ドラマ【anone(あのね)】第7話ネタバレ感想。水口監督が広瀬すずを絶賛する理由。第1話からあらすじ振り返り。

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2018年1月から放送のドラマ【anone(あのね)】

坂元裕二脚本作品の持つ、現実に近い感覚がじっくりと観るものに入り込んでくる、親しみや温もりの感じられるドラマです。

偽札騒動から偶然同居することになったハリカたち。

犯罪とはわかりつつ、それぞれに偽札造りに関わることになる経緯が悲しみや癒しとともに描かれた、第7話でした。

ここでは、ドラマ【anone(あのね)】の第1〜7話のあらすじと、これまでの感想をネタバレで紹介しています。

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ドラマ【anone(あのね)】第1〜7話ネタバレあらすじ

第7話のゲストキャストと登場人物紹介はこちら

ドラマ【anone(アノネ)】第7話ゲストキャスト登場人物の過去の経緯や事件ネタバレ。

ガン宣告で余命半年と診断され、会社に「殺された」親友を目の当たりにした舵、家庭不和を乗り越えることのできなかったるい子、血の繋がらない夫の浮気相手の娘を我が子同然に育てるも、返ってその事が娘に深い悲しみを与えてしまった亜乃音。そして、幼少期から親に捨てられて育ったハリカ。

理市もまた、起業した会社から追い出された過去を持ち、かつて見た「完璧な偽札」を再現することを犯罪行為とも思わず、策略を張り巡らし、4人を「完璧な偽札造り」に誘い込むのでした。

「普通の19歳の生活を送ってほしい」という亜乃音の願いから、理市から偽札の作り方や、その後の現金化の指導をハリカ抜きで受ける、るい子、舵、亜乃音たち。犯罪に手を染めながらも、「難病を患う彦星を助けたいなら真っ当に働いてお金を稼ぎなさい」とハリカを戒める亜乃音。

その言葉を守り深夜の高時給の仕事を新たに始めたハリカは、亜乃音の家に戻らず働きづめの日々を過ごすが、久々に戻った亜乃音の家で舵と理市が偽札製造を行なっているところを目撃したハリカは自ら進んで偽札製造に関わろうとする。そして亜乃音はそんなハリカに激しく反対し二人はもみ合いになり、お互いの気持ちをぶつけ合うのだった。

「普通の19歳の生活はいらない」と言うハリカに、ハリカのことを我が子のように「勘違い」してしまったことを謝る亜乃音。それでもいざという時は「母親のように振舞わせてほしい」と願う亜乃音を、ハリカは受け入れるのだった。

そんな最中、亜乃音は勤務先の弁護士・花房に、製造途中の偽札を誤って渡してしまい、お昼休憩に昼寝をしているすきに花房の財布の偽札と、本物ののお札を入れ替えるが、花房は寝たふりをしており、亜乃音の行動を不審に思い始めていた。

そして、妻に隠していた偽札製造の作業場を偶然発見されたしまった理市だったが、その頃、亜乃音たちは練習として作っていた「偽千円札」の製造に成功し、喜びを噛み締めていた。

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ドラマ【anone(あのね)】第7話の感想。広瀬すずの演技の「ふくよかさ」の源泉

前半は登場人物のそれぞれの過去をじっくりと描いていたために、主人公である広瀬すず演じるハリカの存在感が薄れていたような印象がありました。

決してそれが悪いと言うことではありませんが、7話になってようやくハリカの葛藤が明確になってきたように思います。もちろん、それぞれの過去がなければそのハリカの葛藤もだいぶ薄れてしまったことでしょう。

そう言う意味で、ハリカを演じる広瀬すずの演技が光る第7話だったのではないかと思いました。

人は不完全です。

誰でも必ず一つは「弱み」を持っているもので、田中裕子演じる亜乃音は、ついつい「自分の子供のように愛を注いでしまう」と言う弱みを持ち、それによって、夫の不倫相手の娘だった江口のりこ演じる玲を深くかなしませてしまい、今度は同じことをハリカに押し付けてしまうと言うのが、亜乃音の悲しみとして描かれました。

普通の幸せを願う亜乃音と、普通の幸せを願っていないハリカという対立を、見事に表現したシーンが、このシーンでした。


亜乃音「何もしてないよね?今、何もしてなかったよね?あなたここで何も見てないし何も・・・。」
ハリカ「やったよ。磁気インク塗るの教えてもらったし、やった。」
舵「すみません僕が・・・。」
ハリカ「私が、手伝いたいって言ったんです。私も一緒に作らせてって言ったんです。」
亜乃音「もう〜!(といってハリカの肩を掴んで強く揺する)あなたまだ19、まだ19なの!楽しくていいの、自分が幸せになること考えていいの!おしゃれしたり、友達と買い物行ったり、カラオケ行ったり、デートしたり。あなたと同じ年の子達は、そういうことしてるの。あなたもそれでいいの。楽しくていいの!もっと自分が楽しく生きることを考えなさい!」
ハリカ「ありがとう亜乃音さん。・・・おしゃれ?」
亜乃音「そう!」
ハリカ「カラオケ?」
亜乃音「そう!」
ハリカ「デート?」
亜乃音「そう!」
ハリカ「そういうのステキだね。ステキだなって思う。」
亜乃音「でしょ?」
ハリカ「でもね、私にはいらない。欲しかったこともないし、これからもいらない。そういうのいいの。ごめんね亜乃音さん。私もう19だから、自分のしてることわかってるよ。でもね・・・。お金ないとダメなんだよ。頑張ってって思ってるだけじゃ助けてあげられないんだよ。いいことしても大事な人が死ぬんだったら、悪いことしても生きててくれる方がいいの。そうしたいの。それで一生牢屋に入ってもいいの。・・・絶対にね、本当に守りたいって思う約束ってそんなにたくさんないと思うんだよ。生まれてきて一個あればいいかなって。私はねしたの、また、もう一回流れ星見ようねって。ひこぼし君と約束したの。私はそれを守るの。だから他のことはもういい。もういらない。いらないの。」


もちろん田中裕子の演技もすごいんですが、広瀬すずの演技も、どこにも演技という感覚がなく、ただ「自分の幸せを願わないハリカという人物がそこにいる」という、最高の演技だったとおもいます。

自分だけの幸せを願わないことはいいことだとは思いますが、やはり自分も幸せになってこその他人の幸せでもあると思うので、そのあたりを今後どう描かれるのかも気になるところです。

そして、第7話でもっとも涙無くしては見れなかったであろうシーンがこちら。


亜乃音「さっき無理やり引っ張ったから手痛く無かった?」
ハリカ「亜乃音さんも、転ばせちゃって」
亜乃音「ごめんね。私またついつい勘違いしちゃったりして。あなたのお母さんになった気分になちゃって。またね勘違いして、自分の子供みたいに思っちゃって。悪い癖。(顔を伏せて泣き出すハリカ)どうした?うん?どうして泣いてるの?ハリカちゃん。(ハリカの手を握って)・・・大事な約束してたんだもんね。そうだね。あなたの好きにしなさい。」
ハリカ「ありがとう」
亜乃音「その代わり、私にも好きにさせて。もし何かあった時は、私がお母さんになってあなたを守る。偽物でもなんでも私があなたを守る。だからあなたは、私のそばにいて。私のそばから離れないで。」
ハリカ「(激しく泣いて、頷きながら)離れない。」


自分がこういう状況になったことがないので、現実にそういう環境に自分がいたらどういう行動をとるのかはわかりませんが、エンターテイメントとしては、本当に感動的です。

人は誰かを愛したい生き物(主に男性)でもあり、同時に愛されたい生き物(主に女性)でもあるということが、身にしみて感じられるシーンでした。

愛せる対象ができるから、子供を持った人は「親バカ」になる。でもそれは同時に、子供を「束縛する」危険性もはらんでいる。

本当の愛に辿り着いて欲しいと願います。

それにも増して、様々に配信されている撮影現場の様子を見ていると、「anone」チームの雰囲気の良さがひしひしと伝わってきます。

いい演技をすることは、撮影の現場で、そこで働く人たちの信頼関係ができていることもとても重要なのかと思いました。数々のインタビューや広瀬すずのLINEライブなどからその様子を知ることができるので、ぜひチェックして見てください。

だからこそ、亜乃音の自宅の食卓の四人のシーンなどの和気藹々とした幸せそうな雰囲気が生まれるのでしょう。それもこれも、水口監督や坂元さんを始め、撮影に関わる人たちのチームの力なのでしょうね。

そんな中から、監督の水口さんのインタビューでの発言を、最後にご紹介して終わりたいと思います。

コメディ演技は阿部さんから、観客に媚びないトーンは小林さんから、全身全霊を現場に捧げる姿勢は裕子さんから、

ときに盗み、ときに学び、表現者としてふくよかになっています。

そんな広瀬すずの姿をしっかりご覧ください。

参考サイト:「単純なホームドラマにするつもりはない」──水田伸生監督が明かした『anone』の裏側|citrus

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