁判が続いている状態とみなされ時効がなかった。(公訴時効停止)
興信所の男(友寄)浦田の死後、浦田のパソコンを回収した男。大和調査会京浜支社勤務。大和調査会は、表向きは興信所だが、地方警察公安担当の天下り先として機能している。大和調査会京浜支社は、五島の恋人だった江角の働く理容室の近くで写真館をする浦田に、毎月3万円を振り込み江角の監視をさせていた。

ドラマ【dele】第4話ネタバレあらすじ

老朽化による取り壊しで退去勧告の紙が張り出されるアパートの一室。死を悟った日暮裕司(野田 洋次郎)は、吐血しながらもパソコンに向かい文章を打っていた。

遺書のような文面のメールが、依頼者の一人・日暮から送られてきたことから死亡確認に向かう坂上圭司(山田孝之)と真柴祐太郎(菅田将暉)。「今回は特別だ」といつになく積極的な圭司。二人はボロボロのアパートの一室で息絶えている日暮を見つけ、机に倒れ伏していた日暮の手にはどこかの家の絵と女性の写真が握られていた。そこへ様子を見にきた大家に目撃された二人は、不法侵入として警察に連行されてしまう。日暮の死因が末期の肺がんであることがわかり坂上舞(麻生久美子)とともに警察から帰る二人だったが、圭司は日暮がかつて一斉を風靡したサイコメトラー(霊視能力者)であり、自分の憧れのヒーローだったという。25年前のテレビ番組で失踪した母を探して欲しいという松井美香(松本若菜)の依頼を受け霊視をした日暮だったが、その霊視は当たらず、その後週刊誌の記事をきっかけにマスコミの前でディレクターの指示による「やらせ」があったことを認めた日暮少年は、そのバッシングがきっかけで完全に忘れ去られ、過去の人となっていた。

火葬場に向かった二人はそこで、かつて日暮とともに暮らしていた叔母・日暮恵子(円城寺あや)に話を聞く。恵子の話によると日暮の父は借金を抱え自殺、母親は「悪魔を産んでしまった」と、日暮の能力を恐れ縁を切っていたという。このままで終わりにするわけにはいかないという祐太郎はかつての番組ディレクターを訪ねるが何も話したくないと一方的に拒否されてしまう。そんな最中、圭司のリサーチにより母親探しを依頼した少女・美香のいどころが明らかになる。35歳となり近くに住む父親とも頻繁に会い、娘、夫とともに幸せに暮らす美香は、日暮が残したデータの絵の建物が、かつて家族で行ったことがある水族館に似ているという。さらに、ひと月ほど前には、人見知りな娘・松井沙羅(落井実結子)が、日暮に似た人物に手を振っていたことがあるという。そして、日暮に霊視をしてもらった当時、母がすでにこの世にいないことを霊視で知った日暮が、その真実を隠し嘘の絵を描いたのではないかと考えていた。

こうして日暮が残した文章の「彼女」が美香のことだということが明らかになるが、残されたデータと最後に日暮が書いていた家の絵の謎はわからないままだった。美香が見覚えのある水族館が20年前に全面改装をしていたことを突き止めた二人はすぐに水族館へ向かう。するとそこから見えたのはデータに残された絵の風景で、導かれるままに車を走らせる二人は描かれた風景と全く同じ場所を次々と通過していくのだった。日も沈み残り二枚となった頃立ち寄ったレストランで、サイコメトラーのような超能力は「怪しげなもの」という疑いが薄れ、霊感や魂が本当にあるのではないかと思い始める祐太郎は、スプーンに向かって念をかける。するとスプーンは完全に真っ二つに折れ曲り目の前で見ていた圭司は突然の出来事に激しく驚く。そこにやってきたマスターは、二人が持っていた絵の一枚が現在は閉鎖されているかつてのキャンプ場だという。こうしてキャンプ場に向かった二人は、残りの絵に描かれた「瓶」を探すために森の中に分け入っていく。森の中で何かに導かれるように歩みを進める祐太郎に背負われる圭司は、祐太郎が森の中に「瓶」を見つけた時、視線の先に死んだはずの日暮の姿を目撃する。こうして二人は、雨が降りしきる中「瓶」の下を掘り始め、そこに遺体を発見し、さらに祐太郎は近くから「ケース」を見つけ出すのだった。

「遺族や会社の名前は出すな!」と刑事に言い放つ舞の思いとは裏腹に、25年前に失踪した母の遺体が見つかった事実は公になり、マスコミでは「掌を返したように」大きく好意的に報道される。

その頃、祐太郎と圭司は美香の父・松井重治(矢島 健一)の元を訪れ、遺体の近くで見つけた「ケース」を渡す。それは重治の名刺入れだった。すると重治は当時のことを二人に話し始める。当時仕事に追われ余裕の無くなっていた重治は、美香が林間学校で不在の時、日頃の不満を喚き立てる妻の恭子(小出奈央)を振り払った際、飛ばされた恭子は打ち所が悪くそのまま息を引き取ってしまった。事故ではあるが一人残される娘のことを思い遺体を埋めようと必死に車を走らせた重治。そのとき車で走り重治が見た風景こそが、霊視した日暮が見ていた景色だった。

こうして遺体を埋めた重治は徐々に罪悪感に苦しめられるようになり、日暮の霊視で真実が明らかになることに覚悟を持って臨んでいた重治だったが、日暮が真実を隠したため、その後は、娘を幸せに育てることだけを自らの使命として生きてきたという。「僕たちはそれを届けにきただけです」きっと日暮は、美香とその家族が幸せに暮らすことを望んでいるはずだと伝えその場を後にする圭司と祐太郎。

こうして日暮から依頼されていたデータを削除した圭司だったが、日暮が最後に書いた家の絵が気になり、墓参りの後にその場所へ向かってみるのだった。そこは日暮の実の母が暮らす家だったが圭司は母に会わずに帰ろうという。「俺たちが忘れなければ、日暮が二度死ぬことにはならない」。二人が立ち去った後には、二人に向かって深く頭を下げる日暮の姿が見え、母の暮らす様を見ている彼の表情はとても穏やかだった。

第4話のゲストキャストと登場人物

日暮裕司(野田洋次郎)10歳の裕司(蒲田優惟人)「dele. LIFE」の依頼人。飛び抜けたサイコメトリー能力を持つ天才超能力少年として、かつて一世を風靡した。まだ10歳だった25年前、行方不明になっていた松井美香の母の居場所を霊視しようとして失敗。世間から猛烈なバッシングを受け、メディアから姿を消した。「dele. LIFE」には、数点の絵を格納したフォルダの死後削除を依頼していた。|「人は二度死ぬという。一度目は肉体の死を迎えた時。二度目は誰からも忘れられた時。だとしたら、僕はもうすぐ訪れる肉体の死より先に、一度死んでいることになる。僕のことなどもう誰も覚えていない・・・・それでいい。呪われた力を持った僕は、誰からも顧みられることなく、この世から消えた方がいい。そう思う一方で・・・・あれまで消えてしまうことが正しいことなのか。僕にはわからない。あの時はそうすべきだと思った。その後の彼女の幸せな暮らしぶりを見ても、あの判断は間違っていなかったはずだ。でも本当にそうなのか?僕にはもう何もわからない。」「vision」という霊視したいくつかの絵が保存されたPDFファイルの削除依頼を「dele. LIFE」にしていた。「彼の能力は本物だ。最初はみんなそれを面白がった。だが次第に怖くなった。自分たちの常識で説明ができないからだ。だから難癖をつけて社会から抹殺した。魔女狩りの時代から人は変わっていない。」父は借金を抱え自殺をし、その後、叔母の恵子のもとで2年間過ごす。母親は自分は呪われた子・悪魔を生んでしまったと裕司の能力を恐れ縁を切っていた。死のひと月ほど前に松井美香の家を訪れ美香が幸せに暮らしている様を知っていた。その後遺書のような文面を「dele. LIFE」に送信し、霊視して見た母の暮らす家の絵を書いている途中で息絶える。母探しを依頼した美香の実の父が母を殺した犯人であることを事実を美香に伝えず、わざと関係のない絵を描いた。そのことからマスコミにバッシングされ社会から追放され、一時叔母に引き取られるも、ひっそりと暮らして生きた。

松井重治(矢島 健一)松井美香の父。25年前、美香が失踪した母の捜索を日暮裕司に依頼。彼女に付き添い、テレビの超能力特番に出演した。現在は定年退職。近所に暮らす美香夫妻やその娘と仲睦まじく交流しながら、悠々自適な生活を送っている。|25年前に些細な喧嘩から妻を殺害してしまい遺体を隠すために明方山キャンプ場に遺体を埋め、翌日に失踪届けを出す。その後、罪悪感に苛まれ、娘の願いで日暮の霊視番組に出演するが、真実は公にならず、以後娘の幸せのために生きてきた。

松井美香(松本 若菜)10歳の美香(菊池麻衣)25年前、テレビ番組を通して日暮裕司に、失踪した母親を探してほしいと依頼した人物。現在は結婚して一女をもうけ、幸せな家庭を築いている。日暮の霊視に関してはこの25年間ずっと、何やら思うところがあったようで…!?|日暮は、母がすでに死んでいることを隠すために嘘の絵を描いたのではないかと思っていた。全面改装される前の内房のファミリー水族館の外観を覚えていた。ひと月ほど前に娘が手を振っていた見知らぬおじさんの後ろ姿を見て直感的に日暮だと感じた。日暮のことを一度も疑ったことはなく、番組の日に、日暮が母が死んでいることを見ていたと確信していた。

松井沙羅(落井実結子)美香の娘。人見知りだが、祐太郎と日暮には手を振って心を開く。
松井恭子(小出奈央)美香の母。重治の妻。林間学校で娘が不在だった時に夫に日頃の不満を爆発させ、その時に突き飛ばされ命を落とす。
日暮恵子(円城寺あや)2年間面倒を見たことがある叔母。裕司の父の妹。日暮の火葬に立会い、お骨は兄と同じところに入れる。火葬場で友人に電話してお金を無心する。
鎌田直樹(佐藤貢三)常務取締役に昇進した25年前当時の日暮が出演する番組のディレクター。かつて日暮が体調が悪く霊視ができなかった時にやらせをしたことが週刊誌にスクープされ、以後、日暮とは連絡を取っていなかった。
マスター(内野智)圭司と祐太郎が立ち寄ったレストランのマスター。二人が持っていた絵を見て明方山キャンプ場を教える。そのキャンプ場には子供とともによく遊びに行っていた。
刑事(宮川浩明)圭司と祐太郎が発見した遺体の件を担当する刑事。超能力のことを疑っていて
圭司と祐太郎が犯人ではないかと疑っていて舞に「会社の名前は絶対出すな!」と釘を刺される。が、のちに全てをマスコミにリークする。
刑事(松井ショウキ)松井美香と連絡をした刑事。DNA鑑定を依頼されたとことを伝える。
大家(諏訪太郎)日暮の暮らしていた「あかし荘」の大家。日暮の部屋で圭司と祐太郎を目撃して警察に通報する。

<次のページ>第5話〜最終話のネタバレ

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